バンクーバー在住6年目、世界を股にかけるフリーターちひろうさぎの日記と映画レビュー。

2012/07/23

At the halfway point

バンクーバーは観光のベストシーズンを迎えています。目に見えて人口が増えたよ。それに伴いバイト先のハンバーガー屋も大盛況、目の回るような忙しさ。先週とか本当に体力的にキツくて(精神的には全然キツくない)、一瞬辞めようかなと思っちゃったけど、オーナーの笑顔を見ると「まあいいか」ってなっちゃう情に弱いわたしです。たかがバーガー屋、されどバーガー屋。失礼な話、妥協を重ねてたまたまたどり着いた場所だけれど「自分は必要とされている」と思えることは何よりの報酬。「Chi-, you are so cute. あんたの熱心な働きっぷりにはimpressedさせられっぱなしよ。本当にどうもありがとう」なんてメールもらったら辞められない。。。impressed(=感心させられる、感銘を受ける)って一番の褒め言葉。時給も上がりました。


ルームメイトや友達と過ごす週末のアクティビティは大切にしたいので毎週土曜は休みをもらってます。飲食店で土曜休みくれってのもナメた話ですが、快諾してくれた。


最近の週末活動レポート:

June 24, Saint Jean Baptiste Day 主にケベック州で盛り上がるフランス系のお祭り。
うちのメンバーはフランス人が多いのでお祝い。

July 7, 裏庭にて。 典型的な午後の光景

あまりの暑さに耐えかね子供用プールを設置。

みんなはバレーボールが大好き。わたしは相変わらずスポーツが大嫌い。 
我らのリーダー、ニコ隊長。全てのイベントの幹事。
FBのプロフィールの趣味・関心欄に「友情」とある。
いつかのシエスタ。夜8時すぎまでこの明るさ、暑さ。

Canada day, July 1 st

カナダの建国記念日。
昼間はバイト。看板娘としてかわいく盛り上げ。

バイト後ダッシュで海辺の公園へ。

いつものメンバーで花火見学。
カナダでは屋外の飲酒が禁止なのでアルコールを詰めた水筒を各自持参。笑

思ったより壮大な花火。
毎年家族で花火大会に行ったことを思い出して少しホームシックを覚えた。
July 15, ヌーディストビーチへ。
脱いでる人もいれば脱いでない人もいるが、基本的にお年寄りが多い。
新メンバー、最近うちに居候してるピクくん。フランスから来たばかり。
軽くオカマキャラ。

le Paradis du イケメン
今月ハウスに引越してきた新メンバーのニコール。超ファンキーな客室乗務員。
よくもこう、面白い人間ばかり集まるものだ。
一番仲良しのちゃんぴ。わたしの保護者。

7人でおそろいのWreck Beachタンクトップ。
前回行けなかった時にちゃんぴがお土産に買って来てくれた。
ちゃんとXSサイズ

海帰り。遊び疲れて出かけたくない夜はBBQ

いたずらっ子のルイ・ヴァンダム(あえてフルネーム)。
唯一年下のメンバー。

…ふう。ここからが直近の週末。

los pirates

家の居間でバカ騒ぎ。近所から苦情が来たことは意外にも一度しかないらしい。
その一度は10ブロック以上も先の家からで、どうやら因縁をつけられただけらしい
July 21, 土曜の夜はクラブへお出かけ。
大勢で行くと本当に楽しい。
東京にいるときはあまり興味がなかったクラブ遊びが今はお気に入り。
行きも帰りもみんな一緒だから何もこわくない。

クラブで大騒ぎして、家に帰ってから地下室でまた大騒ぎしていたら普段ふざけてばかりいるルイ・ヴァンダムがただならぬ表情で降りて来た。そこからは大の大人の男たちが夜通し声をあげて泣いていた。何があったのかすぐにわかり、わたしはこわくて部屋にこもった。何も聞きたくなかった。


