マフラー取った直後で頭ボッサボサ(向かって左側) |
永住権は市民権(国籍)とは違います。永住者にはカナダ人とほぼ同等の権利が与えられるとはいえ、投票を含む政治活動と国家機密に関わる公職に従事することができません。あと犯罪を犯した場合は強制的に国外退去になる場合があるます。国籍を取得するには6年間以上永住権を保持し、かつカナダに関するクイズで高得点をおさめないといけないらしい(マジで笑)。日本は二重国籍を認めていないのでカナダ国籍を取得することになったら日本国籍を放棄しなければいけません。そうすると「外国人」として日本に入国するのが面倒になったり日本で仕事をするのにビザが必要になったりするので現状は永住権に留めて日本国籍とカナダ永住権のいいとこどりをする日本人が多いらしい。まあそりゃそうか。
永住権を取る一番のメリットはビザの心配をしなくていいことだね。仕事や学校といった明確な目的に基づいた細かい条件・期限が全部失くなるのでどこで何時間働こうが学校に行こうが自由です。国内の引っ越しは何の問題もないし、やっぱり別の国に滞在したくなっても大丈夫。更新単位である5年間のうち2年間を途切れ途切れでもいいんでカナダ国内で過ごせばまたその先5年分も更新できます。今までビザがあってもヒヤヒヤしていた海外旅行が一気にラクになる。カナダの空港ではPRカードがあればカナダのパスポートがある人たちと一緒に並んで自動チェック機でサクっと入国できちゃいます。※COPR後PRカードが出るまでは旅行は我慢しましょう。
永住権が取れたらまずは、今まで外国人で登録していた「9」で始まるSIN (Social Insurance Number)を変える手続きをします。所得や税金関係を管理する番号だね。久しぶりのSinclare CentreにパスポートとCOPRを持って行って5分で完了。昔はプラスチックのSINカードが発行されてたんですが2014年に廃止になったのでただの紙切れを渡されるだけです。無くさないように!この新しいSINを雇用主に報告します。個人情報なので雇用主以外に教えることはないです。あと銀行にも一応連絡しておく。
Premium Assistanceの対象外でもビザの期限やSINが変わったらMSPにはかならず連絡しましょう。
さらに楽しみだったのは職業/語学研修!カナダに移民するのはわたしのようにすでに国内にいてムキになって永住権を取る者もいれば、家族や仕事の事情でなんとなくたどり着いてしまった人や難民もいるわけです。社会の新メンバーとして受け入れた以上はちゃんと生活して仕事して納税してもらわないとマズいので、カナダ政府がさまざまな無料サポートを用意しています。まず公用語の英語(フランス語)に不安がある人は無料で語学学校に通うことが出来ます。同時に住宅の探し方や銀行口座の開き方、医療機関の紹介なども行っているようです。外国から引っ越してきたばかりでもさみしくないようにコミュニティの交流イベントなんかもあります。immigrant settlement service (住んでいる地域) とかでググるといろいろ出るよ。バンクーバー公立図書館の掲示板もチェック。
- Start your life in Canada
- Immigrant services in your area
- NewToBc
- Immigrant Services Society of BC
- YMCA of Vancouver Immigrant Service
- S.U.C.C.E.S.S - Immigrant Settlement & Integration Program
現地での職歴もツテもないとなると仕事探しは簡単ではないけれど、それも強力バックアップがあるから心強い。今後詳しく書く予定ですがわたしはいま絶賛就活中で、政府が出資している職業訓練プログラムにお世話になっております。こちらではキャリアアップを目指して大学や短大に戻る社会人が多いですが、その学費も永住権があれば留学生料金ではなくカナダ人と同じ値段が適用され奨学金も組める。場合によってはトレーニングや資格取得の料金を政府が負担してくれることも。税金を納めているのがこんなに素晴らしい国だなんて幸せすぎる…面倒を見てもらっている分がんばって働かなければ。
永住権とはいわば自由になれる切符のようなものです。わたしにとっては過去5年を捧げてやっと手に入れた勲章でもあります。これを持ってCanadian dreamを叶えるんだ!
2 comments:
おめでとうございます!
わたしはワーホリで来て4か月です。
アンダーヘアーの投稿見て
同じところで自由を手にしました!!!!!
りほ
蒲原莉保 さま(本名ですか?潔い!笑)
ワーホリの一年あっという間すぎるので、悔いが残らないようにたくさん冒険してください。
わたしもあそこのサロン通い続けてますー。こないだ行ったらなんと日本人の女性がやってくれました。
こっちで学校に行って技術を身につけたそうです。いろんな人がいるなあ。
Post a Comment