2012/12/07

ビザのはなし

2012年1月17日に日本を出国してからもう一年が経とうとしています。わたしが持っているワーキングホリデービザは1年間滞在と就労ができるビザで一カ国につき一度しか使えません。延長もできません。ようやく生活のペースがつかめてきて、友達も彼氏もできて楽しくなってきた今日このごろですが年明けには帰国しなければなりません。英語もまだまだ全然だめで、名残惜しい。。。やり残した事だらけ。しかし、いつだって必ず誰かが助けてくれるお得な運命を生きるわたし。実はバイト先の会社にサポートしてもらってワークビザを申請中なんです。正確に言うとワークビザの取得に必要なLMO (Labour Market Opinion) を申請中なんです。もしこの話が通れば少なくとももう1年はこちらで仕事できることになります。ワーイ!でもオーナーがモタモタしてたせいで結果の通知が今持ってるビザ期限に間に合いそうもなく、一時帰国し結果待ちをすることになりそうです。11月初旬に書類を提出して、審査に3ヶ月から6ヶ月くらいかかるらしいので春先にこっちに戻ってこれたらいいかなと。


さきにワーホリビザは延長できないと申し上げましたが、ワークビザ、観光ビザ、学生ビザなどに書き換え(新しいものを取得)は可能。わたしとオーナーがチャレンジしているのはワークビザといって、勤務先の会社にスポンサーになってもらうビザ。なので個人では取得不可。「ワーホリで来ているこの外国人が帰国していなくなると会社としては非常に困る。どうにかこの人をもう少し長くカナダに引き止めることはできないか」と雇用主に国にお願いしてもらうのです。外国で職を得るということはつまりこの不景気に現地人の雇用を外国人が奪っていることになるのでそう簡単にビザは出ません。ところが専門職の場合はこれが簡単に出ちゃうのだ。たとえば医療関係職や美容師など。日本にいる時も思ってたけど今、大卒って負け組で本当に強いのは専門卒なんじゃないだろうか。。。
資格がなくても日本人しかできない仕事、たとえば寿司職人や日本人向けカウンセラーなんかはビザ取りやすいみたいです。わたしは何の資格も日本人的スキルもない丸腰で勝負。バイト先(ハンバーガー屋)が忙しすぎてわけもわからずガムシャラに働いていた夏にオーナーからビザスポンサーの話を頂きました。その時わたし泣いたの。カナダに長くいられるかもしれないという事と、「あんたなんかクビ!」って言ったのも一度や二度じゃなかったオーナーが、お金と手間をかけてもわたしを欲しいと思ってくれた事がうれしすぎて。もともとワーク取得は全然考えてなかった上に仕事が見つからなすぎて(仕事探し奮闘記はこちら)適当に始めたバイトなのにこんなことってあるんだねえ。うちのオーナーが持ってるもう一つの店舗に日本人の男性がいて、うちの会社が以前彼のビザをサポートして成功したということでわたしにもチャンスがあるんじゃないかという話になったらしい。彼はなんとその後永住権を取得しています。

※ワークビザについての最新情報はこちら Human Resources and Skills Development Canada (HRSDC) : Temporary Foreign Worker Program


自分で言うのもナンですがわたしが抜群に仕事ができるという事と、もうひとつオーナーが個人的にわたしの事を気に入ってくれたのがそもそもこの話のきっかけでした。オーナーは中国系カナダ人の女性(とそのパートナーの男性)なんですが、昔から何故か年上の女性に異様にモテる不思議現象がここでも身を助けた!カナダの母。バイト初日に「今すぐ帰れ」と言った母。それからずっとビビって避けてた。ところが彼女のお友達が店に遊びに来た時に「あなたが噂のチヒロね。彼女いつもあなたの話してるんだよ、もうあなたにゾッコンなのよ」って言うから、とっさに「わたしもオーナー大好きっす。カナダの母だと思ってますから」って言ったのが本人に伝わったらしく(調子いいな、わたし笑)そこからはsweetie, momと呼び合う関係に。同じアジア系だからお客さんに親子なの?って聞かれることもある。オバチャンなのでいつもわたしが腹ペコだと思っているらしく会うたびにいっぱいお菓子くれるかわいい人。わたし何もしてないのに普通に働いてると「あんた本当にかわいいわね!」とか勝手に萌えてる。You're way cuter, mom!

「実は誕生日なんです」と言ったら「なんでもっと早く言わなかったのよ!」と。
翌日ハグとカードとコーヒー券とお菓子をくれた。メッセージが泣ける

まだビザ取れてないのでわたしからアドバイスできることはないんですが、資格なしでワーホリからワーク狙ってる人いたら勤務先は大きい会社のほうがいいです。いくら働きぶりがよくても日本語ができても会社が協力してくれなければ何も始まらないからねえ。複数のタレコミによるとチェーンのサンドウィッチ屋とかでも会社が大きいと太っ腹な上に今までもサポートした実績があるのでよくビザ出てるらしいよ(日本人に対して出てるかどうかは知らん)。あとは日本語を生かしたバイトがいいのかなあ。日本食レストランとかはどうなんだろう。ビザをちらつかせて奴隷労働させるところもあるみたいなので注意です。うちもなかなかオーナーが具体的に動いてくれなかったからもしかしてそのクチかと疑ったけど単に普段の仕事が忙しかったのとそんなに時間かかるって知らなかったかららしい。「早くしないと間に合わないよ」ってガンガン急かすべきだった。ていうかわたしもリサーチ不足でした。