翌朝パソコンを開くと、フェイスブックのウォールが追悼メッセージで埋まっていた。わたしは直接面識はないんだけどハウスに出入りしていた仲間の一人が突然亡くなったらしい。かける言葉も見つからず、しかし一晩あければいつもと変わらない「今日は何して遊ぼうか」会議に始まる日曜の朝だった。何かというと抱きついてくる外人たちをどつきながら「ドンタッチミー!(©ベッキー)」とわたしに言わせる遊びが流行っているのだが、この日ばかりは黙って抱き返した。
どんよりと垂れ込めた曇り空に小雨降る中、誰かがYouTubeで見つけたクリフジャンピングへ。すぐ目の前の山に霧がかかってよく見えない。こういうのは普通快晴の日にやるんじゃないの?!


実際上陸してみるとビデオにあったジャンプ台やロープは残骸が残るのみのうら寂しい崖だった。深さも地形もわからない。本当に大丈夫…?


 でもそんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!(わたしが知る最新の日本のギャグ)ジャーンプ!

まさにドヤ顔


男の子たちに続きわたしもジャンプ。Why not? これにはみんな大喜び、また「impressed」いただきました。いつのまにか集まってきたギャラリーからも「やるじゃん!」と拍手喝采。一緒に来てたもう一人の女子メンバー(非ルームメイト。最近ニコにくっついて歩いていて、どうも気に入らない)は直前でビビって結局飛ばなかった。勝ったぜ…!

軽くググったら高さ70ft(約21メートル)くらいあったみたいです。岩場に身体を打たないようになるべく遠くに飛べって、そんなの無理だし。ああ、誰も怪我しないでよかった。


ジャンプ後はビールで休憩。(繰り返すようだがこれは違法行為=公共の屋外で飲酒。笑 ブログ炎上しませんように。)
黒く濁り凪いだ海を眺めながら、自分があっさり成し遂げた、以前は出来るはずもないと思っていた諸々のことを思い出して少し泣きそうになった。バンジージャンプもクリフジャンプもやればできた。一人で外国に住むこともやればちゃんとできた。そのうえ友達だってできた。自分は、自分が思っていたよりずっと勇敢なのだ。いつだってedgeでは足が震えるけど、それでもチャンスを目の前にジャンプしない事なんか今は考えられない。死んだってかまわない、どうせいつか死んじゃうんだから。いや、死んじゃダメだ。周りの人間をあんなにひどく泣かせることはいけない。

死の隣でアドレナリン?かなんか出てるのかもしれないけどジャンプすると異様にハイになるし、頭もピリっと冴え渡る。飛び降りは特別な行為だ。すっかりジャンプ狂。次は何ジャンプ?

天気悪すぎ。
めずらしくみんなと離れたところで一人考え事をしていたニコ。
それにしても天気が悪い。


1月に日本を出てからちょうど半年が経った。ビザの期限の関係で折り返し地点、もう半年後には帰国しなければならない。思えば遠くまで来たものだ。


1月17日夕刻、成田空港。少しの不安をビールで飲み干すわたし。今より髪がずっと短い。今も着ているタイダイ柄のパーカー、うやむやに別れた恋人が買ってくれた度のきつい眼鏡。出国審査の後ガラスごしにいつまでも手を振ってくれていた親友は泣いていたらしい。気づかなかった。自分との別れを惜しむ人間がいるということは、この旅で最初に手にした自信だった。ふるさとに置いてきたものを思わない日はない。

相変わらず見つけやすいわたし


 どこからやって来て、どこへ向かうのか。誰にもわからない。うたかたのゆめをたゆたうだけ。よくできた回文。

というのはうそ。

1 件のコメント:

Tatsuya Nakanishi さんのコメント...

今回のポストにimpressedしました。昨日のロンドンオリンピックのオープニングセレモニーと同じぐらい。しばらく言葉も出てこずいろいろと考えてしまいました(少し大袈裟?だけど遠からず)レックビーチのタンクトップcoolですね!自分もほしい!どこで手に入れられるんだろう。。