2013/07/26

A fleeting summer romance

 

 
 
 

 
 

 

 
いつも遊びに連れて行ってくれているニコが二ヶ月間絶対安静なのでビーチやハイキング、そしてクラブ活動もお預け。もっぱら家で遊んでいる。毎日いろんな人がお見舞いに来て、これはこれで楽しい。看病のためニコママがフランスから飛んできて滞在中。寮母のようにルームメイトみんなの世話をしてくれている。ニコママわたしの事をすごく気に入ってくれているみたい。嫁に行きたい…!いつかモンサンミッシェル近くのおうちを訪ねる約束をした。フランスとメキシコは次に旅行する国の有力候補だ。

ラジオ局は相変わらず同じ10曲くらいを一日中繰り返して流している。今年の夏のヒット曲は少し気に入るのもあるので去年よりマシか。でもいまだに、去年100万回聞いたcall me maybeとかもかかる。。。

決して好きではないが比較的好きな今年のサマーアンセム↓

 
 

まだまだ夏はこれから、楽しみなことが盛りだくさん。指折り数えてわくわく待ってる時間が一番幸せなのかもしれない。

2013/07/11

All adventurous women do. バンクーバーで婦人科に行くの巻

【2022年8月追記】こちらの記事は古くなってもよく読まれていたので改訂版を書きました。読んでね!

周期は安定しているのに、なぜか肝心な時に限ってちょこっとズレて生理になるわたし。夏の遊びの予定が立てづらくなるので生理をずらす薬をもらいに病院へ。ついでに性感染症の検査も受けてみよう。おかげさまで健康優良児なので海外で医者にかかるのは初めてだった。ちょっと緊張。

※※※2014年に閉鎖されたようです※※※
同じサービスを受けられるクリニックを検索
Pine Free Community Health Clinic
604-736-2391
1985 W 4th Avenue (W 4th x Maple st.)
診療時間: 月、金 9:00-17:00
火水木 9:00-18:30
土 12:30-16:30
*毎月1週目の水曜は12:00-15:30休診


基本的にどの医療機関でもBC州の公的医療保険MSPがあれば妊娠出産含め無料なんですが(歯科治療や薬代除く)、まだ保険証が届きそうに無いのでフリークリニックというところに行ってみた。カナダの病院は科目が分かれていなくて、どんな症状でもとりあえずwalk in clinicという診療所に行き、必要な場合専門医を紹介してもらうという仕組みらしい。ここは特に若者を対象とした性感染症や避妊の相談に力を入れている診療所で、24歳以下なら無料で診察を受けることができます。(最寄のフリークリニックを探すにはこちら)しかしわたしは25歳。。。ぐぬぬ。もう若者じゃないのか。若者じゃなくてもMSPを持たない人のみ月曜から金曜の午前9時からお昼の12時半まで診てくれます。国籍とかビザとかは関係ないみたい。太っ腹。病院はどこも写真つきIDと、保険対象外の処置などで支払いがある場合は現金が必要です。

医療費無料というだけあってここに限らずどこの病院もめちゃくちゃ混むと聞いているので気合を入れて8時50分に突撃したらまだ鍵開いてなかった。9時ちょうどに入ったのがわたしの他に3人ほど、みんな若い女性でした。受付でまず年齢を聞かれて、care card(保険証)はまだないと伝え、問診表を記入。日本と同じ要領で既往症とか今飲んでる薬とかについて書くんだけど英語が難しくて何のことだか全然わからん。とくに健康上の問題はないので全部ノー、ノーと答える。そうとう待つと思ってひまつぶしアイテムを持ってきていたのだが10分ほどで診察室に通された。

まずは担当の女医さんと軽くお話。生理をずらす薬とか、うまく英語で言えるかなと思ったけどなんとか伝わったらしい。生理はperiod、遅らせるはそのままdelay。日本で薬をもらった時のように一回だけ生理を先伸ばししたいだけなのに、ここの先生が言うには経口避妊用ピルを使って周期をずらすのが一般的とのこと。毎日飲んでやめると生理が来るので、来て欲しくない期間飲み続ければよい。あれ?日本で飲んでたのもひょっとしてこれの事だったのか?あんまり避妊効果には興味ないのだが(どっちにしろ避妊具を使うので)、まあ効くなら何でもいいや。血圧だけ計ってすぐ処方箋を出してくれた。アッサリすぎて拍子抜け。さすが欧米はススんでいる。そういえば「薬を飲む」はtake medicine、take pillsと言うのだが少し緊張していたので途中何度かdrinkと言ってしまった。恥ずかし。