ちなみにワークビザが出たら、仕事を変えることはできません。。。仕事辞めたらビザも同時に失効、即帰国。いくらカナダに居られるとはいえこれからもずっとハンバーガー屋で働き続けなければならない。でもわたしにとってはここに居られる事が最優先事項なので迷いはなかったです。もう少し時間をもらえれば永住権の取得も結婚移民も夢じゃないのだ。ビザがいつ、どれくらいの期間有効なものが出るのか、だいたいビザが出るのかどうかはただただ運次第。一度申請が棄却されても再申請して通る場合もあるそうなので辛抱強く待ち続けるしかないのだ。カナダの家の家賃は部屋をキープするために3か月分ほどの小切手をニコくん(大家)に預け、しかし万が一最悪の事態も考えて部屋をからっぽにして出かけるつもりです。すぐ帰って来られるかもしれないし、あるいは永遠にさよならかもしれないし、覚悟の置き場所がわからないのがつらい。ビザの期限まで残り40日。夏休みが40日間だったのを考えると本当にあと少しだなあ。


もしもカナダのビザを諦めなければならなくなったとしても、日本に長期間住むことはもうないんじゃないかと思ってます。ふるさとの東京は訪れる分には楽しいところだけど、わたしにとって暮らすのには最適な街になりえない気がして。人が多いとか放射能とかそういう問題じゃなくて、24年間わたしを窒息させてきた体制や精神性の話。先日実家からメールで「さんざんカナダで遊んだんだから帰ってきたら(年齢的に考えて)結婚か就職か選びなさい」とか言われて、いつでも一番信頼していた母までそういう思想に毒されてしまったと知って悲しかったけど、同時にもう日本には住まないという決意にもなりました。別に結婚や就職をしたくないって言ってるんじゃないんですよ。You know what I mean... 身捨つるほどの祖国はありや。

2012/11/26

お誕生日のはなし

25歳になりました。ぱちぱちぱち!お誕生日当日は休みだったので地味にティッシュ買いに行ったり髪を染めたり平常運転。。。夜、バイト終わりのボーイフレンドがお祝いに駆けつけてくれました。(結局付き合うことになったのだ…前回までのおはなしはこちら)

ブログ初登場、サイラスくん(備考: 剛情な天パ)
 
相変わらずはにかみ屋のわたし

彼とわたし、お誕生日が一日違いなのだ。サイリーベイビィは18日で21歳に、わたしは19日で25歳に。家で軽く乾杯とロウソク吹く儀式を済ませ、前から気になってた近所の中国式hot pot(鍋)レストランへ。


Landmark Hot Pot House 春秋火鍋
(604) 872-2868
4023 Cambie St
Vancouver BC V5Z2X9
 年中無休 17:00~2:00
 
いつも賑わってるなーと思っていて、ググったら有名なお店なんだって。一応予約して行ったけど月曜だったので空いてました。広い店内には生簀もあって、接待とかで使うような雰囲気。お値段もそれなりだけどサービスがよいので感激。おしぼりを手渡してくれる店がカナダにもあったなんて!どうやら最初にスープを選んで具を頼むかんじなんだけど中国語ばっかりで全然ピンとこない。日本語メニューもあったけどやはりピンとこない。アジア人のわたしがわからないのに彼にわかるわけもなく、しばし固まる我ら。中国人のお友達を誘えばよかったなあ。○人前おまかせセットみたいなのあるといいのに。盛り合わせを頼もうとしたらどれもお店の人に「二人で食べるには多すぎ」と言われ、適当にみつくろってもらいました。スペシャリティ海鮮は時価と書いてあってビビって注文しなかった。。。
 
 


 予想はしてたんだけど一品の量が多いのなんの。鍋って最低4人は誘わないとお話にならない。彼はお箸が使えないので何でもフォークで食べる。一応取り分けてくれようとするんだけどフォークを使ってヨチヨチと皿に放り投げてくるので危なっかしい。周りは中国人のお客さんばっかりで、外人のわたしたちが見よう見まねで鍋をつつく姿は滑稽だったに違いない。美味しかったし、とにかくおもしろかった。生簀のエビにアテレコしたりとか。もうずっとシーフードに飢えていると話したら今度市場に出向いておっきな蟹でも買ってこようという話になった。生魚は大嫌いだけど蟹は大丈夫なんだって。



プレゼントはさかのぼってお誕生日前の週末に交換しました。わたしは先日の風邪からハスキー声が治らないので加湿器をリクエスト、わたしからはスキットルとウィスキー。何をあげていいか本当にわからなかった!まだ出会って日が浅くて彼が何を好きかわからない。あとバンクーバーで気の利いたものを売ってるショップがどこにあるかもわからない。なんとなくキツィラノに出かけてみたらいいかんじのお店多かったよ。4thのあたり。


この日けんかした笑。お誕生日のルームメイト、カトリーナ(こんなに身の回りでお誕生日が続くなんて奇妙だ)のお祝いでいつものメンバーが家に集まって大騒ぎしてるのに、彼がちっともそこに混ざろうとせず部屋にこもろうとした時点でわたしはイライラしていた。で、その後行きつけのクラブ兼バーみたいなところに移動するところで合流したんだけど「何だかここに馴染めない」とかグズグズ言い出したので頭にきて無視してたらいつのまにかどっか行っちゃった。久しぶりにフルメンバー揃ったのでわたしはみんなといたかったし、みんなに彼を紹介したかったのになにあの態度!その後メールが立て続けに来ていて「本当に申し訳ないけど、このバーが好きじゃない。ネルシャツ着て無精髭のスケーターもどきがウヨウヨいる店なんかいやだ。ちいは楽しんでるみたいだから邪魔したくないし。ごめんね」だって。お酒飲んでる時はいつもハッピーなわたしもさすがにキレて携帯を投げました。今思うと笑っちゃう。わたしの彼にピッタリの発言笑。わたしもよく「無印良品の服着てボブカットでカメラぶらさげて高橋歩とかに憧れてる人間が集うカフェなんか嫌」とか言ってる、いや、言ってたもんね。最近はどんな人にもなんとかいいところを見出そうとする傾向にある。これが成長というものであろう。思い返してみると自分もハタチくらいの頃はずっとトガっていた。丸くなることがいいことなのかどうかはわからない。この5年で何かを得たのか、あるいは失ったのか。
(後日談。7時間後くらいに仲直りして一緒に朝ごはんを食べました。彼は「ごめん」が言える人だ)


