恋人のセバスチャンと一緒に空港に迎えに行って感動の再会、の予定だったのに案の定二日酔いでグダグダにー笑。ごめんよゆっち…。挨拶もそこそこにゾンビのようにちひろ家へ向かう。2つあるうちの1つのトランクは全部わたしへのおみやげと、わたしがネットで買ってゆっちの実家に送りつけたグッズで埋まっていた。酒と酒のつまみ、服に化粧品に本。重かったろうに、ありがとーーーーう!ゆっちのつまみチョイスが絶妙すぎて泣いた。さすが酒飲みはわかってるな。
雨季まっただなかなのに彼女の滞在中雨が降ったのは初日だけだった。晴れ女。その初日はグランビルアイランドに行った。晴れた日はこれぞバンクーバーという眺めを期待できるが、また同時にこれでもかという雨こそがバンクーバーの名物でもある。フード付きの防水ジャケットに長靴と、ルルレモンのヨガパンツが公式ユニフォーム化している。傘はもちろんささない。
グランビルアイランドは観光地なので、レストランは軒並みover pricedだ。高くても旨いならいいんだけど…ネ。お昼はマーケット内のフードコートで軽く済ませた。フードコートのフィッシュ&チップス屋のカラマリは市内のほとんどのバーよりも美味しい。イカがブリンと大きく、衣さくさく。もちろん事前に入手しておいたGranville Island Brewery のビールを紙袋にしまったまま隠し飲み。食後はThe Liberty Distilleryでマティーニ。わたしとセビの定番デートコースでご案内。夏は毎週こんなかんじ。実は日本人の人がやっている日本酒の醸造所Artisan Sakemakerもあるんだけど、まだ試したことがない。パブリックマーケットの商品はバカ高くて、日本のデパ地下的にちょっとした会合へのお土産を買うときにしか使わないけれど、珍しい食材も見つかるし雰囲気がいいので冷やかすぶんには楽しい。
やることがなくなったのでここから#50バスに乗ってダウンタウンへ流れた。少し買い物。夜霧に溶けるガスタウンは美しい。湿った石畳が灯りを反射して色っぽい。ほらね、雨はそう悪くない。
ディナーは前から気になっていたオイスターバー、Rodney'sを予約してみた。遅い時間ならテーブル確保できるとのこと。本当はYaletownのBluewater Cafeに目をつけていたけど当日では空きがなかった。まあホリデーシーズンだしね。英語で電話するのはいまだに苦手意識があって(日本語でも苦手)、彼にやってもらうことが多いのだが自分でもやればできるということを確認。
明日は朝早いので、家が遠いセビは寝る前に合流してちひろ家に前泊。まだまだ真っ暗な午前6時半にタクシーが迎えに来て、MainにあるGreyhoundバスの乗り場へ。チケットはネットで予約してあらかじめ印刷しておいたのだ。1人往復50ドルくらいでした。
ダウンタウンを抜けて、1時間ほどで徐々に空が白みはじめ、みるみるうちに雪景色になった!約2時間のドライブでウィスラーに到着です。バスにはトイレがついてて安心。
ウィスラービレッジ、なんて素敵な町並みなのだー!お天気は快晴、綿菓子みたいな雪が木々を飾ってまるでおとぎ話のよう。バンクーバーの都心部はめったに雪が降らない。4年間も住んでいるのに、仕事と勉強が忙しくてカナダらしい風景を見たのはこれが初めてだった。Icicleアイスィコゥ=つらら、という単語も初めて知った。
この日のために揃えたスキーウェアと、ヒートテック重ね着で寒さはほとんど感じない。カナダにはいまだにユニクロがないので日本のネットショッピングでいろいろ買ってゆっちに持ってきてもらった。時間はたっぷりある。ランチの前にちょっとお散歩。
トレイルに入るとこわいくらいに静かだ。今年のウィスラーは雪に恵まれ、スキー場は例年より早くオープンした。フワッフワのパウダースノウはセビくん含むスノーボーダーを熱狂させる。たしかゆっちもスノボできるはずだが、わたしがスポーツ苦手なのと、脚を折るのがいやなので今回はパス。ごめんよ二人。
レストランをチェックしつつゴンドラ乗り場のほうまで移動。あたらしい雪をいち早く踏みたい人々ですごい行列、を尻目に開店したばかりのパブで昼食。
どこへ行っても同じの飽き飽きしたパブメニューなので一瞬ためらったけど、この眺めで食べたらなんでもウマイです。寒いから一瞬で冷めちゃうよ!ビールは冷たいまま。どんどん人が入ってきて食べ終わる頃には満席になってました。みんなこれからスポーツするのに飲む気マンマンで笑った。大丈夫かいな。大きいテーブルだったので相席の人がきて、ちょっとお話して楽しかったな。セビくんは本当にもれなく誰にでも話しかける。バンクーバーにはそういう人が多い。わたしも日本にいる時から知らない人に平気で話しかけるタイプだけど、あくまで機嫌しだいで、いつでも誰かと話したい気分なわけではない。
お手洗いを済ませてゴンドラに乗る。リフト券に最初並んでたのだが、BlackcombにあるTube Parkへ向かう人はここは無料らしい。Tubingのチケットも上で買うんだよと係員が教えてくれたのでそのまま乗車。
ゆっちが買ってきてくれた鬼ころしを飲みながらこれを書いています。後編は近いうちにまたアップするよ。
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