バンクーバー在住7年目、世界を股にかけるフリーターちひろうさぎの日記と映画レビュー。

2018/06/14

仕事辞めました

銀行の仕事を丸一年で辞めてしまった!


辞表はカナダとアメリカでは2 weeks noticeといい、その名の通り辞めたい日付の2週間前までに申し出るのが一般的。直接ボスに話すのはもちろんですが、言った言わない問題にならないためにも紙に書いてサインしたものを渡すのがマナーでしょう。銀行は特に書類にサインするの大好きだからな。これは①ズバっと辞意・具体的な日付②簡潔な理由③謝意④結び・引き継ぎの意思、とだいたいテンプレが決まっている。就活のときにリファレンスといって過去3件の職場に聞き込み調査が入ることはよくあるので、どんなにムカつく仕事でも悪い印象を残さないよう穏便に。don't burn your bridges。

2 weeks notice letterの例


Dear Ms. (ボスの名前),

Please accept this letter as formal notification of my resignation from 会社名. My last day will be Friday, June 8th. 

This was not an easy decision to make as I truly enjoy and feel accomplished that I develop new skills to help our clients everyday, with the support of the amazing team. I love our branch as a community. However, it’s getting harder for me to maintain life-work balance due to the weekend schedule. I’ve been trying my best to make it work but finally came to the decision that I should take a moment to contemplate my career path this summer.

It’s been such a pleasure working with you and representing 会社名 for the past year. I would like to thank you for this tremendous learning opportunity. I wish you and the team every success. Please let me know if there is anything I can do to make this transition a smooth one.


Sincerely,
Chihiro Okuyama

仕事の覚えが自分でもどうかと思うくらい悪くて迷惑かけてばっかりだったボスが、辞表を渡したら明らかにショックを受けた顔をしてたのでなんか辛くなっちゃった…。でももう後戻りはできないぞ。

どうしても欲しくて努力してやっと手に入れて最初は絶好調浮かれてたのに、だんだん嫌なところばかり気になるようになって愚痴が増え、最後には「ここにいるのが耐えられない」とまで思うようになるなんて、仕事ってまるで恋みたいだね。

銀行で働いて嫌だったこと

スケジュール問題
「ここにるのが耐えられない」と思った一番の理由は土日に働くのが嫌すぎたせいです。銀行法で定められた時間帯にしか営業できないことになってる日本とは違い、カナダの銀行は現代人の多様なニーズに合わせるために少しずつ営業時間を拡大する動きが出ている。とはいえ日曜まで開いている支店はごく少数。一次面接の時に「じゃあ次は配属先の支店の人たちに直接会ってもらうからね。この支店は土日も開いてるけど大丈夫かな?」と言われて、そのチャンスをどうしても逃したくなくて咄嗟にYesと言ってしまったのが運の尽きであった。Noと言っても別に他の支店に回されるだけだったはず。

いやー自分にとって土日休みがここまで重要とは当時は思っていなかった。彼も友達も、サービス業の子さえ日曜は全員休み。わたしだけ一年間全ての遊びもパーティも我慢して、家で大きいパーティがあるときはうるさくて眠れないので人の家に泊まらなければいけなかった。集中力を要する仕事なのでとてもじゃないけど二日酔いや寝不足で出勤するわけにはいかない。友達に会う機会がほとんど無くなって孤立してしまった。日曜の昼出勤するとき近隣のレストランでミモザとエッグベネディクトでブランチなんかしてる人々を見るだけで殺したいくらい羨ましかった笑。仕事しかしない生活は本当、心が荒む…。まだまだ遊びたい年頃さ!悪いか!わたしはただ遊びたいだけだけど、小さい子供がいるファイナンシャルアドバイザーとかも気の毒でね。学校が休みの週末くらいどこか遊びに連れて行ってあげられたらいいのに、余計なお世話だけど。スケジュールはseniority(勤続年数順)で決まるので下っ端が一番人気のないシフトをやる。うちの支店は全然上が動かなくていつまで経っても土日固定のままだった。世の中の人が当たり前に休みの週末も、わたしは有給を使わなければ休めないし断られることもあった。有給も祝日前後とかオイシイところは先輩が全部押さえてしまうので海外旅行に行けるような大きい連休は基本取れない。

土日は短縮営業なので週5日働いてるのに給料(時給制)が微妙に少なくなるのも地味に困った。せめて給料割増にすればシフト入りたい人もいるだろうに。わたしはそれでも嫌だけど。オペレーション的にもグダグダで、一部支店を無理やり開けているだけでバックオフィスは閉まっているので全ての取引は翌営業日分の日付になり、ちょっと難しい取引なんかは対応できない。だから苦情ばっかりになる。対応できるシンプルな取引についてはほとんどオンラインバンキング、テレホンバンキングとATMでできるので何故支店を開けなければいけないのか謎すぎた。しかも土日は極限まで人員を削減し、お客さんも極端に少なく閑散としているのでセキュリティ的にかなり問題がある。支店長も副店長も土日は働かないという噂が広まったのか、週末に集中して詐欺や脅迫が多い。普段なら「支店長呼びましょうか?」と言うだけで追っ払えるチンピラどもにわたしたちテラーが対応しなければならない。セキュリティガードもいないし。アメリカと違って銃を持っている一般人は少ないけど、職員の身に何かあったら、とか全然考えないんだなと思った。こないだはなんとパソコンが丸ごと盗まれた!顧客情報は全部クラウド保存なのでハードドライブは空っぽとはいえリスク管理やばくない…。

ただし日曜は毎週差し入れが入る。


給料問題
給料が安い、いくらなんでも安すぎる。テラー(窓口業務)ポジションはもともと難しい仕事ではないのでどこの銀行でも大した給料を出してないのだが、うちが絶対に業界最安値の自信がある。誇張抜きにファストフード時代と収入大差ない。この前うっかりファイナンシャルアドバイザーの給料を見てしまったのだがこれまた激安だった。みんなあんなにがんばってるのに…!怒。社会貢献とか表向きにいい事言ってる暇があったら、せめて社員が人間らしい生活を送れる給料を出して欲しい。