飲みまくって最終的に残った6人で2時過ぎにタクシー拾おうとしたらなかなか捕まらなくて、もうこれでいいやとか言って回送中のリムジンを無理矢理口説いて借りた。15分くらいの乗車で70ドル以上した!高エ!どうやらニコとちゃんぴが彼氏と喧嘩別れして怒りまくっていたわたしを元気づけるためと、お誕生日祝いのために奮発してくれたらしい。もう二人がわたしの事を好きでなくなってしまったかと思っていたから、なんだか心に響いた。



彼と付き合うようになってから家族のように親しかったルームメイトとすっかり疎遠になってしまった。あっちとこっち、どちらもわたしが好きでわたしを好きな人間なのに、双方をうまく繋ぐのは実は難しい。少なくともわたしにとっては。ひとりの人間を中心に放射状に広がる宇宙。
 
 
カンのいいお友達なら察しているかもしれないけど、実はわたしとシェアハウスのオーナー、ニコは恋愛関係にあったのだ。ハウス内での恋愛は絶対禁止なのでナイショだよ!サイラスと付き合うようになったのとちょうど同時期に、つらいのでここに詳しくは書かないけれど非常にショッキングな出来事があり、そのどちらかか両方かを原因に今はおはようも言ってくれなくなってしまった。きちんと話そうよと言ったんだけどチャンスも与えてくれず。ゆっくり、ゆっくり育ててきた関係も壊れるのは一瞬だなあ。いつでも無防備に開け放たれていた隣の部屋のドアはずっと閉まったまま。ほんの2週間前、実は誕生日が近いと伝えると即携帯カレンダーに保存してくれた彼にハッピーバースデーを言ってもらえなかったことがすごく悲しかった。でも、彼を傷つけたのはわたしのほうだと思う。何かを得ることは何かを失うこと。こんな言葉を恋愛に使うと薄っぺらいけれど。
 
 
ニコにもらった鉢植えの花を枯らしてしまった。挿し木してみたけどうまくいくだろうか。不器用なわたしと、きみ。


2012/11/19

19871119


The little girl would never know what's coming up to her life. I've been living for 25 years with the same eyes, lips, and hands in the picture above... Don't worry baby, your life's gonna be sweet to you.


Thank you for every single person who has got involved to my universe. I'd even thank few people who's been mean to me.
Special thanks to the person who gave birth to me: my mom. I love my life that you gave me 25 years ago. As you say I'm a part of you and you're a part of me. But I also believe we must live our each life as individuals. The only and best way to be a good daughter is fully enjoying my life and I expect you to be a good mother in the same way. I'm so sorry for leaving you alone. I'll bring you to our places with memories in Canada in near future. Please take care yourself and stay well till the day. And I also feel obligated to mention my biological father that is in my blood... I don't know if you remember me. Even if you were such an asshole I forgive you. I hear you're the one who gave me to my beautiful name. Hope you're doing well somewhere on the earth.
On every birthday I wonder if the people who I don't see anymore such as my ex, my mom's ex, or old friends would remember me. I'd be more than happy if they think of me on my birthday. I don't wanna disappear... I've been less scared of insecure existence of me and self-evaluation since I came to Canada. Now I feel I deserve to be loved. My short but big  journey is about to end, hopefully not, anyway it was the most meaningful year of my life. I feel like I reborn. I'm on the best moment in my life and I believe it's gonna be keep going better. I don't make any plans for my future because I believe it's totally meaningless since life never goes as planned. Our lives don't care our plans! I don't even know where I will be next month and am very excited about it. Everything should be fine as long as I alive.


Again, the 25 year- old girl would never know what's coming up to her life. I'm pretty sure It's gonna be amazing :) Happy Birthday Chihiro! Hey the world, keep entertaining me !



0:41 PST, Nov 19, 2012, in Vancouver
I feel like I had two birthdays in a year because of the big time difference between Japan and Canada. Thank you for heartwarming messages, my friends. You made my day, you made my life. All I can do is to love the people around me now since I can't do anything for the past. My universe is expanding...  Kiss kiss kiss to the past, present, and my future. Peace!

2012/11/15

恋愛のはなし

カナダに来て初めてひどい風邪をこじらせてしまった。熱は微熱程度だったんだけど咳がひどくて、昼夜問わずのた打ち回ってゴホゴホやってました。多分なんだけど咳のしすぎで肋骨にヒビが入った。。。以前チアリーダーの真似事をしていて(笑)やったことがあって、その時と同じ感覚がするのです。一応安い保険に入ってるんだけど、こっちではかかりつけの医者がいないと診てもらうだけでも一苦労と聞いているので病院にも行けず。手持ちの総合感冒薬は効かないし、咳が一瞬も止まらないので外出もできないという時に彼が即効お見舞いに来てくれました。

咳止めシロップや薬、のど飴にサプリに飲み物にDVDも。
You saved my life, baby boy! ありがとーう!