次に性感染症の検査。採血だけかと思ったら内診もあった。異常なくてもハタチ超えたら婦人科受診したほうがいいよなーとは思いつつ結局機会を得ずじまいだったのでよかった。淋病、クラミジア、トリコモナスなどの結果が一週間後、HIVや子宮頸がん、C型肝炎などの結果が一ヶ月後に出るとのこと。異常があった場合のみ電話で知らせるって、なんかこわい。ひええええ。わたしに限って大丈夫だとは思うが罹る可能性は誰にでもあるからねえ。
外国人のわたしが保険なしで予約なし飛び込み初診、3ヶ月分の処方箋を出してもらい内診と血液検査。さてこれでお会計おいくら?
はい、ゼロ円です。24歳以下が~とか書いてあったので25歳だと少しお金かかったりするのかなと思い一応キャッシュで100ドル用意していたのだが必要なかった。ちなみに普通のクリニックで保険なしだともちろん処方箋料などかかるらしいです。公共機関バンザイ。クリニック内にはいたるところに無料配布のコンドームが置いてあり、個人やカップルのカウンセリングも無料でやってるんだって(予約制)。カップルっていうのは当然異性間のカップルに限らずいろんなセクシャリティの人を受け入れてる。カナダ、ススんでるなー。実は日本でも無料検査の事は調べていたのだが、あるにはあっても時間や場所が限られていて行きづらい。自費で受けるとけっこうお金がかかって、あれじゃ若い子もしくは若くない子が行くわけないよね。それに検査を受けるのはなんとなく恥ずかしい事、うしろめたい事みたいな風潮もあるし。受けないほうが恥ずかしくてうしろめたいのに!ここにデータを挙げて詳しくリポートしようとは思わないけど、無責任なセックスをしてる人が多すぎるのは感じる。友達に説教したこともあったっけ。日本の性教育遅れてまっせ。

さて、少なくとも3時間と見積もっていたのに1時間で病院を脱出すると、今度は処方箋を持ってチャイナタウンのcostcoに入っている薬局へ。薬の値段は薬局によって違うので注意。さっきの女医さんが多分ここが一番安いと教えてくれた。ちなみにShopper'sが一番高いらしい。London Drugsはまあまあだって。処方に30分ほどかかった。costcoメンバーじゃないので買い物できずヒマ。歩きつかれたのでボーっと座っているとやはり暇していたオバチャンに話しかけられ一時間ほど盛り上がる。親戚が日本人と結婚したとかで日本に詳しい人だった。


薬剤師さんから軽く問診と、薬の説明を受ける。まあ日本と一緒だね。全部聞き取れなくても詳しい文書をもらうので大丈夫です。処方されたのはALYSENA21という薬で一日一錠、一ヶ月に21錠飲み続けるというもの。3箱3ヶ月分で税込み約28ドル。日本やカナダでの相場はわからないが、やけに安い気がする。生理痛や貧血、肌荒れも改善される場合があるらしいので期待。副作用あったらすぐやめる。説明書読んだら煙草を吸う人はこの薬飲めないみたい。そういえばピルは血栓ができやすくなる可能性があると聞いた。

病気も怪我もしないのが一番だけど、カナダで病院に行くというイベントには興味があったのでいい経験になりました。そして今まで考えたことも無かったピル…なんか都会の、インデペンデントでソフィスティケイテッドな大人の女になった気分。新しいことを始めるのはいつだってウキウキする。

2013/07/02

虫刺されとの戦い

今年は雨季明けの遅かったバンクーバーですが、7月に入ると同時に快晴の日が続いており、気温も一気に上昇。先週まで着ていたフリースのパジャマは地下の物置きに押し込めて日本から持ってきたユニクロのステテコが活躍してます。夜8時過ぎまで日差しギラギラなので仕事終わってからでも十分日光浴に間に合う。庭の芝生に寝転び、ビールとiPodをお供に雲を眺めていると、いつまでも飽きない。そのうちルームメイトが帰ってきたり友達が訪れたりして結局パーティになっちゃうの。

 
しかし暑くなったと同時にひどい虫刺されに悩まされてます。そういえば去年もだった。熱を持ってぱんぱんに腫れ上がってかゆくてかゆくてたまらない。しかもその後がっつりシミになって、しかも時々思い出したようにプクーと晴れてきて痒さがぶりかえすこともある。だって一年前の虫刺されだよ?手ごわすぎる。家の周り林なので蚊がいても不思議じゃないんだけど、こんなひどいの蚊じゃない気もする。庭でやられたのかもしれないし、部屋になにかいるのかも。よく考えると寝る前は何もなかったのに朝痒くて目が覚めることがある。しかし3日に一度は寝具を洗濯し、乾燥機にかけ、枕や掛け布団はほぼ毎日干しているわたしに限ってダニやベッドバグ(南京虫)なんてことあるかなあ。一応ベッドを裏返して隅々まで掃除。目に見えない敵こわいよう。
 