接客のストレス
有名な話かと思ってたんだけどもしかしてテラーがこんなに薄給で働いてることを知らない人も多いのかな?トンデモリクエストが多くて参った。わたしたちは資格もなけりゃトレーニングも受けてないので住宅ローンの相談とか乗れないぞ。あと税金のことは銀行ではなく税理士に聞いてください。ていうかそんな大事なことをカウンターごしに済ませようとするなー!ある程度社会的ステータスもお金もある人たちが全く常識的な事がわからないのにも驚いた。わたしなんか外人だし貧乏だけどそんなもん昔から知ってたぞレベルの話が通じない…。お金のこと何もわからなくてもお金持ちになれるというのは衝撃だった。

あと詐欺は小さいものから大きなものまで本っ当に多くて人間不信になる。なんで銀行相手にバレないと思うのか。苦情もめちゃくちゃ多いというかほぼ苦情処理窓口だし。怒鳴られたり意地悪を言われることもしょっちゅう。全く会話が成り立たないレベルのヤク中の対応もしょっちゅう。トラブルは大体ボスや先輩に丸投げなんだけど、そういう時に限ってみんな忙しかったりして一人でオロオロして特に最初の数ヶ月は胃が痛かった。半年も経ったら完全に開き直ってふてぶてしくなったけど。

月始め、月終わり以外はけっこう暇

将来性の無さ
うちの銀行ではテラーをどんどん減らして、というか完全にカットしてファイナンシャルアドバイザーと面談する個室がいくつかあるだけの支店を増やしている。テラーってそれこそ5年以内とかに無くなる仕事なんじゃないかな?採用された時は野望に燃えていて資格をとってファイナンシャルアドバイザーになろうとか思ったけど、実際やってみたら単純に金融に興味ないなということに気づいた。これ以上ここで学ぶ事はもうない。


銀行で働いてよかったこと

スキルがついた
カナダで初めてのオフィスの仕事でビジネス英語が身についた。保険や法律関係の会社とのやり取りも多く文書の読み方がわかるようになった。メールやFAXもよく使うし、毎日あちこちに電話をかけまくるので電話アレルギーがだいぶ軽減された。自分だけでは解決できないことが多すぎていわゆる報・連・相みたいなコミュニケーションスキルもついた。そして銀行の職歴をレジュメに書くとかなり印象が良い、ほぼこれが目的で始めた仕事だし。在職中もぼちぼち転職活動してたんだけど、カナダでの職歴がファストフードしか無かった1年前に比べると食いつきが全然違う。面接が平日だから行けなかったり面接落ちたりで結局スムースに転職できなかったけど、これからに期待。移民して最初の一歩として賢いムーブだったと我ながら思う。

カナダでのお金の仕組みがわかるようになった
日本でもカナダでも銀行の窓口に行くことって口座を開いた時以外ほとんど無かったけど、仕事をしてみて窓口で何ができるかわかった。カナダでは小切手(マネーオーダー、バンクドラフト)の取引がとても多く、その仕組みが完全に理解できた。貯金・借り入れの利子やクレジットカードのこと、為替のこともだいたいわかった。電卓打つのがめちゃくちゃ早くなった。ほとんどの手数料は交渉次第でwaive(免除)できることも知った。銀行辞めてもこの先ずっと役に立つ知識ばかり。あと、銀行の裏側がどうなっているのを覗けたのは面白かった。複雑なパスコード認証や、大金庫を開けるのにかなりコツがいる。

実際はぜんっぜんこんな豪華じゃないよ


ベネフィット=福利厚生が手厚い
カナダはアメリカと違い国民健康保険(MSP)がしっかりしていて所得にかかわらず誰でも安全な医療にアクセスすることができる。診察や治療や入院は全額カバーされるが薬代や歯科治療や眼科は自費になり、それは勤務先の会社がグループ保険に入れてくれる場合がある。保険の内容は会社によって違くて、銀行は別に良くも悪くもなく普通です…。前職スタバの店長だったテラーの後輩が「スタバの方がベネフィットよかった」ってボヤいてた。一応パートタイムでももらえるのは太っ腹かな?わたしは辞める直前に滑り込みで歯を徹底的にスケーリングしてもらいました。9割保険で出た。

しかし福利厚生は医療だけじゃない。有給や実質無制限のシックペイ(疾病休暇。風邪で休んでも全額給料出る)はまあ当たり前として、銀行ならではの特典として月々の口座維持費はもちろん海外送金や小切手帳の注文など高額なもの含めすべての手数料が無制限無料。何かを分割で買いたい時も金利が激安か無料。クレジットカードの年会費半額。従業員向けの投資プラン、年金プラン。あと、条件が甘かったのでPersonal Line of Creditアカウントを開いておいた。クレジットカードより金利が全然低いローン商品。わたしの年収では普通は審査通らないけど、フルタイムで働いてるのに十分な給料出してないのはどこの会社でしょうねえ…という話なのでだいぶ大目に見てもらった。別に使う予定ないけど万が一急な出費があった時のバックアップとしてと、あと将来もし大きいローンを組みたくなった時にすでにローンを持っていると捗るかもということで。長いスパンで考えてカナダでのクレジットスコアを育てるのはとても大事なのだ。

お金持ちとの人脈ができる
レストランのオーナーが顧客にいるから飲みに行ったらサービスしてもらえたりとか、まあそんな程度ですけど。コミュニティ色が強い支店なので名前を覚えて毎日しっかり会話をするクライアントが多い。High five (ハイタッチは和製英語だよ)したり、カウンターから出ていって「久しぶりー」ってハグしたりする(日本の銀行と雰囲気が違いすぎ笑)。どっかでバッタリ会ったら絶対お互い認識できると思う。狭いバンクーバーだからどこでまた縁があるかわからないね。ネットワーキング、ネットワーキング。

そういえば「もうすぐ誕生日」と言ったら翌日戻ってきてくれて$100の食事券をくれた人がいた。しかもそれ以降一回も会ってない。個人的にギフトを交換するのは本当は会社の規則で禁止されてるけどファイナンシャルアドバイザーたちはクリスマスとか相当ギフトカードもらってたね。

自信がついた
カナダの銀行窓口は日本とは違ってそんなスゴい仕事というイメージはない。かといって誰にでもできる仕事でもない。今までずっとフリーターでスーツを着たことすら無かった自分にとってはすごい進歩で、「わたしは銀行員!」というプライドが生まれた。