彼…!気になる彼とは、最近仲良くしてるカナダ人の彼のことです。なんと5つも年下でハタチの男の子。来年から大学生。バイト先で知り合い、全然気づかなかったんだけど前からわたしのことを気に入ってくれていたらしく飲み会で電話番号を交換してからというものの毎日怒涛のメール攻撃。最初は正直面倒くさいなあと思ってたんだけど、話すうちになかなか頭のいい子だということがわかりデートするようになりました。映画や本や政治の話ができたり、スポーツが大嫌いなところ、お酒が大好きなところや家で遊ぶのが大好きなことから意気投合。よくもまあ、こう男バージョンのわたしみたいな人が見つかるものだ。家でワイン飲みながら映画鑑賞デートを中心に週4くらいで会ってます。カナダの家族であるルームメイトにも紹介したんだけど女の子たちは「イケメンじゃん!ちい、でかしたぞ」「一緒に飲もうよー」と大はしゃぎ、男の子たちははじめてわたしが男の子を家に連れてきたということで絶句してました。父親か!「週末遊ぶ?あっ、ちいは彼と一緒か…(小声)」とかいじけちゃって大変。いじけないで!ちいはみんなのちいだよおおお!彼もルームメイトも同じくらい大切なので、仲良くして欲しいけどすこし時間がかかりそう。


日本でいったら完全に付き合ってる状態なんだけど厳密にはまだ彼氏じゃないのだ。というのも、こっちの文化だと彼氏彼女になるっていうのは日本で言う婚約と同じくらいのオオゴトで、そう簡単に付き合ったりはしないみたいなの。あれ?日本でもそうだっけ?とにかく今はdatingといってお試し期間みたいな感じで、一応友達なのです。でも付き合ってるわけじゃないから浮気してもいいし、いやになったら別れる必要もなくスっとフェードアウトしてもいいのだ。わー便利!で、本格的に付き合うとなったらどうなるかというともうどこに行くにも何をするにも一緒の夫婦状態になるということなので、ちょっと今はそういう交際はできないかなーということで保留中。。。たぶん彼も同じように考えてると思う。わたしもいつまでカナダにいられるかわからないしね。ていうか、付き合うって何だろう。よくわからない。関係に名前をつけるの好きじゃない。


こういう風に書くとすぐ「遊ばれてるだけ」みたいに、主にモテない人から批判されるわけですがわたしはそうは思わないです。何故か決まって女性のほうが男性に「遊ばれる」という被害妄想にとりつかれた人たちが意図的に女性の地位を貶めているんだと思う。遊ぶも遊ばれるもないよ。今見てるドラマGirls(次回詳しく感想を書くね)からお気に入りの台詞を引用します。


I'm offended by all of the supposed to do's. I don't like women telling other women what to do or how to do it or when to do it. Everytime I have sex, it's my choice.

(すべての「こうあるべき」はムカつく。女性が、他の女性に対し「ああしろ、こうしろ」言うのなんか大嫌い。いつだってわたしは自分の選択でセックスしてるのに)

これが女性が持つべき誇りですよ。幻想に過ぎない主従関係を規定するのは自分自身。自分に対して後ろめたくない選択をし、そこに譲らない自信を持つべきです。そうでなければ、それこそナメられる。「日本人の女が外国でモテるのって、尻軽だとナメられているだけでモテているわけではない」という何の根拠もない持論を展開する人がすごく多いので笑っちゃう。日本人女性が諸外国の女性より尻軽って、一体どうやって調べたんだろう。。。別に批判されたわけじゃないんだけどネットなんかで二言目にはこれが出てくるかんじなので思わずイラっときちゃったよ。ていうか恋愛の仕方をネット検索してるわたしって一体。笑
※日本人というかアジア系の女の子は実際モテます。


外国人と恋愛するのなんか初めてだからとりあえずネット検索してみたけど全然役に立たない(当たり前)。ルームメイトやお友達みんなにアドバイス求めまくってる。カナダに来て何がカルチャーショックって、カルチャーショックがなかったことが一番カルチャーショックだよ。言葉や文化は違えど恋愛に限らず人付き合いの仕方って全然変わらないなあということです。ユニバーサル!恋愛に限っていえば、まあ外国なので人前で平気でチューしたりはするけどねえ。ハハハ。彼がわたしをベイビーって呼ぶからよく「ベイビーは君のほうじゃん、ハタチくん」って言い返してる。日本人の男性と違うところは、やっぱり褒め上手なところでしょうかね。ほとんど口癖みたいにcute! adorable! sweet!と大絶賛してくれるので気分がよいです。 sweetって、男女問わず彼以外にもよく言われるんだけどどうやらniceと近い意味で「いいこ、やさしい子」ってニュアンスらしい。いつでも機嫌よくニコニコしてるように見えるんだって。友達とか見てるとそんな風には思えないんだけどやっぱり外人の女の子は気が強いんだって。そうかなあ…?彼の元カノはラテン系でお酒が入ると号泣したりキレて物を投げたり車道に寝転んだり大変だったらしいので「ちいは穏やかで優しい子だなあ」とよく言ってくれます。「信じがたいほどセクシー」とか「ビューティフル」とか「ぼくが知ってる女の子の中で一番かっこいい」とかは生まれて初めて言われたからうれしいっていうかウケた。まあこのへんはステレオタイプ通り。あと、男性が女性におごるのが当たり前っていうのが日本よりも強い気がする。年下なのにいつもごちそうしてくれるしいろいろ買ってくれるし、あまりにもよくしてくれるのでもしかして彼ツバメとかで後から盛大に貢がされたりするのかしらんと疑り深いわたしですが、そう聞いたらきっぱり「No, being a gigoro would be required to sleep with multiple women. Just Chi is all I need」(いや、ツバメっていうのはお金のためにいろんな女の人とデートする事だ。ぼくはちいだけが欲しい)だって!きゃはははは!ノロケごめん。


