バンクーバー在住6年目、世界を股にかけるフリーターちひろうさぎの日記と映画レビュー。

2015/04/22

Happy420 マリファナデー in Vancouver


実はヴァンクーバーは「ヴァンステルダム」とも呼ばれ、アムステルダムと並ぶほどのマリファナ天国です。毎年4月20日(フォー・トゥエンティー)のお祭りには地元民はもちろん世界中から愛好者が大集結。今年は20周年の節目ともあって過去最大規模の2万人の動員を記録したそう。ダウンタウンのド真ん中、Vancouver Art Garelly前の特設ステージでバンド演奏があり、そこらじゅうでゲリラ的なパフォーマンスがあり、午後4時20分になれば全員が一斉に深呼吸し、一帯の上空が白く煙る様子はまさに圧巻であります。

Vancouver 420 公式サイト

わかるかな?モクモクしてるの

わかりやすい拾い物の画像



ところ狭しと並んだ250あまりの出店ブースでは堂々と葉っぱやクッキー、パイプやアクセサリーを販売しております。ステージ上のバンドがジョイント(マリファナの巻きたばこ)をバラ撒くパフォーマンスも。日本人とおぼしき若い子たちがクッキー買ってるのとか見かけたけど大丈夫かいな?大麻を食べるのは吸引するよりずっと強力で危険だゾ。カナダにお子さんを預けた親御さんなんかビックリしちゃうと思うけど、こちらではマリファナは本当に身近なものです。これはもう事実なんで仕方ない。もちろん不良の若者だけじゃなくて、真面目な若者も大人もお年寄りも当たり前に嗜むものです。

ちなみにカナダでは未だに違法です。おとなりアメリカ各州では続々と医療用、娯楽用大麻の合法化が進んでいるというのに遅れてるなあ。今年のバンクーバー420はとくに合法化目指して選挙に行こう!という政治色が強かったように思います。まあ見てわかるように今も事実上合法で、公共の場で使用していても捕まったという話はまず聞かないね。その代わり公共の場で飲酒したら即捕まります。おかしな国やー。友達によれば、お酒は人を攻撃的にするので取り締まらなければならないが、反対にマリファナは人をおとなしくさせるので放っておいてもいいというスタンスなのではないかということです。そしてアルコールは依存性が強い上に深刻な健康被害を及ぼす最低のドラッグだというのはずっと前から科学的に証明されているのに対し、大麻はやはりずっと前から健康促進や医療目的で使用されてきました。一説によると紀元前2700年の中国で既に漢方として処方されていたらしい。二日酔いから、風邪から、リウマチやガンにまで効いちゃう万能の薬!日本では大麻を薬物と同じように考える人が多いけど、1000倍くらい危険なお酒の害には無関心な人が多いのが不思議ですね。

ここまで肯定的に書いてきたれどわたしはマリファナを一切やりません。。。においが苦手で気分が悪くなるからね。あと顔の周りに火を近づけるのが嫌いという単純な理由もあり。だからタバコも吸わないけど、その代わりにこの7年間一度も休まずに浴びるようにお酒を飲んできました。二日酔いじゃない時なんかほとんどない。個人的には大麻合法化については必ずしも賛成というわけじゃないんだけど、シラフで生きるにはつらすぎる人が救われるならそれでいいんじゃないかなーとは思います。お酒や他のドラッグや処方薬よりも安全な選択がひとつあったら、いいよね。

マリファナ自体は苦手だけどそのカルチャーは大好きなのでお祭りは毎年参加してます。誰もがハッピー。酔っぱらいと違ってみんなすごくリラックスしていて優しいの。目が合ったらニッコリ笑顔で「Happy 420!!」ぎゅーっとハグもあちこちで。知らない人でも自然にジョイントを回してくれるシェアの精神もいいですね。わたしはスっと遠慮するけど、お酒みたいに強要なんか絶対されない。


ちなみにセビくんもマリファナやらない派です。ほんとに珍しいカップルだねー。彼の家族はみんなやる派なので「あんたたち、今日は我が家の代表として胸張って行ってらっしゃいね」と送り出された。彼は彫刻をやっているので近い将来ブースを出せたらいいな。



地元の盆踊りのごとく待ち合わせしてないのにがんがん友達に会えるのもこの420のいいところです。同窓会のようだ。うわ…今思ったけど元カレに会わなくてよかったー


去年はたしか雨で肌寒かったんだけど今年はギンギン夏日でばっちり。いつのまにか出来てた噴水で足パシャしながらふにゃふにゃ踊った。あー幸せ。バンクーバー、アイラブユー!大砲のような巨大ジョイントをぶっぱなす人々を尻目にわたしとセビは水筒に入れたワインをコソコソすすっておりました…肩身せまい…


それにしてもすごい人ー。バンクーバーってこんなにいっぱい人住んでたのか!