最高の仲間と一緒に働けた
なんだかんだで一年続けられたのはひとえにawesomeな同僚たちのおかげでした。一人除いて全員女性のチーム。みんな接客のプロなので明るくてノリがよくて、クライアントも一緒にみんなで延々おしゃべりして本当に楽しかった。支店長や副店長もめっちゃ話しやすくて心配事があったらすぐ相談できる。小さい支店だから人間関係がいい意味で密で、スタッフイベントも定期的にあったしよく飲みに連れて行ってもらった。年末の総会の時にはみんなでコスプレして他の支店の子たちと一緒に踊り狂ったねえ。わたし調子に乗りすぎて追い出されたけど笑。もちろん仕事中にはフォローしあった。balanceできない時には(日本語訳わからん、『収支が合わない』?)テラー仲間が残って一緒にdifference探してくれた。



最終日泣くまいと思ってあんまり上手にありがとう言えなかった。結局泣いたけど。文句ばっかり言ってても最後は感謝の気持ちだけ残るものですな。ここで教えてもらった事を糧に、今度はもっとお給料がいい土日休みの仕事を探す。しかし、しばらく休ませてくれ…夏だし。一年間遊べなかった分取り返すぞ。パーティ!パーティ!

2018/06/02

カナダ在住日本人が欲しいものリスト

日本の製品に固執しないでできるだけカナダで手に入るものでやりくりしたいものだが、過去6年間手間とお金をかけて試行錯誤した結果「同じ程度のコストでは代用品が見つからない」と判断した物がけっこうあって、日本の親友に定期的に送ってもらっている。彼女が遊びに来てくれた時は二回ともスーツケースまるごと一つ分リクエスト&おまかせのお土産を持ってきてもらった。ありがたや、ありがたやー。


事前に「欲しいものリスト送ってね」と言われ、何か忘れてるのではないかと思って「一時帰国 買い物リスト」でググってみたら世界中あっちこっちに住む日本人たちが蕎麦の乾麺とかキューピーマヨとかインスタントの味噌汁が欲しいと投稿していた。そうか、海外に住むとは普通はそういうことなのか…。バンクーバーだったらこれら全部、アジア系でもない普通の大衆スーパーで手に入る。ダウンタウンやリッチモンドの日系、韓国系、中国系のマーケットに行けば食料品にしても日用品にしても思いつく日本製品はほとんど全部買えるし、お値段も輸入ではるばるやって来たことを考えたら納得できる程度。いくら言動が欧米化してもやっぱり朝ごはんは納豆たくあん味噌汁が落ち着くわたしは、これらが手に入らない土地ではとても暮らせないだろうな。バンクーバーやLAやNY以外の場所にいる人はニーズが違うことであろうが、これから海外に引っ越す人や、家族や友人が海外に住んでいて贈り物を考えている人の参考になるかもしれないので、わたしが友人に頼んだお土産&帰国の時に買ったもののリストを公開します。

食料品

※肉や肉エキスを含む食品、卵、乳製品は本来カナダに持ち込めません 
詳しくはこちら What Can I Bring Into Canada in Terms Of Food, Plant, Animal and Related Products?

酒&おちょこ 日本酒はカナダでも買えるけど高くて特別な日にしか飲めない。空港で買ってきてもらった上等なもの と、スーツケースに入れても破損しにくい紙パックのと両方うれしいな。ショットグラスではなくおちょこで飲むと風情が出る。休日にはアートをたしなむというゆっちが絵を描いてくれたとっくりとおちょこのセット、おしゃれ。寒くなったらこれで熱燗飲もうっと。


つぶ貝おつまみ おみやげで一番うれしかったもの堂々第一位。欧米人ってあんまり貝に興味がないのかな?牡蠣とmussels (日本語忘れたから辞書ひいた。ムール貝のこと)以外の貝にアクセスする機会が無いので涙ちょちょぎれ。ひたすら美味しい。日本に着いたら追加で送ってもらうように頼んだ。




うずらの卵燻製 怒涛の酒飲みセレクト笑。ひとつひとつ個装されてるのもポイント高い!こういう気の利いたものはカナダにはないね。各種缶詰もそうだけど、料理ができるまでにすぐつまめるアイテムはとても便利。日持ちするのでたくさんもらってもうれしい。

プチッと鍋・鍋キューブ 最近日系スーパーでも売り始めたけど種類が少ない上に高い。土鍋に鍋キューブとお水と適当な具材をセットして、煮込んでいる間にシャワーを浴びて出たら出来上がっている。物価が高いバンクーバーでも野菜だけは唯一安くて美味しいので節約+満足+栄養と全ての面で優秀。シメはマルちゃん正麺か冷凍うどんで。

レトルトおかゆ プレーン味と梅、卵など各種。サムゲタン風味なんてのも買ってきてもらった。非常時にあるととても心強い。こちらでも手に入るけど重いからか高い。二日酔いでも病気でもカナダ人の定番はチキンヌードルスープなのだが、日本人の胃腸には負担が大きい。

クノールのカップスープ・松茸のお吸い物 カナダでスープというと缶詰が主流。2食分くらい入って食べきれないし重いし缶切り必要だし、レンジで温めるのにけっこう時間がかかる。粉末のものなら鞄に放り込んで職場の温冷ウォーターサーバーでサッと作れてお弁当に便利。春雨スープやフリーズドライのスープもいいね。インスタント味噌汁はカナダのメーカー(並行輸入品?)のもあって手頃なんだけどそれ以外の日本のスープは種類が限られている上に高級品。

さばで健康 ゆっちパパママのセレクト。美味しい!缶詰は缶詰なりの美味しさがあるけど、アルミパウチのこちらは学食で食べたような懐かしい味。冷凍ストックしてあるごはんとこれを温めれば時間がない時でも立派なごちそうになる。


