バンクーバー在住6年目、世界を股にかけるフリーターちひろうさぎの日記と映画レビュー。

2016/11/17

Bridesmaids 花嫁付添人に指名されるの巻

な、なんと!映画やドラマに出てくるあのブライズメイド(花嫁付添人)に大抜擢された!





ブライズメイズとは結婚式で花嫁を取り巻く女子集団のこと。花嫁の姉妹、親戚や親友が指名される。ブルームスメン、またはアッシャーと呼ばれる花婿側の付添人と人数を同じに調整し、近年では各3人から5人くらいが一般的らしい。おそろいのドレスで結婚式に花を添える最重要任務の他に式全体の企画運営、式前後にある様々なイベントの幹事やゲスト対応など細かい事務作業も任される。ブライズメイズとブルームスメンの隊長をそれぞれメイド・オブ・オナー、ベスト・マンと呼ぶ。


ひとりぼっち、知り合いもいないカナダの地を踏んで5年。まさかこんなに早くこの大役を仰せつかることになるとは思ってもみなかった。カナダ人は基本晩婚なのと、ブライズメイズは一番付き合いの長い家族や親友に依頼するものだから。しかしたまたまほぼ唯一の女友達で自身も移民のヘイディが、これまたほぼ唯一の(ただの知り合いでもなければ元彼でもない)男友達のビルにプロポーズされたということでひと肌脱ぐことになった。

カナダで友達を作るのは簡単なようで難しい。ワーホリで来たばかりの頃はすこし語学学校に通ったので日本人や韓国人の友達ができたけど、彼らはやっぱり母国語を話すほうが安心するみたいで、カタコトでも意地になって絶対に英語しか話さないわたしは浮いていたように思う。当時のクラスメイトはみんな短期の語学留学だったのでコースを修了すると別の国に移動か、帰国してしまった。最初のシェアハウスで仲良くなったフランス、サウジアラビア、日本のルームメイトたちもビザを延長せず帰ってしまいそれっきり。外国人とは仲良くなりやすいんだけど、みんないつかはどこかに行っちゃうんだよね。だから滞在が長くなるにつれてカナダに定住している友達だけが残る。日本人で永住してる人もたくさんいるけど、わたしはやっぱり日本語を話さないので馴染めない。もうそこまで気張る必要ないのにワーホリ時代に自分に課した日本語禁止ルールに今でも縛られている。

カナダでカナダ定住民と仲良くなるにはどうしたらいいかというと、これはもうひたすら英語力(フランス語力)を磨くしかない。英語が話せるのは最低限の条件であって、そこからあの子は性格がいいだとか悪いだとか気が合うとか合わないとか、どこで待ち合わせして何をして遊ぼうとかの話に進むことができる。日本に興味を持ってくれている人なんて普通はいないから、基本的には周りと同じ速度で話して同じ文化やユーモアを理解し、ガンガン自己主張していかなければならない。少しでもビビったり黙ったりするとすぐに「あの子はシャイ」扱いされてしまう。カナダ人と友達になったり恋人になったりすると英語が上達するとかよく聞くけど、そもそも英語が話せなかったら友達も恋人もできるわけない。男の子はまあきっかけは多少の下心もあるんだろうけど仲良くなりやすくて、女の子と友達になるのが特に難しい。東京ではむしろ女友達とか年上のお姉さんとばかり遊んでいたので、そういったsisterhoodがすごく恋しい…。

わたしはたまたまカナダ人とフランス人(フランス人はカナダのビザが取りやすいため長期滞在者が多い)だらけの大型シェアハウスに5年住んでいるので半ば強制的にルームメイトやその仲間たちと友達になって地元の人にすら顔が広いとか言われるけど、まったく外部の人と仲良くなるのは今でも難しいと思う。

ヘイディとビルはやはり家によく遊びに来ていたのをきっかけに知り合った。ヘイディはもとはコロンビアからの移民だけどカナダでの生活のほうが長く、スペイン語が通じる相手でも英語で話すことが多い。わたしより年下なのになんと10歳の息子がいる…!息子の父親とは結婚しなかったのでこれが最初の結婚。ビルはアイスホッケーとベーコンとメープルシロップが大好きな生粋のカナダ男児。情熱的というか気性の荒いヘイディとは紆余曲折どころじゃなくて茨の道だったけど、やっぱり彼女の面倒を見切れるのは彼しかいないだろう。ずっとそばで見守り両方の愚痴を聞いてきたから…ついにゴールインとは感慨深いなー。