彼と一緒だとリラックスしてたくさん話せるし、毎日朝から晩までずーーーーっとメールしてるので(パケ放題)、ここ数週間で飛躍的に英語が伸びました。一緒にDVD見てて聞き取れなかったら「今なんてったの?」って質問できるし、「今のわかった?キリスト教のジョークだよ」って説明してくれたりもする。普段話しててわたしの英語が間違ってると超さりげなく訂正してくれたり、もっとしっくりくる言い回しで繰り返してくれたり先生みたい。喋るの超早いし地元の若者なので汚い言葉も使うけどね。


今日はバイトの後、一緒にベトナムフォー食べに行くのだ。何故かフォーが好物なの、彼。でもお箸が使えないからフォークでクルクル食べてる。キャーかわいい。日本料理だとアーゲダシトゥフー(揚げだし豆腐)が好きなんだって!かーわーいーーーー。そんなかんじで最近は常に彼と一緒です。風邪が治ったら遂行するデートプランが山盛り。今週末は二人のお誕生日。なんと彼とわたし誕生日が一日違いなのだ。不思議ね。


バンクーバー、めちゃくちゃ寒いです。彼はいつでも手と鼻の先が冷たい。かわいいひと。

2012/11/03

Best Coast




Billbord Worst 40という記事で嫌いだけれど聴いたら2012年バンクーバーで過ごした夏を思い出すだろうという曲を覚え書きしたので、今度は好きな曲の覚え書き。Best Coastのアルバム『Crazy for you』ばっかり聴いてました。海辺でバイトしていたので、早めに出勤してビーチパークでボーっとしていた夏の思い出が蘇る。
- When I'm With You
 

- Boyfriend
 
- Summer Mood

 

もともとBest Coastを好きになったきっかけはドリュー・バリモア監督×クロエ・モレッツ嬢主演で話題になったこのPVでした。(ミーハー。)
- Our Deal



セカンドアルバム『The Only Place』はガラリと大人っぽい仕上がりだけど、いいかんじ。
-Up All Night
 
I don't know what day it is because I've been up all night
I don't know what week it is because I've been up all night
I want to see you, I want to see you...

 
(今日が何日なのかわからない だって一晩中起きてたから
今週が何週目なのかわからない だって一晩中起きてたから
きみに会いたい、きみに会いたい…)

パーティ明けのけだるい明け方にぴったり。YouTubeのコメントに「プロムで流れたら素敵!」ってコメントがあってなるほど賛成。


ハロウィンでハシャぎすぎたせいか、久しぶりにひどい風邪をひいた。咳がひどくて眠れない。I don't know what day it is because I've been up all night!夜が明けたらすてきな男の子がお見舞いに来てくれるって。

2012/10/29

ムーンライト伝説

今年のハロウィン(31日)は週のド真ん中平日なので、多くの人はその直前の週末にパーティに出かけます。海外で過ごす初めてのハロウィン、衣装のほうはけっこう気合いを入れて早めに準備していたんだけど、肝心の夜遊びプランが当日になっても不明というグダグダ具合に。。。というのも普段いつも一緒に遊んでるルームメイトのニコとちゃんぴがこの大事な日に限って珍しく出張でバンクーバーにいないというタイミングの悪さ。適当に友達の連絡待ちをしてたんだけどボーっとしてる間にクラブのチケットが売り切れてしまい、ハロウィン難民。結局ギリギリになってルームメイトのニコール姐のお友達のパーティに混ぜてもらうことに。
 
 
今年のちひろうさぎのコスチュームはこれだ!!!!!!
 
 

 
じゃーん!憧れの美少女戦士セーラームーンだよ!わたしドンピシャリのセーラー世代なんです。でも健忘症につき不思議と懐かしさはないんだよね。なんだっけ…?たしか好きだった気がする。
この衣装はなんとセミオーダーで仕立ててもらいました。とにかくチビなので市販のコスチュームはブカブカなのよ。肩のディテイルとか凝っててすごくかわいいの。ヅラとブーツはVallue Villageで。ちょうどいいものがトントンと見つかっておもしろかったです。赤のロングブーツなんてどこに売ってるのよ…と思ってウロウロしてたら目の前にあった。古着。わかりづらいけど膝の下がV字になっていてまさにセーラームーンのそれなのです。本当は変身スティックも欲しかったんだけどコレクターズアイテム扱いになってて超高価だった。
 
今宵のわたしの保護者は一緒に住んでるニコール姐さん。まさに姐さん!というかんじで、何でも相談できる飲み仲間でもあります。下ネタが盛り上がるのは世界共通なのです。
 

『サウスパーク』のSexual harassment panda!!!!!!ただのパンダじゃないところがポイントらしい。わたしは元ネタを知らなかったんだけどみんなは知ってて爆笑してた。スモーキーな囲み目メイクはわたしがやってあげました。


出陣前の記念撮影。左のカトリーナのパーティに行きたかったんだけどチケットSOLD OUT。がーん。いつもほぼ同じメンバーで遊んでるからたまには新しい世界を開拓するのもいいかもよ、と前向きに考えることにする。

いつも運転してくれるニコがいないので電車移動。。。ていうかハロウィンってもうちょっと早い時期にやってくんないかなあ。すでに雨季のバンクーバー、雨で気温2度。気合いで上着なしの美少女戦士。負けるわけにはいかないのだ。