味覇、創味シャンタン 野菜炒めやスープに。他にも使い道いっぱいあるはずだから研究したい。

焼肉のタレ こっちでも売ってるけど高い。わたしのように一人分調理することが多い人間は永遠に使い切れないので一番小さいボトルがうれしい。

冷やし中華のタレ(醤油味) 希釈タイプが腐りにくくてよい。昔ブログで紹介したようにパスタの麺を重曹を加えたお湯で茹でると中華麺にトランスフォームするので、それを氷水でしめてハムか蒸し鶏、キュウリに錦糸卵など適当な具を合わせる。極限まで材料費が安く食欲がないときにもつるんとイケるので夏は狂ったように冷やし中華ばっかり食べる。そういえば不器用な錦糸卵を作って置いておいたらシェフのルームメイトに「卵をこんな風に美しく調理するなんてすごい」と感心されたっけ。


たらこパスタの素 キッチンの戸棚に常備している。冷凍のイカゲソと韓国のりのフレークを足すのが定番。茹でた麺に混ぜるだけのパスタの素という概念自体がカナダにはないような気がする。缶詰とか瓶詰めのはあるんだけどポーションがデカい上にしょっぱくてたまらん。

福神漬け パパママが空港のラウンジでパクってきたもの笑。レトルトのカレーを年に数回食べるんだけど、そのためだけに量が多くて高価な福神漬けを買う気にはなれない。鰹節とか青のりとか出汁の素とか、一度にたくさん使うわけじゃないものは基本的に小分けだとありがたい。本当日本のメーカーって「わかってる」よね。



ポカリスエットの粉末 日系スーパーで手に入るけどちょい高い。食塩とレモン、はちみつで自作することもできる。しかし二日酔いや病気の時にそんなことをする余裕はない。昔はよく送ってもらってたけど今はこだわらなくなってココナッツウォーターやVitamin Waterやゲーターレードで代用するようになった。

化粧品

化粧水 ドンキとかで売ってる1000円以下のちょっととろみがある化粧水が大好きで30歳になっても手放せない。こちらで買うと倍以上の値段する。カナダの基礎化粧品はパシャパシャのtonerか、もしくはこってりクリームになってしまいその中間的なものがない。デパートに行けばSKⅡや資生堂やシュウウエムラが入ってるのでもしかしたら日本人好みのものもあるのかもしれないけどなんせ金がないんでね…。

日焼け止め 日本とは紫外線のレベルが違うので使わないと冗談抜きで皮膚ガンになる。カナダの一般的な日焼け止めはベタベタして臭く、とても顔面につける気にはなれない。ビオレのアクアリッチUVは1000円しないのに使用感がいいし化粧下地にもなる優等生。

リキッドアイライナー エイミー・ワインハウス、トゥラ・サターナ、そしてK-POPアイドルたちからインスパイアされたこめかみに届くほどのキャットラインはわたしのトレードマーク。カナダの薬局で買えるものはほとんど試したけど満足するものがひとつも無かった。日本で売れているらしいフローフシというところのものに出会って以来ずっとまとめ買いしている。知らない人によく「あなたのアイライン素敵、ぜんぜん滲んでないけどどこの使ってるの?」と声をかけられる。

クッションファンデ 安くて使い勝手のいい韓国のMISSHAというところのもの。前回日本に行った時に@コスメを読んでどうやら日本で売れているらしいと知り使い始めた。BBクリームより軽いし、よく肌きれいだねと言われるようになった。eBayでも買えるけど高い。

眉マスカラ こちらでは眉は太く濃いのがトレンドというかもはやスタンダードなので、眉マスカラも濃い色が主流。前回帰国時にギャル御用達の金色に近い色味のものをドンキで大量に買ってきた。

メイク落とし ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを落とせる手軽なメイク落としが普通の薬局では手に入りづらい。コットンに含ませるオイルフリーもしくは分離式のものは落ちないし、ココナッツオイル等で代用しようとするとベタつくし。


洗顔料 日本で使っていたようなクリーム状の泡立つ洗顔料が無いことはないが見つけづらくやたら高価なので、わたしはずいぶん前に普通の固形石鹸に転向した。特にトラブルない。

シートパック 年間通してものすごく空気が乾燥しているので保湿命。こないだT&Tで安く買えたけど普段はけっこう高い。

日用品・薬局に売っているもの

虫除け カナダの蚊は凶悪で刺されると腫れもひどいし跡が残る。なのにちゃんと効く虫除けが売ってない。ネットで知った「蚊がいなくなるスプレー」や携帯用のファン等を手に入れてから夏がもっと好きになった。※エアゾールのものは破裂のおそれがあるため飛行機に持ち込めません

これはエアゾールではないのでセーフ

スースーする虫刺され薬 カナダの定番のものは一通り試したけどどれもヌルヌルして臭いだけで全然効かない。友人が買ってきてくれたムヒの軟膏、早速使ってみたら
効きすぎて引いた。

泡で出てくる漂白剤 ネットで学んだとおりサランラップと併用したら長年悩んでいたのが嘘みたいに真っ白になってルームメイトや彼氏も驚いていた。これはカナダ人にはない発想なのかな?シャバシャバの濃縮タイプしかない。カビ落とし専用と謳ったスプレーも全然効かなくてバスルームのタイルの格子が黒いのがずっと気になってたのよ。※本当は持ち込み禁止


ゆっちが薬局から「どれ?これ?」と送ってきた画像。
LINEでリアルタイム買い物指示

冷えピタシート、湿布 一時帰国時にまとめ買いする在外邦人多し。たしかにこっちで売ってるのみたことない。わたしはカナダに引っ越してから何故か熱を出すタイプの風邪にかからなくなったので(風邪自体はひく)そんなに興味ないかな…。

イソジンうがい薬 頼むの忘れちゃったよ!何故かカナダに売ってないのよね。毎年喉と咳の風邪に苦しんでいる。一昨年strep throat(レンサ球菌咽頭炎)になったときもつらかったなー。

文房具 こっちで買えるものはあまりにもダメダメすぎて笑えてくるレベルなので前回来日したときに気合を入れて買いすぎた。まあ腐るもんじゃないからいいけど。Campusノート、ポケットサイズのノート、なめらかな書きごこちのボールペン等。ちょっとしたプレゼントにも最適。

フードマン 外食がアホほど高いので朝昼はお弁当の人が多い。お弁当っていっても日本のみたいにおかずたくさんのじゃなくて、サランラップに包んだパサパサのサンドイッチとかだよ。わたしは残り物をごはんの上に載せて丼ものみたいにしてタッパーに詰めたりしている。このお弁当箱インスタグラムで見かけて欲しいと思ってたのにリクエストするの忘れた…。薄型で、縦にしても漏れないんだって。ところでこの商品名ポリコレ的に思いっきりNGですね。