上のほうにあるシミが去年の。
下のが今年の。アップデートされた

写真だとわかりづらいが手の甲全体が腫れて動かしづらい
 
 慌てて対策をググる。まずはこの痒みをやっつけて、次に予防だ。あまりの痒さに判断力が鈍り、けっこう無駄遣いしてしまった。ネットで調べてステロイド入りの薬が効くという事はわかっていたのに肝心のステロイドを英語で何て言うのか忘れてしまったのだ。最初から店員さんに聞けばよかったのに「あ、これこれ」とうろ覚えで買ったら違った、というのが2回もあった。
 
 
個人的に贔屓にしているチェーン、Rexall(London DrugsやShopper'sより若干安い気がする。気のせいかもしれない)にて。左下に写ってるAfter Biteというのはこっちでいうムヒみたいなものでどこにでも置いてあるけど全然効かなかった。匂いがキツくて効きそうなのに。。。次に買ったBenadrylは無臭の軟膏で、そこそこかゆみは収まった気がする。普通の蚊に刺されならこれでもいいのかもしれないが今回の凶悪虫刺されには歯が立たない。それでやっと見つけたのがステロイド入りのこちら、CORTATE。思ったより安い。
 
 
どうやらhydrocortisoneというのがステロイドの一種らしい。薬のことは詳しく知らないが、あまりバンバン使っていいものではないと常識的にわかる。値段は一緒で多分成分もほぼ同じなのだが、creamとointmentという2種類があった。調べてみるとcreamとは油:水が5:5のもので、ointmentとは油:水が8:2のものの事らしい。別にどっちでもええがなと思いながらcreamのほうを購入。ちなみに「痒い」のことは英語でitchyという。イッチィってなんとなく痒そうな語感。蚊に刺されはmosquito bites, 虫刺され一般はinsect bites。 
 
痒み止めの次は新たな虫刺されを作らないための予防策だ。虫除けスプレーは持ってるんだけど、これをお風呂上りにブシューと浴びるのはさすがに気が引ける。ベープみたいなのも売ってるけど、昔からあれを焚きながら深呼吸するのいやだなあと思っていた。蚊取り線香やその他お香は火事になりそうでこわい。またまたググってみたところどうやらシトロネラというハーブを虫が嫌うらしい。アロマ屋に行って聞いてみると、なんとシトロネラはすでにカナダでは発売禁止になっていて手に入らないとのこと。もうすぐ新しい虫除けブレンドが入荷するので急がないならそれを待ってみたらと言われ、数日後出直してみた。
 
604-568-3045
948  Robson st
 
 
Zap Awayという虫除けライン。スプレーや石鹸やボディクリームもあったけど、わたしはエッセンシャルオイルを購入。今月末までキャンペーンで、5ml $13.95が半額の$7だった。アロマディフューザーを持っていないのでとりあえず加湿器のお水に垂らして使ってみる。レモングラスとラベンダーのブレンドで、いいにおーい!アロマ、ハマりそうかも。ここのお店は全体的に良心的なお値段な気がする。ディフューザーもすごい高いのかと思ったら50ドル代だったので買っちゃうかも。
 

と言ってるそばから肩に虫刺されがーーーー!かいかいかいかいかい。。。もういやだ。It drives me crazy! よく見たらこれは蕁麻疹のような気もする。もともとアレルギー体質なのだ。まだまだ戦いは続きそう。

冷やし中華始めました

今年の夏は、もしかしたらあまり遊びに行けないかもしれない。というのもブログにもよく登場している、例のニコ君が先日クリフジャンピングで頭を強く打ち救急車で運ばれずっと入院しているのだ。がーん。ジャンピングの名所でもない、適当な崖から浅瀬に飛び降りるというこの遊びをわたしたちは去年の夏ほぼ毎週末繰り返していた(日記参照)。今年初めての遠征の日、わたしはバイトで行けずふてくされて帰って来たところ報せを受けた。正直、こんな日がいつか来るのではと思ってたのよね。幸い命には別状はなく後遺症の心配もないらしいけど、ハッキリ言って死んでもおかしくない事故。わたしも去年本格的に溺れたしね。。。一同、反省しつつ今後は安全な夏のレジャーを模索することでしょう。

2013/06/26

バンクーバーの食卓から

東京では100%外食だったが、カナダに戻ってからは60%自炊だ。残りの40%はバイト先のまかない。恋人と別れたので自分で食事代が払えないんだよ!泣。東京で4ヶ月サボっているうちに英語力と同じくらい料理力も暴落した。少しずつ感覚を取り戻している最中。自炊すると食費は本当に安く抑えられる。一ヶ月100ドルあれば十分すぎるくらいだ。あとは1ダース16ドルの缶ビール、Caribooがあればもう幸せ。