 



 ダウンタウンのバーでニコールのお友達と待ち合わせ、軽く飲んだ後タクシーでノースバンクーバーへ。遠ッ!なんでもダウンタウンのクラブや、むしろストリートも危険なほど混雑するらしくあえて遠出しました。まあ車で20分くらいなんだけどね。タクシーは日本に比べると若干安い印象があります。でも基本的に電話で呼ばないと来ない。


 
 

 

セーラームーンが有名なのでビックリ!カナダでも放映されてたらしくて誰でも知ってるみたい。「生きてるアニメだ!」と大人気でした。

ニッキーはCAなのでお友達も航空業界の人たちです。玉の輿キボンヌ。なにしろアウェーで最初はモジモジしてたんだけどお酒が入ったら元気になった。踊りまくり!閉店になっても踊り足りず、でもダウンタウンのクラブなんか入れないんでしょう?とその後のプランを考えていたら先週末のパーティでナンパされていやいや電話番号を渡してしまった男性から電話、パーティに来いとの誘い。ノースバンにいると言ったら車で迎えに来てくれると言う。友達の友達ってかんじでわたしはよく知らない人だし、ニッキーは友達と残るって言うし、一人でよく知らない男の車に乗るなんて怖すぎるよね。。。とか考えてる間に彼到着。そしたらニッキーが彼を捕まえて目をガン見しながら「いいか?あんたの顔覚えたからね。ちいちいにもしもの事があったら、あたしがあんたを殺すから。殺すから!!!!!アイル キルユー!」と超真顔で何回も言っててこわかった。ははは。でもなんか見なおしちゃったわ、姐さん!到着地点の住所と彼の電話番号をメール、しなかった場合は警察を呼ぶことを約束しノースバンにバイバイ。車の中でドラゴン(本名、苗字)が「いやーすごい関心しちゃった。ぼくが彼女の立場だったらきっと同じこと言うと思うけど、いいルームメイトでよかったね」ってしきりに褒めていた。本当にわたしはルームメイトに恵まれてる。彼ら彼女らがいなかったら、何も始まらなかった。

これがその男、ドラゴンである。いい人でした



 
これもサウスパークネタらしい。
写りこんでいる流線はセーラームーンの髪です

向かった先は二階建ての巨大なお宅のホームパーティ(というのは和製英語で本当はハウスパーティという)。外人は踊るのが好きなので日本の宅飲みと違ってスピーカーたててDJブース作ってレーザーだのミラーボールだの使ってまるっきりクラブと同じノリで遊ぶんだけど苦情とか来ないのかな?いつも疑問だわ。みんな超いい人で暖かく迎えてくれてとっても楽しかったわん。明け方ドラゴンがタクシーを呼んでくれて代金も払ってくれて帰宅。焼きそば作って食べてセーラー戦士は普通の女の子に戻るのでした。

本当はニコちゃんぴーと遊びたかったけど、いつも二人がわたしを守るのに敏感すぎて知らない男の子と話すのも、なんなら見るのも(笑)許されないから、初めて一人で大冒険していい機会でした。でも正直彼らがいたらなあと何回も思ってしまったよ。家が一番。


留守の間フェレットの面倒を見てあげたお礼にと、ニコが鉢植えの花をくれた。キャー!お礼ならばわたしのキャラクター的にビール1ダースでもくれそうなものだが、あえて花をくれたというところにキュンとしてしまった。

2012/10/15

英語のはなし


1年カナダにいればさすがに少し喋れるようになるといいなあと思った出発の日。9ヶ月経った現在の上達状況はといいますと、英会話に点数はないので説明しづらいけど、ネイティブの友達と朝までサシ飲みできるレベルにはなってます。グループ飲みよりサシ飲みのほうが実は難易度低いけどね。酒の話ばっかりで申し訳ないですがやっぱお酒飲むと喋れるのよ!ああお酒万歳。それでも謙遜抜きにして決して「ペラペラ」ではありません。未だに電話苦手だしね。けっこうがんばってるつもりなのに…まあ、こんなもんなのかなあ。


わたしの出発前のレベルですが、海外経験はなくとも何故かもともと英語得意で、中学高校の定期テストで90点を割ったことはありませんでした。センター試験は何点だったか忘れたけどほぼ満点だったんじゃないかな?大学入学時クラス分けで受けたTOEIC IPは手抜きして660点、2年生のときに本気で受けたTOEFL IBTは69点でした。大学は一応国際系の学科にいたので毎日英語ばっかりだったし、一番上のクラスだった。うーん、華々しい経歴!しかしこんなペーパーテストの点数は「英語が話せること」とは全然関係がないわけで、日本にいて英語で会話する機会なんかないわたしの英会話力はひどいものでした。ただのガリ勉だからねえ。そこからカナダへ出発。最初の一ヵ月半、会話重視の語学学校に通いました。スタートダッシュの勢いは大事なのでお金は超かかったけど行ってよかったと思う。わたしのレベルと切羽詰まり具合から言って「英語を使って楽しくゲーム感覚で勉強しましょう」「アクティビティを通して世界中のお友達を作りましょう」とかにお金を払いたくなかったので、ガチな学校を選びました(ワーホリ 語学学校の選び方 参照)。厳しかったよう。週5みっちり、宿題もばっちりで毎日早朝から深夜まで勉強しました。ひとりだとどうにも怠けちゃってこんな風には勉強できないよね。そういう意味で学校に行くのはやっぱり有効だと思うのです。会話系の学校とはいえ、勉強するのは主に文法。文法について英語で会話、みたいな。結局文法は大事なのです。ガリ勉で文法を気にしすぎるせいで喋れないんだって思ってたけど、今となってみればやっぱりあのガリ勉時代がなければ何もなかったとしみじみ思う。