衣類

ストッキング 毎日仕事でスーツを着るのと、冬にミニのドレスを着る時に必要。カナダのものは高いくせに非常に伝染しやすいのでほとんど使い捨て。日本のものは長く使えるし少しひっかけてしまっても伝染が広がらない。

ユニクロの携帯ダウン 似たものをこちらで買うと最低でも1万円以上はする。バンクーバーは春夏でも朝晩の気温の差が激しいので鞄に入れておくといざというとき凍えずに済む。最近メトロタウンやリッチモンドにユニクロ店舗できたけど品揃えとか値段どうなんだろ。

何でもない肌着や靴下、パジャマ バイト制服の下に着る普通の黒いロンTとか、部屋着用のどうでもいいTシャツとかスエットとかがこちらで買うとどうしようもなく高くてちゃちい。あと靴下がダサい。ブラジャーはわたしは使わないのでわかんないですが多分日本人女性には日本のもののほうが合うかと思われます。サイズ表記も違うよね。一方パンティはデザインも機能性もカナダのほうが自分好みのものが多くて満足。


番外編:別に欲しくないもの、日本から持ってこなきゃ良かったもの

インスタントラーメン 友人に念を押して「いらないからね」と伝えておいた。バンクーバーではサッポロ一番各種もマルちゃん正麺もラ王も別に高くない。そうめん、蕎麦などの乾麺も手に入りやすい。

緑茶 一昔前は海外在住者への定番土産だったと聞くけどブランドにこだわらなければ別にスーパーで買えるよね?麦茶やほうじ茶も売ってる。肌にいいドクダミ茶は売ってないので少し気になる。

使い捨てコンタクトレンズ 度数さえわかればオンライン通販で安く買える。Web-Lens.com ここは日本語でも買えるし近所に事務所があるらしくて異常に早い。午前頼んで同日の午後に届いたこともある。ワーホリのときムキになって一年分買ってくるんじゃなかった。

生理用品 カナダのもののほうが種類多くて質がいい。値段は高いけど生活必需品だからということで去年から消費税がかからないように法律が変わった。

シャンプー類、オーラルケア これもカナダのもののほうが質がいい。歯ブラシは一般的に靴ブラシのようにデカイので日本から大量に持ってくる人も多いけど、わたしは小さくて柔らかくてデザインがかわいい乳幼児用のものを愛用。

くすり 幸い持病もないので風邪薬、胃薬、アレルギー薬や睡眠薬などカナダのもので事足りている。

本 重いので、新品が出回っているような本はわざわざ日本から持ってこないでも通販すればよい。以前ブログにも書いたようにAmazon.jpの海外配送はそんなに高くない。しかし実家に置いてきた絶版の貴重本は持ってくればよかったとずっと後悔している…。

2018/05/15

ゆっちがカナダにやって来た(2回目)後編

Day4

また雨。半年間雨続きで残りの半年間は晴れ続きのバンクーバーの、ちょうど季節の狭間で天気が不安定。引き続きディランが車を出せるものの前日大冒険したせいもあり今度は近場でのんびりしようということになり地味なローカルスポットQueen Elizabeth Parkへ。これが思った以上に好評だった。数十分で余裕で一周できるこじんまりとした公園(といっても日比谷公園より全然デカイ)ながら、よく手入れされた庭園に季節の花が満開で、丘の上から市内を一望できる。もはやちょっとしたブッチャートガーデンではないか(ビクトリアの名所)(行ったことない)。ディランはけっこう花に詳しく、時々立ち止まっては匂いをチェックしていた。





てっぺんにあるドーム状の建物は熱帯植物園Bloedel Conservatoryで、不思議な草花や放し飼いの大小様々な鳥を間近で見ることができてとても楽しい。冬のデートにもピッタリよ。





公園内には割と敷居の高いレストランSeasons in the parkが入っていて、わたしもディランもずっと前から気になってたのですがなかなか機会がなくようやく初潜入。思ったよりはバカ高くないのね←ごちそうになったのによく言うわ笑。特別な日に行きたくなるような雰囲気を考えたら普通にコスパ高いと思います、ダウンタウンみたいにゴミゴミしてないし。軽くワインとおつまみをいただいた。サービスも満点。

誰だこのおじさん

パパとママにとっては最終日なのでWest Broadwayに移動しておみやげショッピング。酒屋と、カナダの成城石井Whole FoodsとカナダのマツキヨLondon Drugsが一箇所に集まってて便利。前回帰国した時のおみやげで一番ゆっちが喜んでいたのが歯磨き粉。日本と薬事法?が違うらしく歯がギンギンに白くなる。わたしはこちらに来てからというもののホワイトニングに行く時間もお金もないんだけど多分日本の歯医者で働いててホワイトニングしまくってた頃より白いんじゃないかな?シールを貼るタイプのもすごく効く割に安い。あと全然知らなかったけど日本で流行ってるらしいアメリカのブランド、giovannniのヘアケアも安い安いとゆっち狂喜していたな。うちにも無造作に転がってたけどお前そんないい奴だったのか。見直したぜ。

食料品では定番のスモークサーモンやロブスターの缶詰に加えて、わたしのオススメは変わったソース。変わり種のマヨネーズやケチャップとか、ベーコンやメープル風味のドレッシングとか。あと健康オタクの人が多いのでキヌアやチアシードといった健康食品は日本より種類多くて安いかも。魚由来の良質な脂質オメガ3のサプリも人気あるそうです。ポテトチップスやポップコーンは珍しい味があって、前回帰国した時に行きつけの店たちにお酒と一緒に持って行った。かさばるけど軽いし、盛り上がる。Whole Foodsは地産地消を推奨しているのでlocalという札がついている商品に注目してみて。メーカーもカナダ産であることを誇りに思っているのでMade in Canadaと書いてあったり国旗のマークがついていたりしておみやげに最適です。レジ横で買えるオリジナルのエコバックがかわいいので、小さいものをたくさん買ってエコバックに詰めて渡すのもいいよ。