2015/04/19

BCPNPで永住権を取るの巻①ノミネートまで

※この記事を書いたのは2015年4月です。ビザ、永住権の仕組みは頻繁に改訂されます。常に最新の情報をCIC公式ウェブサイトでチェックしましょう

片道切符でひとり東京を去ったあの日、自分自身も周りももうわたしは帰らないと気づいていたかもしれない。はじめてバンクーバーの地を踏んでから3年。行き当たりばったりでなんだかいまだにここにいて、なんだかこのまま永住権が取れちゃうみたいです。

一番最初は1年間有効・延長不可のワーホリで来て、バイト先のオーナーに騙されたのでワークビザへの切り替えができずきっかり一年で日本に強制送還。東京で住所不定無職していたところカナダに置いてきた当時の彼氏の紹介で今のボスに出会い、2年間ワーク出てカナダにカムバック。二年後まさかのブランクなしでBCPNPノミネート←今ココ、これから'ブリッジ'ワークパーミット申請して働きつづけ、うまくいけば1~2年後には永住権獲得です。永住権を取る方法は州ごとに異なる上にさまざまなカテゴリと条件があり、しかもそれが頻繁に改定されるので、基本的にはコンサルタントに依頼するのがいいと思います。

わたしが今回エントリーしたのはBCPNP(BC州ノミネーションプログラム)のELSS(Entry-Level or Semi-Skilled Worker)カテゴリといって、雇用主の協力さえあれば飲食店といったスキルのいらない職種でも応募できるものです。2015年4月現在一時募集停止中。大前提として高卒以上の人が同じ雇用主のもとで9ヶ月以上フルタイム(週40時間)で就労すると、雇用主をスポンサーとして応募できる可能性が出てきます。下手にマネジャーに昇格したりするとややこしくなるので同じポジションに留まるほうがいいっぽいです。まずはBC州に申請し、州のノミネーション(推薦)が得られたらこんどはカナダ移民局に申請して移民という二段階方式になっております。

この制度について知ったのは去年の初夏だったかな。永住権のことはなんとなく考えてはいたけど、とりあえずもう一回くらいワーク延ばしてからゆっくり考えようと思ってたのに、急に「BC州では飲食店などロースキル職種にはもうビザあげません更新させません」という発表があり途方に暮れていたところ、バンクーバーの大手日系ビザコンサルタント会社が無料セミナーを開くという情報を聞きつけ参加してみることにした。それでお話を聞いてもしかしてこれは永住権イケるのでは?と思い、すぐ個別の無料相談の予約をとりました。無料なのにすごく丁寧に教えてもらって、具体的に申請条件を満たしているかどうかを確認してもらって、今準備始めれば間に合いますと言われてすっかりその気になる。実際のサポートをしてもらうための料金も説明してもらったんだけど、これはきちんと仕事している人なら決して払えない額ではないです。27年間フリーターのわたしにはもちろん払えなかったけどね…。だからもう、覚悟を決めて全部自分でやりました。最初にDocument Check listを読んで、日本の大学の卒業証明だとか時間がかかりそうなものから手配。そしてこのカテゴリでは英語もしくはフランス語能力を証明する語学試験のスコア提出が必須なので詰め込み猛勉強、受験して結果が出るまでの2週間の間に膨大な書類を用意、という流れでした。(語学試験についてはIELTSを受けた①準備編 参照)いま持っているワークビザの期限が迫ってるしモタモタしているうちに制度が変わるかもしれないので(案の定その後募集停止)とにかく急いでた。IELTSの結果をピックアップしたその足で郵便局に走って行ってずっしり重たい書類一式を送りました。送ったはいいものの後から考えると書類ガバガバで、もっと時間をかければよかったと激しく後悔の日々。不備があれば返送されて時間のロスだし、却下されたら元も子もないからねえ。でももう送っちゃったものは仕方ないので、言われたとおり7~10ヶ月待つことにしました。書類を送ったのが10月だから5月のビザ切れにギリギリ間に合うかなーと思っていたら、新年になって突然「応募者殺到のため待ち時間が延びます。新しい待ち時間は10~13ヶ月」との発表。もう呆然。まったく人の人生をなんだと思ってんだ!!!ビザが切れるので日本に帰るか、ビジターステータスに切り替えて無職でカナダに残るかの選択を迫られるの巻。BC州にノミネートさえされれば最終的に永住権が取れるまでのビザは保障されるとはいえ、いつ返事が出るのかは全然わからないし、ていうか期限内には出ないのはわかっていたし、待ったところでもちろんいい返事がもらえるとは限らないしで、不安で眠れなかったです。一ヵ月後に自分がどの国にいるか、住むところがあるのかわからないっていうのはほんとにすごい恐怖なんだよ。

