2017/04/01

カナダで就活①就活はひとりじゃできない

何のスキルもない上にカナダでどころか日本でも就活したことがないので何をすればいいか全くわからず途方にくれていたところ、最近UBCの入試課で働き始めたルームメイトのアラナが使命感に目覚め面倒を見てくれることになった。世界旅行から帰って地元バンクーバーでの就活に苦労しすぎて職安の職員並みに就活に詳しくなってしまったそうだ。とにかく不景気なので、カナダ人にとっても職探しは決して簡単なことではない。普通に考えてわたしの一番の強みは日本語が話せることなのだが、日系企業はカナダにあってもやはり日本流のブラック待遇だと聞くのであえてローカル企業を狙うことにする。

アラナは「究極的には就活はnumber game=数の勝負、数撃ちゃ当たる」と言うけど実際に求人に応募するのはまだまだ先。入念な準備をして臨まなければ時間の無駄。わたしの場合「座って仕事をしたい」と、希望があまりに漠然としているのでまずはそれを具体的に絞っていくことと、どんな職種があるかリサーチしようという宿題が与えられた。オフィス系の求人に強いIndeedに載っている記事のURLと募集要項本文をまるごとWordにコピー。求人一件ごとに1つのファイルでストックしていく。タイトルに締切日を含めておくと便利。後で実際応募できるようになったらフォルダにして関連資料や自分が送ったレジュメとカバーレター、オンラインスクリーニングの内容なども同じフォルダにまとめる。もっとフォルダが溜まったら「事務系」「会計系」とか、自分が分かりやすいように整理。提出した書類に書いたことを面接でツッコまれたりするとヤバイので後日検索しやすくしておくのね。レジュメやカバーレターは募集要項に沿って一件一件書き直すのが当たり前らしい…!うえーんめんどくさいよー。

とりあえず今はどんなジョブタイトルがあるのか、どんなスキルが求められているのか、次に検索してみたいキーワードはなにか、リサーチしてメモしていく。


自力就活と並行して政府が出資しているEmployment Serviceにも助けてもらうことにした。わたしはBC州在住ですが他の州でも同じような就職支援サービスがあるはず。ロケーション+employment serviceとかimmigrant settlement serviceとかググってみるといろいろ出てくる。

図書館の掲示板に貼ってあるチラシを時々覗きに行ってもいいし、あとはWorkBcのオフィスに直接足を運んでみるのが一番早い。自宅の郵便番号ごとに管轄のセンターが決まっていて、そこ以外では相手にしてもらえないので先に検索していくこと。→FIND YOUR WORKBC EMPLOYMENT SERVICES CENTRE


ワーホリでカナダに来た時に何も知らずにWorkBCに足を運んで無理やりレジュメの添削をしてもらったけど、担当ケースマネージャーについてもらってフルのサービスを受けられるのは原則(1)永住権か市民権を持っていてフルタイムの就労を目指す、(2)失業中、失業しそう、もしくは週20時間以下しか働けていないパートタイマーの人です。ただしパソコンとプリンターの使用、求人票と蔵書の閲覧などは誰でもどのロケーションでも無料でアクセス可能。手が空いたケースマネージャーがいれば簡単な質問なら答えてもらえるでしょう。

Look for jobs in Canada
WORK BC CENTRES

もしくは、外部サービスに直接連絡をとってみてもいいと思います。図書館やWorkBCの掲示板にたっくさんフライヤーが貼ってあります。全部カナダ政府と提携して運営している安全な機関です。

ISS of BC
YWCA EMPLOYMENT PROGRAMS / SERVICES
YMCA Employment Services

※基本的に永住権か市民権保持者が対象です(図書館ならワーホリやその他のビザの人も一度は訪ねたことがあるよね?バンクーバー中央図書館だと4階のキャリアゾーンあたりのスタッフに声をかけると、永住権がない人でも参加できるイベントなどを紹介してもらえます)

15歳から29歳または30歳までの若者向けのプログラムはさらに豊富。座学→インターンのコンボで、座学の最中もお給料が出る。これはなんとなく最終学歴がsecondary school(高校)の人のためのものなのかな?でも楽しそう。ていうか外国の学歴ってカウントされるのかなー。なんとなくされないような気がしてる。

Intersections Media Opportunities for Youth Society
CAVE YOUTH EMPLOYMENT PROGRAM
Baristas Training Program ←最初の数週間で飲食店勤務に有利な必要な資格を全部取って、そのままスタバで実際職業体験する有給プログラム。すげえ

こうしたEmployment Serviceでは無料か有給で職業訓練、個別カウンセリング、資格講座やインターンシップの手配などをしてくれる。資格の受験料を肩代わりしてくれたり、面接に着ていく服を買ってくれたり交通費やランチが出る場合も!次回詳しく書きますが、全ての求職者が現在住む所があったり食事できる生活水準にいるわけではないのです…。

移民向けだと英語やフランス語の語学学校も無料→  Language Instruction for Newcomers to Canada (LINC) Program 母国である程度キャリアを積んでいるもののカナダでその経験をどうやって活かしていいもんかなんて人は大歓迎で、ローカル企業とコネを作る機会をセッティングしてくれたりするらしい。カナダでの経験がない外国人が丸腰で挑むにはあまりにも過酷過ぎる就職戦争。無料のヘルプを使わない手はありません。

わたしはいま新卒向けインターンシップ(笑。卒業したの7年前なんですけど)に混ぜてもらえるよう頑張ってるんですがそこのコーディネーターにもアラナと同じ事を言われた。何に興味があるのか、どんな仕事がしたいのかもっとよく考えて下さいとのこと。わたしがしたいことってなんだろう…。したくもないことを我慢してやってその代わりにお金をもらうのが仕事と今まで思ってたんだけど、したいことをしてお金をもらえることもありうるのか。Well, we'll see.

LA LA LANDみんな観た?わたしはとっくの昔に観たんですが、別にハリウッド女優になろうとしてるわけじゃなくても、意識的に大きな転換を起こそうとしているタイミングにちょうど観られてよかったです。夢はでっかくなくたって、夢なんだ。←今自分で言って悲しくなった



I'm reaching for the heights
And chasing all the lights that shine
And when they let you down
You'll get up off the ground
'Cause morning rolls around
And it's another day of sun



Someone in the crowd could be the one you need to know
The one to finally lift you off the ground
Someone in the crowd could take you where you wanna go
If you're the someone ready to be found

1 comment:

Unknown said...
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