先日婚約祝いパーティがあった。メイド・オブ・オナーのシャナん家でカジュアルな会合。


うちの女子たち

うちの男子たち

マイ・ブラザーのニコと、日本のテレビに出たことがあるヨガ講師/シンガーのウィルくん

こないだ酔っ払ってFaceTimeでフライング依頼されてしまったのだが、ここで正式な付添人任命式があった。新郎新婦のスピーチ!グラスをチンチン叩いて静粛に。

左が新郎ビル、真ん中が新婦ヘイディ、右がシャナ

グルームスメンは、ビルの兄?弟?英語だとどっちもbrotherだからわからないトムくん(地元オンタリオ在住のため欠席)と、友達のトムくんその②と、うちの大家ニコ!三人中二人がトムなのも面白いが、我が家からブルームスマンとブライズメイドが出るなんて楽しいなー!

グループ ハグ

続いてブライズメイズの発表。ヘイディの紹介で一昨年くらいに出会ってよく一緒に遊ぶシャナと、夏に誕生日会で初めて会ったフェルナンダと、わたし。白人、ラテン、アジアと見事に人種バラバラの美女が揃った。

泣かないでー

ブロンドのシャナは子育て真っ最中のシングルマザーでありながらUBCの特待生に選ばれ今年も大学に残ることになったスーパーウーマン。ブルネットのフェルナンダはメキシコからの移民でスパを経営する実業家、熱心な仏教徒でもある。二人とも英語とスペイン語のバイリンガル。ヘイディが故郷コロンビアから大勢のゲストを招くというので、スペイン語は話せたほうがいいだろう。わたしは大学の第二外国語クラスで学んだ基礎文法しかわからない。英語が話せないコンプレックスを血の滲むような努力で克服したと思ったら、今度はまた別の外国語が話せないことで苦労して、本当いやになる。どうして言葉の壁なんか存在するんだろう。どうして言葉以外に伝える術がないんだろう。

映画『ブライズメイズ』を観た人ならなんとなく雰囲気がわかると思うんだけど、ブライズメイズやブルームスメン同士は必ずしも友達とは限らない。だけど主役カップルのために一致団結してプロジェクトを成功させるチームになる。選ばれて光栄な気持ち半分、不安半分。こんな経験はなかなかできないから、楽しもう。

100均のカップでシャンパンタワー笑

あのー真面目にやってください

真面目に抜栓します

ここまでの写真は全部恋人のセビくんが撮ってくれた

この後は友達のディエゴのスタジオに移動して二次会。酔っ払ったビルが「チイチイとセビも婚約しなよ!」と軽いノリで爆弾発言。うーん。まあずっと一緒に生きていく前提で将来の話をしてはいるのだが、彼もわたしも結婚への理想みたいなものが全然なくて、別に既存のシステムにとらわれなくていいんじゃないかと思っている。本当の娘のようにかわいがってくれる彼の家族や親戚もいかにもカナダらしい超リベラル思考なので、なにも急ぐ理由がない。子供も35か40歳くらいまではなんとかなるでしょというのがこちらでの常識だ。ビルとヘイディはどうして結婚に踏み切ったんだろう。ヘイディの息子とはどういう関係になっていくんだろう。シャナはたしかバツイチ。フェルナンダのことはまだ何も知らない。付添人の中で一番親しいニコは結婚というかそもそも愛すら信じない人だ。来年の夏の式に向けてみんなといろんな話をしていこうと思う。

2016/11/01

Itchy Thump 花粉症?に苦しむの巻

サンクスギビングのすこし後から突如ひどい目のかゆみに襲われ、コンタクトレンズを着けることができなくなった。掻いちゃダメ!とわかっているのにかゆくてかゆくて、もうたまらんー。アイスパックをあてると少しマシみたい。でも寝ている間に掻いてるっぽくて朝になるとかゆくてさらに痛い。ウサギのように真っ赤な目。目の周りの皮膚もウロコ状に荒れて、もうめちゃくちゃだー。アイメイクもお休みですっぴんメガネの日々。

