2012/01/23

ワーホリ 部屋探しの方法 後編

(ワーホリ 部屋探しの方法 前編はこちら)

というわけで、2、3気になる物件を絞りました。バンクーバーに着いてまず初日に携帯を購入した現代っ子のわたしですが、これは間違っていなかったのです。携帯なきゃ家主に連絡とれないからね。募集広告には電話番号が書いてあるので直接電話をかけます。craigslistはサイト経由でもメールできるんだっけな。

が!!!!!!しかし!わたしは本当に英語が全然喋れないのです。いや、本当に! これが最大の悩みなんですが、独学猛勉強で大学受験をしたので読み書きはわりとできるほうなのです。しかしこれが独学派最大の弱点で、、人に勉強をみてもらったことがないのでコミュニケーションが一切できないのです。一応大学は国際系の学科で毎日英語の授業ばっかりだったのに、4年間最後まで少しも改善せず。しかも電話で話すのは面と向かって話すのよりずっと難しい。仕方ないので「一応電話番号はこれだけど、英語を話すのがまだ苦手なので申し訳ないがメール連絡にしてくれないか」とメール(電話番号でSMSを送ることもできるのだ)。ああ、屈辱的。って、書いたのにもかかわらずガンガン電話がかかってきてもうパニック。あのー、わしのメール全部読んでくれた?結局電話一度も出れずシカト。家主さんごめんなさい。アホや…アホや…出ろよ、とりあえず。でも手が震えちゃって出れなかった。あ、それは携帯のバイブのせいか。

そんな中、一番いいなと思っていたところの家主からすごく丁寧なメール。「早速あした見においで。ほい、これアクセス方法。」メールに簡単な自己紹介として「3日前にバンクーバーについたばかりの日本人女24歳です、英語あんまりわかりません」と書いたせいか、詳細すぎるほど詳細にアクセス方法を返信してくれました。「何番のバスにのって、あ、同じバス停に何番っていうのもくるけどそっちじゃないから間違えないで。バスの右側の席が取れるとよいよ。景色がいいからね。ちょっと遠いけど心配しなくて大丈夫だよ、左手にガソスタが見えてきたら…(以下略)」という具合に。しかしいくらメールが親切でも相手が男なのか女なのか若いのか年寄りなのかもわかりません。内見に行ってそのまま乱暴された、という例もあり、女子は必ず付き添いをつけましょうと言われていますが、わたしにはまだ友達が一人もいないので仕方なく単独潜入。もうこのへんは親に言えなかったよ。。。今日死ぬかもねって。ははは。たまたま大丈夫だったからよかったけど普通は絶対ダメだと思うぞ。でも本当は大丈夫な気がしてた。理由?ない!直感だよ、直感。

そんなこんなで物件に到着。メールの通り来たから迷わなかったし思ったより近かった。コンコンすると出迎えてくれたのは小太りのかわいいおっさんSim。「ハーイ!コンニチハ(日本語)。君がChihiroね、ナイスチュミーチュー。」そっから部屋の中を案内してくれたんだけど緊張しすぎてガッチガチ。「オー」「ナーイス」しか言えず。シェアメイトのお姉さんがちょうど部屋から出てきて紹介してもらった。お姉さんいるから大丈夫やろ。シェアメイトはさらに二人、ちょうどわたしと同い年くらいの中国人の女の子がいるらしい。一応聞きたいことのリストとかあったけどそんなのは全部忘れた。聞かなくても全部Simが説明してくれたし。「過去に日本人の女の子も何人かいたよ。だから慣れてるの」「なんか君ここに住みそうな気がするよ。家賃ちょっと安くするし。で、どうなの?住むの?住まないの?」て、いきなり言われても…。「すごく気に入った。しかしこれが本当に一番最初の物件なんでわからない。ちょっと考えさせて」と伝える。「おっけー、他にもけっこう候補者いるから早く連絡してね。でも、なんか君やっぱここに住みそうな気がするよ!」そう言われるとなんかそんな気もしてきた。

で、「帰りがてらこのあたりを案内するよ。この辺は本当治安いいから安心して。ここがスーパー、あんま安くない。遠いけどあっちが安い」とかなんとかさんざん散歩させられる(させてもらう)。なるほどたしかに治安はよさそう。郊外の住宅地という雰囲気で、子供やワンちゃんも多い。Simはずっとこの辺に住んでるらしくて近所の人が何度も「よっ、調子どう?」と声をかけてきた。バス停まで送ってもらう。帰りのバスの中で「もうここに決めちゃお」と考えていた。一軒目なのに!でも最初に住むには理想的な環境なんじゃないかな。別に「留学生大歓迎」とか書いてあったわけじゃないんだけど、偶然そういう家だった。留学生慣れしてるオーナーのほうがいいよね。「リビングが2つと庭が2つあるからパーティはよくするし、友達もどんどん呼んでいい。いろんな人に会うといいよ」って言うし、日本語を喋る人は誰もいないから英語の勉強になる。最低契約期間は2ヶ月なので、2ヶ月住んでみていやだったら引っ越せばよいのだ。わたしの部屋には2月1日までは他の人が住んでるけど、ホステルの予約が切れてからの一週間はタダでリビングを使っていいって。こんな物件なかなかないよ!奥さん!自分のヒキの強さにびっくり。

帰って「ここに決めた」とメールしようと思ったら先にSimからメールが来てた。「今日はどうもね。これバンクーバーのオススメ観光リスト。」こんなかんじで時々メルマガみたいにバンクーバー基礎情報を送ってくれる。次の日さっそくデポジット(敷金)を払いに行った。「君が戻ってくるってわかってたよ」とSim。そうそう、。直接交渉だから礼金なんかないよ。デポジットは家賃の半額くらいで、退居するときに何もダメージがなければ返ってきます。Simは「お金が発生したときは必ずレシートを発行するからね」と念をおした。これは大事だ。あと契約書もちゃんと書きました。このあたりは家主によって完全に口約束のところもあるらしい。信用できる人ならいいけど、それでもお金のことはちゃんとしないとね。支払いは小切手を使うところも多いけどうちはキャッシュだ。小切手とか意味わかんないからちょうどよかった。こんなかんじで契約完了。バンクーバーに着いてわずか4日目のことでありました。ここまで全てネットの情報だけを頼りに自分やったから、盛大な勘違いが含まれている可能性は十分あります。何もなきゃいいけど…はらはら。相談できる人なんかいないからね。いることはいるんだけど、そんなこんなで相談なんかしてるうちに現地日本人コミュニティに巻き込まれていく事だけは避けたかった。一度楽な事したらもうトコトン楽しようとする自分の性格がわかっているから。

生まれて初めての部屋探し、成功したかどうかはわからない。結局住んでみないとわからないよね。もしかしたら住んでみてすごいいやな思いするかもしれないけどとりあえず火曜に引越しです。たのしみ!引っ越したら写真でも載せよう。

ところでなんでこんなにバンバンブログを更新できるかというと、友達がいないし雨季で雨ばっかりだしすぐ暗くなるから一人で出かける気にもならず、ずっとホステルにいるからなんだよ。ノートパソコン持ってきて本当によかった。
じゃ、またねー

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