夜は前日に窓際でと念を押して予約しておいた回転レストラン、Top of Vancouverへ。ダウンタウンでひときわ目立つあの建物の展望台のレストラン。客席がゆっくりと、しかし確実に回転していてバンクーバー全体が見渡せる。ここは前回ゆっちが来た時も連れて来たんだけど、観光の最終日に行くと「あそこが昨日行った○○だよ」「あそこに見える灯りがスキー場」と確認できてすごく楽しい。スタッフさんも慣れてるので「あの高い建物何?」と聞けば詳しく教えてくれます。






ここはレストランの物理的な位置も高いけどご予算も高め(汗)。てか数年前より高くなってないか?日曜だから?しかし観光地だから盛ってるんでしょとあなどるなかれ、お料理は相当ボリュームあって味もレベル高いので価値はあると思います。男性陣はステーキ、ママはサーモン、ゆっちはラムでわたしは鴨を頂いた。ワインリストは小さいけど地元BC州のものが中心。デザートとマティーニまできっちり完走。ごちそうさまでした。

ゆっちパパは英会話に通ったことがあるそうで、けっこう誰とでも普通に会話できていてビックリした。基本的な文法・文型を押さえていて、大きい声ではっきり発音し、恥ずかしがらずにどんどん話す。こういう人のほうが下手にペラペラ感を演出する人よりも強い。ディランも「彼の英語はちゃんと意味が通ってわかりやすい」と感心していた。あとおやじギャグ的なものも国境を越えてみんなにウケていた。


Day5

パパとママのフライト前にダウンタウンで軽めのブランチ。Medinaは今日(月曜の午前11時)も1時間待ち。ここ、入れたためしがない。どうせ期待してなかったので第二候補のFinch'sへ。バンクーバー礼賛映画50/50にも出てきました。



オシャレすぎて読めないメニューをどうにか解読しわたしは名物の生ハム・ブルーチーズと洋梨、胡桃のサンドイッチ。ゆっちは野菜に飢えていたのででっかいアボカドサラダ、パパママは定番のバターナットスクワッシュのスープと、はんぶんこにした生ハム・エダムチーズとトマトのサンドイッチ(注文する時にCould you cut it in half? と言う)。チーズ盛とかも出してるのにワインは無いんだね…一応聞いたけどやっぱり無いそうです涙。いやアル中じゃないよ!ワインと合わせたら100倍おいしい食べ物ってやっぱあるじゃん?今度は持ち帰りにしてもらおう。



Gastownで最終おみやげショッピングを済ませてパパママを駅まで見送った。またすぐ会えますように。

ゆっちと高級デパートNordstromを冷やかしてたらハッピーアワーの時間帯になったのでバンクーバーの南青山ことYaletownへ。駅の近くに使える店が密集していて、客層と治安もいいので普段の外食はほとんどここ。Wild Taleはいつ覗いてもガラガラすぎてスルーしてたんだけどあれ裏口だったのか!正面のパティオめっちゃいいじゃん!ハッピーアワーのお得感はなかなかのもの。当たりませんようにと祈りながら(数ヶ月前ノロわれた) buck a shuck=1個1ドルの生牡蠣や海鮮つまみを頂く。東京にいた頃ゆっちと毎週のように飲みに行ってたのがすごく懐かしいや。そこからスーパーに寄って適当なつまみ買って宅飲み。


実はうちのシェアハウスで猫を飼うことになったのだ♡人懐こい黒猫ちゃん。最初は嫌がっていたゆっちも徐々に和解していた。あと、日本語で「ネコ」というたびにニコが返事をしていて笑った。クラブとか行かないで飲み語り続け、11時には寝床に向かう我ら。バンクーバーのナイトライフはどうせめっちゃショボいのでこれでいいのだ。

Day6

やっと陽が出た!ハレルヤ!ディランは午後1時には仕事終わるので(働かなすぎ)、車でノースバンクーバーへ。ワーホリ時代一番最初に暮らしたシェアハウスのみんなと入り口まで行ったのに入場料高すぎて満場一致の「ないわ」で引き返したCapilano Suspension Bridgeへ。ほっほっほ。銀行員に進化したから小銭くらいならあるわよ。





大人ひとり$46.95。いや入場料高いだけあってきちんと整備されてるわ。メインの吊り橋だけじゃなくてツリーハウスみたいなのもあって冒険感満載。バンクーバー観光の定番中の定番なんだけど夏の繁忙期のギリギリ手前なので空いてた。BC州の居住者は一度入場料を払えば年間パスをもらえるという謎システムなので出口で登録しましょう。クリスマスのライトアップとかもあるんだって。また来る。

まだ夕食には早いのでこの後近所のLynn Canyonもハシゴした。ここはCapilanoとほぼ同じ規模の吊り橋があって入場料無料なんで、節約したい人はこっちで全然いいと思う。ただし無料だけあって良くも悪くもワイルド。歩きやすい靴と両手が空くリュックサックで出かけよう。Capilanoは高いところから遠く下を流れる川を眺めるかんじだけど、Lynn Canyonは水との距離が近く獣道を降りれば水遊びを楽しむこともできる。実は去年のちょうど今頃アプリで知り合ったディランとわたしの初デートがここだったの。ポッ。そういえば前回ゆっちが来た時はわたし別の彼と付き合ってて一緒に遊んだよね。次回会う時はどうなってることやら。高校の同級生は結婚して子供を産んでる子も多いけど、わたしとゆっちは欲望のままに旅したり買い物したり美味しいものを食べるインデペンデント・ウーマンさ。つまり最高さ。

今回の旅最後のディナーはまたまたSeasonsへ。眺めが良くて高級すぎなくて、なんかダウンタウンは疲れちゃうので家から近いところと思ったらもうネタ切れであった。ディナーも美味しかったよう。






東京は世界基準で言ったらありえない値段でありえないくらい美味しいものを出す店が多いけどやはりどこも狭っ苦しいので、こういう開放的な造りのお店にお連れしたいというのが今回通してのお食事テーマでした。ゆっちファミリー、ディランの分まで本当にごちそうさまでした!