語学学校時代のノートたち。今もよく読み返したり書き足したり。

語学学校で正しい英語の感覚をきっちり養ってから職探ししてひたすら拘ってやっと完全英語環境のバイトを始めて、今のシェアハウスに引っ越して友達いっぱいできて毎日喋りまくって、日本人の友達一人もいなくて、それでも言いたいことを言うのは本当に難しい。会話についていけなくて置いてきぼりになることもしょっちゅうだし、聞き返してばっかり。メゲずに地道に言いたくて言えなかったことはこっそりメモして家に帰ってから調べたりします。友達は英語の先生とは違うから話し相手にはなってくれても英語を教えてくれるわけじゃない。時々「こういう時なんて言ったらいいの」って聞くこともあるけど「英語教えて」「間違ってたら教えて」ばっかりだと本当の友達になれなそうで嫌なのよね。たまーに教えたがりの人もいるのでそういう人を見つけたら質問攻めにするけど。
ていうか、外人って手加減しないから明らかにこっちが理解できてないのに超早口で話しかけてくるっていうのが最初けっこうビックリした。もしかしてあれでも手加減してくれてるのかなあ。たぶん、先生じゃないから何が英語学習者にとって難しいのかわからないんだと思う。


これから英語喋れるようになりたいっていう人はまず、何はなくとも文法の勉強からだね。。。「文法なんか関係ない、伝わればいいんだ」説もありますが、文法がわからなかったら伝わらないんだってば!ていうか文章が作れなければ話せるわけないんだってば!「中学の英文法をマスターできれば英語はできる」説はあながち嘘じゃありません。教科書開いて名詞の複数形のs、三人称単数のs、冠詞のTheやa、さすがにこれくらいは知ってると思って飛ばし読みしちゃいがちだけど、これが正しく使えるようになるのにどれだけ苦労していることか。いま高校の時使ってた文法書開いてみたら第一文型、第二文型、SVOCとか書いてあって笑っちゃった。こんなのは必要ないねえ、たしかに。勉強するときのコツとしては例文をまるごと覚えてしまうことです。そこから応用すれば簡単に言いたいことが言えるようになるのだ。
単語の勉強はあんまりしたことないからわかりません。自然に覚えていくものじゃないかな?名詞は知らなかったら「あーほら、あれなんて言うの、掃除の時に使うアレよ」とか聞けばいいだけなので、動詞を覚えるようにするといい気がする。でもhave、give、takeあたりの基本的な動詞でほとんどの事は伝えられます。そういう基本的な動詞の用法を例文ごと覚えるのです。辞書を引く時は意味より例文をチェック。


わたしが試した勉強法で一番効果があったのはやっぱり映画やドラマを観ることだと思います。これなら日本にいても、一人でもできる。DVDで英字幕が入ってるものを買ってきて、英字幕あり、なしと繰り返し観る。作品はなんでもいいんだけど最初は内容がわかってるものや、子供向けのものがいいでしょう。飽きないで観られそうな好きな作品っていうのがもちろん大前提ね。一時停止しながら気に入ったフレーズや知らなかった単語をノートに書いてヒマな時に見返して覚え、マネして発音してみて、いまだ!というチャンスがあったら実際言ってみる。それで通じるとすごくハッピー!ネイティブの人に「そういう言い回し素敵だね、面白いね」と褒められることもある。そりゃ映画の台詞のパクリだからね!ははは。

こっち来てから買ったDVDコレクション。
今はこの倍くらいです 中古だと安い。図書館で借りると無料。

中学の英語の授業で英語の歌(ビートルズとか)で勉強しましょうって言われたけどこれはけっこう注意が必要で、歌は歌であるからして音に乗せるために歌詞についてはいいかげんなものもあります。たとえばKaty PerryのI kissed a girlという曲のサビに♪ I hope my boyfriend DON'T mind it というのがあるのですがこれは明らかに文法上おかしいのです(正しくはI hope my boyfriend DOESN'T mind it。節の主語がmy boyfriendで三人称単数なので助動詞doはdoesを使います)。でもdoesn'tだと曲に乗らないでしょ。通じるかもしれないけど、ちゃんと勉強していればこういう細かい文法上の間違いはすごく気になります。


発音ってどうやったらよくなるんでしょうねー。読書や英語でインターネットすることも多いのでけっこう難しい単語も知ってるんですが発音したところで全然わかってもらえないのが悲しい。先に、英語を第一言語として話す人を便宜上「ネイティブ」と呼びましたが移民の地バンクーバーにいると正真正銘のネイティブの人に会う事は割と少ないといっても過言ではないです。ハンバーガー屋でバイトしてるわたしは注文の時の「burger」の発音で「あ、この人英語が第一言語じゃない」ってわかります。burgerってrがふたつ、しかもuとeの後で本当難しい言葉なんだよ!でもみんな英語圏でどっこい生きてるわけだからあんまり気にしないでいいと思うのよね。ていうかバリバリのネイティブの言ってる事はわたしにとっては聞き取りづらい。英語を勉強して身に着けた人の発音はなんとなく聞き取りやすいんだなあ。「正しさ」でいうと前者のほうが正しいはずなのに不思議。


帰国して「どれくらいペラペラになった?」って期待されるのが今からこわいです。わたしはちっともペラペラではありません。タイムリミットが迫ってきて、ふたたび真面目に勉強しようと気合いを入れなおしている今日この頃です。これからワーホリや留学考えてる人は、「行ったら勉強する」なんて言わずに今から猛勉強するべきです。こんなの誰でもわかってる事だけど、本当に本当に本当に!日本にいる時の勉強した量でその後の楽しさが全然違うよ。今からやっておけばもっと早く楽しくなれるよ!これだけは保障します。さて、勉強しよう…


こうして日本語で思考して日本語で長文を書くと、頭をまた英語に戻すのに少し時間がかかるので控えるべきなのかもしれません。でも書きたいし、読んで欲しい。ううう。
さて、勉強しよう!