というかちょっとは眉毛を整えなさいよ

病院に行くのがめんどくさいので自己診断。目やには全然ないということはpinkeyeなどのinfectionではなさそう。pinkeyeinfectionも日本語訳がわからない(いま調べたらそれぞれ結膜炎と感染症?らしい)。英英辞書で覚えたり、他の人に聞いて直接新しい言葉を覚えるから日本語訳がわからない単語が多い。英和辞書はそういう時に便利なのだな。

多分なにかのアレルギーなので薬局に行ってアイボン的なものとアレルギー対応目薬を買って使ってみたけどぜーんぜん効かない。パニクってpinkeye用の目薬まで買ってみたけどこれもぜーんぜん効かない。もしかして使い捨てコンタクトレンズの扱いに問題があったのかなあ…。どんどんひどくなって目を開けているのが辛いので結局医者にかかることにー。MSP(カナダの国保)入ってて医療費かからないんだからとっとと病院行けばいいんだけど、なんせ待つからめんどいんだもん。あと、ファミリードクターいないから近所のウォークイン行くんだけどそこのドクターがなんか感じ悪くて嫌いなのもある。わたしも移民するんだしいい加減ファミリードクター探さなきゃな。こちらでは目がかゆくてもお腹が痛くても眼科や内科と専門のところに行くのではなくて、歯科以外は全部一個のクリニックで診てもらう。そこで必要と判断されれば専門医への紹介状を書いてもらって、またアポを取って…と回りくどいシステム。ウォークインというのは基本予約なしで誰でも診てもらえる診療所で、ファミリードクターというのはかかりつけ医のこと。このファミリードクターを探すのはそう簡単ではなくて、あちこち電話して新患を受け付けているか聞かないといけないらしい。身体に関する心配事をなんでも話して、長期で健康ヒストリーを一括管理してもらうので人柄や相性も大事だという。オカマの友達は<本人がゲイの医師>に絞ってファミリードクターを探したみたい笑。下半身の話題はデリケートだもんね。

何時間待つかと覚悟して行きつけのクリニックの開店待ちをすると、雨の水曜の待合室はガラガラですぐ診てもらえた。やったぜ。「目が超かゆいんですけどアレルギーですかね?」と聞くとやっぱり「目やにはある?」と聞かれた。事前に調べておいたところによると目やには英語で、学術的にはeye mucusと言ったり、口語的にはeye booger(目くそ)と言ったりするようですがドクターはgooと言っていた。Do you get thick goo too?だっけか。このgooっていうのはなんとも説明しづらいんだけど…ほらアレよ、ネチネチドロドロした粘度の高いスライム的なもの?カスタード的なスタッフィングやドーナッツに乗ってるアイシングなど、お菓子の質感を形容するのによくgooeyと言ったりするんですが目やににも使っちゃうのね。この-yという接尾辞が便利で、いろんな言葉にひっつけることで<っぽい>みたいな意味で形容詞化できちゃう。目の症状についてもwatery=水っぽい=涙目と説明したよ。

一応目の中を見てもらったけど特に目立った傷とかもないし、両目同時期に急に炎症が始まり、目やにが全然ないならまあまずアレルギーでしょうとのこと。最近洗濯洗剤とかコスメとか変えた?まつエクとかした?と言うけどとくに心当たりはない。ていうか肌荒れとか虫刺されっぽい痒みとか起こるとカナダ人は真っ先に洗剤変えた?と聞いてくるんだけどそんなに洗剤って有害なのか?

今までとくに花粉症を意識したことはなかったんだけど、思いつくのはそれくらいしかない。季節が移り変わって治るといいけど。


目薬と、目の周りに使える軟膏を処方してもらった。薬代は保険が効かず実費なのだが、た…たけえー!$50くらいしたんですけど?!びっくりして内訳を聞くとこの2.5mlのちーっちゃい目薬が$40近くするらしい。トホホ。これで効かなかったらホトケのちい様も怒るぞ!一日に一回点眼すればいいって言われたけど一回でいいわけないやんと半信半疑で使ってみたらこれがむっちゃ効く。すっと充血がひいて夜まで快適。薬局にある目薬全種類コンプリートする勢いで買い漁ってたのはいったい何だったんだ。

というわけでどこか悪い時は薬局で焦って散財するより病院に行きましょう。お医者さんは超効く薬を隠し持っている。ていうかこういう事今までにも何度もあったじゃん…ちょっとは学ぼうよ自分…