日本のGWの時期のバンクーバーは6日間もあれば主要スポット網羅できます。というかこれ以上居てももうやることない笑。天気は微妙だったけどどこも混んでなかったから快適だった。観光シーズンの夏はイベントも多いしビーチでぼーっとするのも楽しいけど、とにかく人が多すぎてな…。わたしもゆっちファミリーもまた来る気満々で、次回はちょっと足を延ばして島のほう、ビクトリアとか行ってみようと話している。まだまだ魅力たくさんのBC州です。カナダは言わずもがな広いけどBC州だけでもめちゃ広い。

ゆっちが帰る日はわたしは遅番で仕事だったので一緒に朝ごはんを食べてからスーツを着て普通に出勤。ずっとフリーターで随分心配かけたね…。また会えるその日まで、お互いがんばるのだ。

2018/05/07

ゆっちがカナダにやって来た(2回目)前編

同じ高校に通ったものの一度も同じクラスにはならなかった親友ゆっちがカナダにやって来た!しかも2016年ぶりの二回目、しかも今回はパパとママまで連れてきやって来た!去年の正月の東京凱旋旅行以来の再会。

わたしとゆっちの15年間の友情はもはや語り尽くせるものではないが、パパとママにも家族の一員みたいにかわいがってもらっている。ビザが切れて東京で居場所がなかった時だってずっと泊めてもらったりごはんを食べさせてもらったり、話を聞いてもらった。大切な人達にわたしがものすごい執念で居座ることに決めた場所を紹介できた、夢みたいに楽しい時間の日記。

Day1

金曜仕事を終えてから来るゆっちよりも一日早くバンクーバー入りするパパママをお迎えするべく空港へ。空港からホテルのあるダウンタウンへはCanada Lineで一本、わずか30分程度。すべての駅は完全バリアフリーなので荷物があってもラクラク。ただし空港で切符を買うと旅行者から少しでも搾り取りたいが故?2ゾーンの運賃に上乗せして追加料金$5がかかる上に売場が混むので、わたしはゲストを迎えに行くときはいつも地元駅でCompass Card(=パスモ)を買って行って差し上げることにしている。2018年5月末からクレジットカードを直接改札機にタップすることで運賃を支払うことができるようになるらしいけど今回の旅には間に合わなかった。パパママ、10時間の長旅お疲れ様。ビジネスクラスでよく眠れたみたいで案外元気そう。ゆっちがどこでもスヤスヤ寝られるのは遺伝なんだな…。電車の中は英語だけでなくさまざまな外国語が飛び交っていて早速バンクーバーの多文化ぶりを体感してもらった。空港始発の電車だからではなく街中こんなかんじ。

ホテルにチェックインして荷物を置いたらなんだかんだで夕方になってしまった。夏時間の始まったバンクーバーは日が長い。足取り軽く大散歩。Coal Harbourから海沿いを歩き、ディズニーランド的な様式美が特徴のWaterfront駅舎を見学してからGastownへ。レンガ造りの雰囲気ある街並みは映画の撮影にもよく使われている(Fifty Shades三部作とか←観てない)。このへんは隠れ家的なバーやレストランも多くて飲食業界の友達と合流する時に指定される事が多い。15分ごとにチャイムのなるかわいい蒸気時計の前で記念撮影してから目の前にあるエレガントなレストラン、Water st Cafeで早めのディナー。ロケーションの割に観光客向けってかんじじゃなくて、前を通る度にちょっと年配のお客さんがテラスで優雅にブランチしていて気になってたのよね。大きな窓から差し込んだ光が白いテーブルクロスとワイングラスに反射して美しい。この日は混んでなかったけど後日通りがかったらやっぱり満席だった。すっと入れたのはたまたま運が良かったみたい。泡で乾杯。カナダのちゃんとしたお店では完全にコースにするか、アラカルトの場合アペタイザーを軽くシェアしてメイン(アントレ)は一人一つずつ頼むことが多い。わたしはこの日はラムを頂いた。ラム大好き。ゆっちがいなくても仲良しのパパママfeat.わたしで飲んで騒いで盛り上がれる関係も大好き。この前会った時に「いつかちいに会いにカナダに行かなくちゃな」と言ってたけどこんなにすぐ本当に来てくれるなんてうれしすぎる。




Day2

LINEのグループチャットでやりとりしつつ朝ホテルで待ち合わせ。時差ボケもなくゆっくり眠れたというパパママとUrban Fare (Bute x Hastings店) で朝ごはん。ここは海沿いにあるスーパーなんだけどデリが充実。カフェテリア方式で定番の朝食メニューも出してるし午後はしっかりめのごはんや日替わりのプレートもある。店内のもの何でも好きに買って、テラス付きの明るいイートインスペースで食べることができる。奥の席なんかレストランの雰囲気なのに安い。あんまり知られてないのか?空いてる。店員放っておいてくれるしカウンター席には電源もあるから軽く作業するのにもいいかもね。


レジ打ってくれたのがワーホリでこちらに来て一番最初にバイトした時に一緒だった仲間でびっくり。5年ぶり。あの頃のわたしは英語がほとんど話せなかったけどお互いB級映画が好きだから繋がれたんだよねえ、なんて思い出話を駆け足で。バンクーバーは狭いからどこに行っても知り合いに会う。

天気が良いのでスーパーの目の前から19番のバスに乗ってスタンリーパークへ。公園内二箇所にバス停があるんですが徒歩での散策に適したコースを歩くには最初の入り口のとこ(終点の一個前)で降りたほうがよい。しかしこんなに広かったっけ?ってくらい広いな。たまにしか行かないのでつい忘れる。広い海にかわいい貨物船、雪の被った山に高層ビル群というザ・バンクーバーな景色を楽しみながら海沿いを何キロも歩いた。レンタル自転車とかもあるんだけど使い方わからず。Shawがやってるバイクシェアってあれ、アプリで通信できないとだめだし地元民向けよね。



トーテムポールや灯台の辺りまで来たら折り返し。ママ、家庭用の小型トーテムを購入。笑



めっちゃ歩いたので公園内のレストランStanley's Bar and Grillでビール飲み比べ休憩。運良くパティオに座れた。目の前に咲き乱れた花のにおいや遠足で来ていた児童の言動が楽しい。この旅で素敵なお店にたくさん連れて行ってもらったけどここのサーバーさんが断トツ一位で心に残るくらい素晴らしいサービスをしてくれた。席を案内してくれた若い男子もとても感じが良かったし、みんなこの店が好きなんだろうな。思わずyou guys are truly amazingと賛辞を送った。接客を極めてる人ってすごいや。