申請から6ヶ月、ビザ切れまで1ヶ月。なんとかカナダに残って待つ方向で超節約生活を強いられていたある日、一通の茶封筒が届きました。書類不備のお知らせかと思って血の気が引いたけど、開けてみたらそこにはcongratulationsと書かれていました。うそーーーー?!予定より半年も前倒しでノミネートされた!いったい人の人生をなんだと思ってんだ(喜)!!!


PNPの結果待ちをしている世界中の同志がネットにタイムラインをあげているのですが、どう考えても異常に早いです。というかわたしより先に申請していた同じ会社、同じポジションの同僚より早いです。いやあわたしって本当にわけわからんくらいツイてるなあ。

というわけでこれがわたしの、


BCPNPタイムライン


2014年
6月 セミナーに参加。初めてBC PNPのことを知る
7月 徹底的なリサーチを経てボスに協力を要請するメール及び直談判
7月28日 日本の大学に卒業証明書発行依頼。紙っぺら一枚で54ドルもした
8月12日 卒業証明書届く 日本人はさすがに仕事が早いな
9月20日  IELTS受験。ここで足切り点を取れなかったらこのチャンスは消える。
9月下旬 猛スピードで書類作成 プリンター持ってないので図書館通い
10月3日 IELTS 結果発表。なんとか点数取れてたのでそのまま書類一式送付
10月30日 PNPオフィスから「申請料と書類受領しております。ファイルナンバーは…」とメール。

~このあと何も音沙汰なし~

2015年
4月8日 ビジタービザ取得の準備を進めていたのに、ノミネート通知が届いたので目を疑う


こんなかんじでした。長かったような、短かったような。喉元過ぎれば熱さ忘れるんであんま覚えてないですけど。さて、BC州の推薦をうけてこれからいよいよカナダ移民局に永住権申請をします。PNP申請と同じ要領で書類リストダウンロードしたけどこれが相変わらず気の遠くなる量。まあやるしかないんでやります…。繰り返しますがコンサルタントに頼んだほうがいいよマジで!日本人のことは知らないけどほかの外国の友達はみーんなそうしてました。

ちなみにここまででかかった費用はIELTSの$295、BCPNP申請料が$550と大学卒業証明書の$54(ircとかいうわけのわからん切手で支払いさせられた)、あと証明写真代くらいでしょうかね。このあと移民局への申請と待機中のビザ更新料でけっこうかかるので全部合わせて20万~30万円くらいになるんじゃないかと思ってます。まあ一気に払うわけじゃないんでなんとかなるやろ。ワークビザとかと違って雇用主への経済的負担は特にないです。最近ポリシーが変わってブリッジワークパーミット取る場合に$230かかるみたいだけど。あとは「永住権取れるまでこの子はうちで絶対面倒みまっせ!」という契約書にサインしてもらう必要があります。うちのボスはよくわかってなかったんで契約書も推薦状も会社概要も全部わたしが書いてサインだけしてもらいました。当たり前だけどめっちゃくちゃ大変だったぞ。ひたすらググって、電話をかけて、メールをして…。でも全部自分でできたっていうのはやっぱりとても誇らしいです。

よく、とくに女の子の場合永住権取得の一番の近道はカナダ人との結婚というけど、わたしはフェミニストなんでそういうのはいやなんです。かっこいいでしょ。永住権は市民権(国籍)とは違うので、これからもわたしは日本人のままです。日本人なんで気が変わったら日本に住むのも自由だし…ただ「カナダにいたければいてもいいよ」という選択肢を手に入れるということですね。とはいえなんかすごいことになっちゃったねー。どうしよう笑

州ノミネートされればその後の審査もほぼ確実に通ると言われていますが、あくまで同じ会社で仕事しつづけるのが条件なので絶対に転職できません。絶対にクビにならないようにしないとー。ひたすら忍耐の日々。