2012/10/07

Hipster Soiree

 10月6日。土曜の夜はうちに前居候してたピュリックの家でHipster soireeと題されたテーマパーティが催されました。毎週末パーティしてるんだけどなんとなく誰かんちに集まってダラダラするってだけなので、たまにはきちんと時間と場所とドレスコードを決めてパーティっていうのもいいよね。ドレスコードはHipster!なにそれ!
Hipsterとは(Urban Dictionaryによる定義): カウンターカルチャー、メインストリームへの抵抗、流行に流されない、「男らしさ」「女らしさ」といった性概念を超えたアンドロジナスなスタイル、アート、インディーズバンドの発掘、エモ、知性に基づいたアイロニックなジョーク、音楽やアート、ファッションなどクリエイティブな職業、に就けるのが理想なのだが本当はニートだったりする、アンディ・ウォーホル的な眼鏡、コンバースのスニーカー、古着、American Apparel、Urban Outfitters
…だそうです。ふむ、つまりオシャレな人って事?とか思ってこの動画みたら、どうやらhipsterとはhipster(笑)であり、日本で言うおしゃれサブカル(笑)の事らしいことが判明しました。


わたしはもともとhipsterなので普段着でいいのです。困ったな。ハロウィン前だしあまり予算はかけられないので、Value Villageで8ドルくらいだった古着のニットワンピに日本にいるときからわたしのトレードマーク化してた銀色のレギンスを合せました。ダラーストア(100均みたいなやつ)で買った人形を頭に乗せて「手作りアクセで他人とは違うわたしを演出」風。

ぱみゅぱみゅワナビー もしもし原宿

メイクかわいいでしょ!最近お気に入りのNYXのブルーのリキッドアイライナーに真っ赤な口紅、眉毛は蛍光ピンクなの。去年のお誕生日にもらったMACのペンシルアイライナーで描いただけで、もとの眉毛がしっかりあってもちゃんと発色するよ。急にひらめいたカラー眉毛、ハマっちゃいそう。どんどんお化粧濃くなってます。引き算メイクなんか知らん。
 
ベビーブルーの眉毛なんてかわいすぎ。
 
夜9時半にピュリックんち集合。「パーティに遅刻するのはいまやtoo mainstream。時間ぴったりか、むしろ早く着くのがヒップスター流よ」とのこと。了解。

 
 
 
 

 

 


 
とりあえずみんなhipster=眼鏡って解釈したみたいで、結局眼鏡パーティになっちゃった。
その後酔っ払ってタトゥー大会へ。。。 

普段はあまり夜更かししないルームメイトのカトリーナも一緒に遊べてうれしかった。
うちのハウスからは7人中6人参加しました
 
「映画版より原作本のほうがよかった」と書いてある。
「流行る前から知ってたよ」というニュアンスで、ヒップスターらしい台詞。
あーあ…

ピュリックのルームメイトのフェリックスくん。身長190cmくらいある気がする。
153cmのわたしは直角に首をあげないと話しかけられない。
ちゃんぴーの頬にキスしたのはわたし。
あんなにシャイだったのにちゃんと欧米化してる笑
地下室の卓球大会


あとはもう、ダンス、ダンス、ダンス。

 
 
午前2時ごろお開き。ホームパーティは基本BYOB= Bring Your Own Boozeといって自分が飲むお酒を持ち寄るんですが、この日は誰もツマミを持ってこなかったので飢餓状態に。ああ、なぜ気づかなかったんだろう。。。 帰ってキッチンでドカ食い。
 
ムシャムシャ

焼きそばと、砂肝とにんにくの芽炒め

時々友達との写真アップしてるからお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしカナダに日本人の友達が一人もいないの。バンクーバーは、ゴールデンウィークのハワイより日本人が多い街です。夕方のダウンタウンなんか語学学校終わりの日本人と韓国人ばっかりでここは渋谷かミョンドンかってかんじ。みんな英語を勉強しに来てるはずなのに、放課後は自分の国の友達ばかりで固まって母国語を話してます。自国の友達ができてしまうのは語学学校に通う最大のリスクだと思います。日本人と韓国人はとくに固まる傾向がある。わたしが気にしてるから目に付くだけかと思ったけどカナダ人の友達もそう言ってた。日本人同士英語喋るなんておかしいって言う人もいるんだけど、わたしはそうは思わない。もっとも納得がいかないのは、わからない人の目の前で遠慮なく母国語を喋ること。それってすごく失礼じゃない?みんながわかる言葉で喋ろうよ。
日本人だったら日本人の友達と居酒屋でサッポロビール飲んで、バイトは日本食レストラン、家に帰って実家に日本語でskype。残念ながらこれがワーホリ、留学の現実です。日本語で話すのがラクで、そうしたいなら無理しないで日本に帰ったらいいんじゃないのかしら。
 
決して外国人と遊ぶのがかっこいいと思ってるわけじゃなくて、そういう理由で日本人と韓国人を徹底的に避けるようになりました。