パパママは一度ホテルに戻って休憩してもらい、わたしはちょうど一日違いの同じ時間の便でやって来た親友を迎えに空港へ。ゆっちは長時間フライトの後でもきちんと身支度を整えていて美しい。二回目なので要領よく電車に乗り込み、とりあえず家に荷物を置きに行く。今回彼女はわたしの部屋に寝て、わたしはブログを前から読んでくれてる人にはおなじみのルームメイト兼・兄のニコの部屋に寝て、その間ニコはガールフレンドの家にお泊まりという風にアレンジしてもらった。サンキューニコ。ゆっちも飛行機で爆睡して元気と言うので即行動開始。ダウンタウンでパパママと合流しグランビルアイランドへ。アイランドとは名ばかりで地続きの半島なのでバスやタクシーでもすぐ行けるのだが、あえてYaletownから小型船に乗って上陸。わたしもなにげに初めて乗った。アトラクションぽくて楽しい。


こんなに明るいけどもう6時すぎ。7時に閉まるマーケットを駆け足でめぐる。紙袋に隠したビールで乾杯しつつ、フードコートで定番のフィッシュアンドチップスをつまむ。カナダでは許可をとってアルコールを出している店か自宅以外で酒を飲むのは違法なので見つかると罰金を取られる。どこでも飲酒できる日本の文化に慣れていると大人なのに隠れて酒を飲まなきゃいけないという状況が可笑しい。

50番のバスに乗ってダウンタウンに帰るが、いつものルートが通行止めで迂回したのでえらく時間がかかった。後から聞いたらGranville橋から身を投げようとした人を説得するために閉鎖していたらしい。やれやれ。

ホテルで少し休んでからシーフードが食べたいというリクエストでダウンタウンの超人気店Joe Fortesに突撃するも金曜に予約なしで入れるわけもなくすぐ近くのデカ箱レストランCoastへ。すぐにパティオに入れた。夜になると肌寒いけどでっかいヒーターがあるから大丈夫。ゆっちの大好物クラブケイクに、シーフードタワーやロール寿司を頂いた。パパとママはもうすでに醤油とお箸が恋しいと言っていたので良かった。そういえばわたしも一食も和食を食べない日ってあんまりないかも。真っ暗な中ロウソクの明かりだけを頼りに闇鍋状態で蟹をほじる。ごちそうさまでした。




Day3

土日が休みの相棒ディラン氏を召喚し車で遠出。わたしは相変わらずのペーパードライバーです。サンキューディラン。あいにくの雨でもスケジュールの関係で今日しかないので強行突破、一路北を目指す。スタンリーパークを抜けてLions Gate Bridgeを渡りSea to Sky Highwayを1時間ほど走る。高速道路は無料。霧の中に海や小島が見えて気持ちのいい眺めなのだが後部座席のゆっち一家は案の定爆睡していた。最初の寄り道は冒険オタクの同僚がオススメしてくれたShannon Falls。車から降りた時点でゴオオオオオと滝の音がすごい。なんでfalls(滝)はいつも複数形なん?とネイティブスピーカーのディランに聞いたら「理由はない。それはそういうものなんだ」とのことでした。(あれ?つーかfallsでひとつの単語なのか)



ほんとにわたしたち15年間写真撮る時のポーズが変わらない。昔のプリクラもだいたいこの感じだよね。みんなは「華厳の滝よりデカイ。すごい。カナダに来たという感じがする」と喜んでいたが華厳の滝もけっこう大きかった気がする。

この日のメジャーイベントの一つ、Sea to Sky Gondolaの発着点まではここから徒歩でも行けるみたいですがダルいのでまた車に乗って一分で降りる。体力温存大事。このゴンドラの運賃が高え!$41.95もしよる。これでもウィスラーのPEAK 2 PEAKゴンドラよりは安いのね。ゆっちファミリーごちそうさまです…(というわけでこの旅はわたしのみならずディランの分まで全てゆっちファミリーのゴチです)。ウィスラーのゴンドラよりこっちのほうが絶対楽しいと同僚に念を押されてきた。というかウィスラーは多分まだ雪が残っている。


ゴンドラに乗って10分、標高885mまで登るんだけど途中からどんどん霧が濃くなった。山頂近くでよく見ると真下の断崖絶壁を駆け上ったりロッククライミングしてる人もいた。すごい根性だ。

山頂はすっかり真っ白でなーんにも見えない!


あちらに見えるのがなんとか山、と説明の書いたボードや入り口でもらったパンフレットなどを参考に心の目で景色を楽しむのじゃ…。わたしは霧大好きなので大満足。人っ子一人いなくて幻想的。写真の吊り橋付近と一番難易度の低いハイキングコースを散策しただけですがMAPによるとずーっと遠くの方まで歩いて行ったりそれこそロッククライミングしたりもできるみたいで、ハイキングが本気で好きな人がちゃんと装備を整えて行ったら一日遊べることでしょう。わたしたちはロッヂでビール飲んでカナダ唯一の名物料理プーティーンを食べた。日本語が一切わからないディランと英語がそんなにわからないゆっちファミリーがどうやってコミュニケーションをとればいいか少し心配していたが、Google翻訳を使ってキャッキャと楽しく会話していて21世紀だなあと思った。

ここからまた車に乗ってさらに北へ1時間、ウィスラーへ。この時期になってもまだギリギリ粘ってスキーやスノボを楽しむ人達がたくさんいた。我々は雰囲気のいいビレッジを散歩してお土産屋など覗きつつ飲酒。オリンピックのサインの前で写真を撮ろうと言ってたのに忘れちゃったよ!


↑これは前回の写真。ウィスラーはやっぱり雪があったほうがいいな笑。雨はいよいよ本降りで寒いのでバンクーバーに帰ります。ゆっちファミリーが持ってきてくれたスーツケースまるごと一個に詰まったお土産開封の儀をして、日本酒で乾杯。わたしのリクエストしたものやもらって特に嬉しかったものなどは別の記事にまとめて発表したいと思います。旅の後編は次回の記事で。