バンクーバー在住6年目、世界を股にかけるフリーターちひろうさぎの日記と映画レビュー。

2016/12/09

Baby it's cold outside いとをかし冬

月曜の朝「ベイビー、雪だよ!見てごらん」とセビくんに起こされてメガネをかけると…



こんな光景が広がっていました。いつもは目覚めの悪いわたしも飛び起きて武装し、転がるように庭に降りた。


まるで宇宙に来たみたいに静かだ。雪が音を吸収するんだろうか?
※うしろにある宇宙船のようなものはルームメイトのチャリ坊がどっかからもらってきて改築したトレーラーハウスで、猫と遊ぶスペースとなっております。

冷えた空気を勢いよく吸い込むと、子供の頃駄菓子屋のアイスケースの引き戸を開けた時の味がした。バンクーバーではこうしてわざわざブログに書くくらい雪が珍しく、毎冬だいたい一回ずつちょびっと降るんですが、ここまでまとまった降雪は覚えている限りでは4年ぶりくらいかも。というわけでカナダにいるくせに雪ビギナーなVancouverites(NYなら「ニューヨーカー」、バンクーバーなら「バンクーバライト」)は毎度のことながら大混乱。バスや電車は完全にストップし、交通事故は多発し、ちょうど期末試験期間の大学は軒並み休講、本気の雪国出身者は「こんな程度雪とは呼べない」と憤慨、いう非常事態に。わたしは去年ゆっちが来たときに買ったスノーブーツを履いて普段通りテクテクと飲食店の仕事に向かったのですがビックリするくらいお客さんが来なかったねー。仕方ないので同僚と座ってコーヒー飲みながら外の様子を眺めて、閉店時間に帰る。この前ヒマすぎて勝手に早く店じまいしたらyelpにボロクソ書かれたので閉店時間までは帰れない笑。チッ。

記録的な降水量に見舞われ晴れの日が全くなかった秋から一転、ギラギラ太陽が積雪に反射してサングラス必須の一週間でした。週末にかけてさらなる降雪。バンクーバー国際空港発の飛行機も欠航が目立ったそう。年末大丈夫かなあ。まだ永住権の返事来てないですがもういつ来てもおかしくない状態ということで、ちょっと早めの自分へのご褒美と思って3週間ほど有給休暇を取ることにしました。22日で仕事納め。Vacation pay??何回説明してもらってもイマイチ仕組みがわかんないんだけど、どうやら毎月給料の一部を天引きされていてそれを長期休暇取りたい時に返してもらえるみたいな制度があって、初めて意識的に使ってみる。クリスマスは大好きな人みんなに会って美味しいものを食べて、年始にかけては2013年のNYぶりの海外旅行をするぞ!わーいわーい。

しかしその前にギフトショッピングを済ませなければ…。憂鬱だ。職場のクリスマス会に、シェアハウスの会に、彼に、彼の家族ひとりひとりに、それぞれプレゼントを用意してしかもYouTubeのチュートリアル見ながら自分でラッピングする。この時期宅配便は激混みなのでネットショッピングはもう手遅れで、やはり激混みのデパートに出かけてそれなりに気の利いたアイテムをできるだけ安価で仕入れて来なければならない。贈り物をするのは好きだし得意なほうだと自負しているけど、東京みたいに「ちょっとした」物が手に入る店がないもんだからひたすらストレスが溜まる。ポチ袋に現金入れて渡すだけの日本の正月がどんなにラクだったか…。ああそうだポットラックパーティの料理も考えなきゃなんだ。酒屋が閉まるからお酒も多めに買っておかなきゃ。彼の親戚に会うからセクシーでも攻撃的でもない服を用意しなきゃ。もう来年からクリスマスこそ海外逃亡したい。



雪があると夜になってもはっきり景色がわかるくらいに明るい。手を繋いで散歩に出かけようか。わたしは『冬のオペラグラス』を歌う。日本語がわからないきみは聞こえたままに真似して歌う。下手くそだなあ。雪がふたりの声を吸い取った。

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