バンクーバー在住6年目、世界を股にかけるフリーターちひろうさぎの日記と映画レビュー。

2012/09/10

Spanish apartment

(Dear friends: I used some pics from FB. If you mind just let me know through FB, text massages, or I'm always here: THE HOUSE.)

わたしにとってはもう日常ですが、日本ではあまり馴染みのないシェアハウスについて紹介しようと思います。タイトルはシェアハウスあるある満載の映画『スパニッシュ・アパートメント L'Auberge espagnol』(2002)から。


ここがわたしたちの家。男子3人、女子4人の男女共学で三階建て庭付き一軒家をシェアしています。国籍はそれぞれフランス系、メキシコ系、フィリピン系のカナダ人とカナダ出身カナダ人、フランス人、日本人のわたし、あと今月タイ人の女の子が引っ越してきて全員が2ヶ国語以上を話します。年齢は20代を中心に下が19歳から上が37歳まで。職業は自営業、美大生、科学者、CA、飲食店などでいわゆるオフィス勤務の会社員が一人もいないので平日のお昼全員家にいるなんてことも珍しくありません。あと誰かの友達や恋人が居候してることもよくある。こうしてあらためて書くとすごいカオス笑。


廊下の採光の問題もあり、「取り込み中」以外の時は部屋のドアを開け放しておくという暗黙のルールがあって常に人の気配が感じられるようになってます。つい最近友達が空き巣に入られたと思って警察呼んだらルームメイトが犯人だったなんて事件もあったけど、うちはお互い全面的に信頼してる。7人+居候数人いてもバスルームは3つあるので困ることはあまりない。冷蔵庫も3つあって自分の段に自分のものを入れます。食べ物の貸し借りはよくするし、みんなが家にいるときは給食のような大鍋料理を作ってシェアしたりもする。神経質なわたしがバスルームやキッチンや食事を人とシェアするなんて、日本に居たときは考えられなかった事です。自分がこんなにシェアハウスに向いてるとは思わなかった。もともと家族と同じ部屋に住んでいて自分専用の部屋を持ったことがないのでプライベート意識があまりないのもあるのかも。

バスルームはこのようになっています。シャンプーの塔

「ちいちい、こないだちょっと牛乳借りちゃった。
新しいの買ってきたから使ってね」との伝言。

外国人とのシェアはとくに英語ができないうちはトラブルがつきものだから無理しないで日本人のルームメイトを探したほうがいいって意見もあるけど、うちはびっくりするほどトラブルフリーのストレスフリー。もともと友達同士で住みはじめたわけじゃないのに全員が大親友です。寝るとき以外は部屋にこもらないで共有スペースに集まってるし、どこに遊びに行くのも常に一緒。毎日が修学旅行。外の友達と遊ぶときは外に出ないでうちに呼んでルームメイトに紹介する。週末になるとそうやってできた仲間たちが自然と集まってきます。


日本人の常識から言うと男女一緒のシェアハウスってけっこうビックリされるかもしれない。うちはフロアもフロアごとのバスルームも男女で分けてるわけじゃなくてごちゃ混ぜで、部屋を決めるときその点かなり悩んだけど、結果的に男女一緒のほうが快適なのかもと思ってます。共学と一緒で適度に異性の視線があるので秩序が保たれるんですね。防犯上女子だけより安心だし、重いものは運んでもらえるし、パイプが詰まった時は直してもらえるし、テレビの配線もやってくれるし、ていうかテレビ買ってくれたし、夜遅くなったら迎えに来てもらったり、本当に男の子が一緒だと頼りになる。うちの男子たちはお料理も上手だし掃除もマメにするし…って、こうしてみるとわたし何もしてないや、アハハ。トイレットペーパーや洗剤といった消耗品を率先して買ってるくらいかな。クラブ行く時とか普段の夕飯とかかなり奢ってもらってるのでその分の還元も含め。

リビングにプラズマTV設置中
気になる男女間トラブルですが、今のところそういうことは一切ありません。一緒に住んでるからきょうだいみたいな感覚。あと相互監視というか、「みんなで住んでる以上これはアリ/ナシ」みたいな空気の読み合いは常にある。ひどい偏見だけど外国人にこういうセンスがあるとは思ってなかったんです。ガンガン自己主張してくるんだろうから自分も負けないようにしなきゃと肩肘張っていた。でも実際は日本人と同じかそれ以上に繊細に気遣いあってるよ。これも全員がハウスを愛しているからできることなんでしょう。汚れた食器が山になってたら自分のじゃなくても洗う。なんでわたしばっかりとも思わないし、わたしがやっといてあげたから次はよろしくね!とも思わない。たぶんみんなもそうだと思う。騒がしくて耳栓をして寝るときもあるけど別に怒らない。前のシェアハウスでは大嫌いだった家主が鼻をかむ音がうるさくてブチ切れていたのに、好きな人たちがたてる騒音は何とも思わないものだ。


去る9月1日、うちで大家のニコくん主催のannual jello wrestling partyが行われました。ジェロレスリングとは子供用のプールでゼリー風呂を作ってその中で水着の男女がレスリングするという下品なパーティゲームです笑。写真見てもらったほうが早い:

これです。ニコ vs. ルイ・ヴァンダム

わたしのアイドル、ニコくん。まじイケメン
なかよし。ニコール、ハイディ、わたし、ちゃんぴ
もっと写真いっぱい撮ればよかった。誰かが一眼でバンバン撮ってたんだけどなかなかFBにアップしてくれない。
ゲストバンドによるライブ演奏
100人招待してあったので念のため
仮設トイレ設置。いろいろと規模がすごい

送別会でくみちゃんが作ってくれたミートのりまきの再現。
エバラ焼肉のタレが超高かった

手作りjello shotsの振る舞い酒。
当然アルコール入りのゼリー飲料です

いい写真!左がニコール、右がルイ、二人ともルームメイト。
真ん中は友達のトムくん
この日のために新しい水着購入。レスラー風
わたしもレスリングやる気まんまん。トーナメントにして優勝者に賞品が出るという話だったのですが、蓋を開けてみればなんと女子レスラーがわたしだけ!!!!一ヶ月くらい前からFBでアナウンスしててパーティの主旨はみんな知ってるはずなのにありえなくない?恥ずかしいからとか寒いからとかメイクが崩れるとかだからと思うけど、みんなノリ悪すぎ。なんだかんだで楽しかったけとはいえ、これにはけっこうガッカリしちゃった。ジェロレスロングって、女の子が水着でキャーキャーやるのを見て男の子もハッピーっていうことだとわたしは理解していたのだけれど。

パーティって、参加者みんなが協力して盛り上げていかないといくら企画が面白くても面白くなるわけがない。協力しないなら主催者や他の参加者に失礼だと思う。わたしだってシャイだし寒いしお化粧崩れるのやだったしそのうえ生理だったけど、このパーティに参加する以上レスリングしないという選択肢はなかったよ。水着もこの日のためだけに新しいの買ったし。

 
仕方ないから一人でゼリー風呂の中で暴れた。午前中から準備しながら飲んでたからもう夕方には泥酔。この男性、ニコの友達らしいんだけど一緒にダンスしてたらわたしのルームメイト親衛隊が(彼に対して)怒っちゃって「ちい、今すぐシャワー浴びて来なさい」と退場させられてしまった。いつもこう。英語もナンパのかわし方もよくわからないわたしのことを常に守ってくれる兄たち。でもちょっと過敏すぎるんじゃないかと思っていて、この時は酔っていたのでつい「なに?父親気取り?!子供じゃないんだから自分の面倒くらい自分で見れるよ」と悪態ついてしまった。。。普段は「スクールバスのお迎えが来たよ。お弁当持った?」とからかってくるニコール姉さんが「わかるでしょう?みんなちいの事を思ってるからなんだよ」となだめてくれた。反省。


シャワーから出てもガンガン飲み続け踊り続け、気がついたら部屋に強制送還されていました。後から聞いたら22時前には一人で立てない酩酊状態だったみたい笑。3時ごろ目がさめてキッチンにおりたらまだパーティは続いていて、うちで飼ってるわけでもないネコがいた。『ハングオーバー』かよ!ネコと戯れていたらニコが来て、「父親気取りじゃないよ、ちいのこと守りたかったんだよ」と言って抱きしめてくれた。この言葉を安易に使うのが相応しいかどうかはわからないけれど、ルームメイトはやっぱりカナダで見つけた「家族」だと思う。ニコやちゃんぴーなんか、ふと気づくと父が子を、いや祖父が孫を見るような目でわたしを見つめてる時があるの。大げさなようだけど、ここに来てから自分は愛される価値がある人間なんだと実感している。日本にいるとき、とくに出発直前何もかもが頭打ちで、誰かに批判されたわけでもないのに自分で自分を罰してしまうようなところがあったし、人から愛を受け取る自信もなかった。そのせいで周りの人間を傷つけたこともあったように思う。英語ができないから半年以上も毎日自分が世界一の馬鹿になったみたいに感じ続けてるにも関わらず、根本的な自信がついた。

ていうか、要するにぶっちゃけモテすぎて困ってます。おほほ!

朝起きて飲みすぎ反省してたらホワイトボードにこんなイラストが!
パーティ明けの日曜日。
一家総出で一気に片付け終わらせて、ビーチでチル。

わたしと同じくワーホリビザでフランスから来てるルイのビザ延長が認められず突然帰国することになってしまった。しばらくフランスに住んだあと、また別の国にワーホリ行くみたい。(ワーホリは一カ国につき一回しか行けないのだ。)すごいショックだけど、「ここは僕にとっては実家みたいな場所だから、世界中どこに住んだとしても里帰りするように時々は帰って来たい」という言葉を聞いて納得。わたしもあと4ヶ月でお別れしなくちゃだけど、もしそうなっても必ずここに帰ってくる。何度でも。

いま、わたしをカナダに引き留めるために動いてくれている人たちがいます。本当にありがたいことです。I desereve to be loved.

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