 
一年半前初めてカナダに来た時の食料品の買い物のレシートが面白いのでまだ取ってある。あの頃はIGAの値段がバンクーバーの物価だと信じていた。今はIGAやWhole Foodsなんかオーガニック信者のヒッピーが行くところだとわかる。時々どうしても足りないものがあって行くと、その値段に腰を抜かしてしまう。たとえばわたしが普段行っている激安店の3割増し、5割増しくらいまでならまあわかる。それが6倍くらいの値段で売ってるんだからまったくオーガニックっていうのは偉いもんだ。あんなのカート一杯に買ってる人ってどういう仕事してるんだろう。わたしは農薬だって遺伝子組み換えだって着色料だって添加物だってちっとも気にしない。衛生や栄養なんか滅茶苦茶だった時代を生き抜いてきた日本の90代の老人諸君が元気すぎるくらいなんだから、人間そんなにヤワなわけないのだ。だけどもし自分が妊娠したり、子供を持ったりする時が来たらその時は気を遣うかもしれないな。

自炊のメニューはお昼はパスタが多いけど、夜はほとんど和食でときどき中華や韓国料理。ごはんはcalroseという品種のものを一度に2カップほど鍋で炊いて小分けにして冷凍している。美味しくはないけど一応許容範囲内。アジア特有の食品、加工品は高いとはいえ海外とは思えないほど簡単に手に入る。前はダウンタウンのH martやT&Tで興奮していたけど最近はもっぱらEast Broadwayの韓国系スーパーKim's。お肉やパスタ、米、乳製品、それに日用品はNo Frills。野菜はBroadway Cityhall駅の真横の八百屋、A&L Market。ちょっと遠いけど行く度に面白い発見があるのはVictoria Dr x 48thにある中華系商店Chong Lee Market。こういうインディーズ系のグロサリーは個性があるので見かけるたびにチェックするが、ここは一番お気に入り。中華料理に使うんだと思われる見たこともない食品に混じって日本でお馴染みのものにバッタリ再会し、テンションが上がる。

Chong Lee Market
604-323-8133
6399 Victoria Dr
 
オクラ 1パック$1.39
以前Kim'sで買ったものより新鮮で量も多い。
でも昔Kerrisdaleの八百屋でもっと安く売ってるの見た

沖縄料理で見かける四角豆。1パック$3.17

これもこないだ八百屋で買ったより安かったスナップエンドウ。$1.99
マヨネーズと鰹節で和えてツマミにする

こっちではあまり見かけない苦瓜

真空パックの剥き銀杏。1パック$0.89
茶碗蒸しでも作ってみようか

北京ダックは量り売りしてくれる

未だに慣れないことは、ものの単位。グラムでなくパウンド(lb)、センチメートルでなくインチが主流。買い物する時はpk(パック)やea(each=一個いくら)なのかパウンド(lb=量り売り)なのか値段の表示を良く見ること。自分の身長体重はインチとパウンドで言えるようにしておくこと。チビなのでよく面白がって聞かれる。

写真を撮り忘れたけど(ではなく、撮ったんだけど動画だったという凡ミス笑)、お肉の品揃えもすごい。中国では豚は鳴き声以外全部食べちゃうというけど、本当にありとあらゆる部位を売っている。もちろん牛と鶏も、レバーはもちろんマニアックなホルモン類がずらりと並ぶ。カップに入った豚の生き血は何に使うんだろう?スプラッター映画を撮るときに便利だなーと思った。撮らないけど。無難に手羽先を購入、里芋と一緒に煮ようと思って。

この日はカナダに来て初めて、日本で売っているようなピーマンを見つけた。こっちで売っているピーマン的なものはgreen pepperと呼ばれていてパプリカの扱いだ。baby green pepperと書かれた、わたしが日本で認識していたピーマンはビニールにぎゅうぎゅうに詰まってなんと$1、値段もbaby。うれしくて早速肉詰めを作る。醤油とオイスターソース、みりんと酒を煮詰めてとろみをつけたソースで照りよく。小さなピーマンは歯ざわり楽しく、甘くておいしーい!green pepperとは全然別物。かぼちゃの煮つけも作って栄養ある晩ごはん。

よく考えてみたらピーマンの肉詰めってピーマンのファルシーの事だよね。
肉詰めって語感あんまり好きじゃないからこれからファルシーって呼ぶ

自分で炒め物を作って美味しいと思ったことがないのだが、それは電熱線コンロのせいだという事に今更気づいた。こっちでガスコンロって見たことない。それで最近は一気に気分が萎えて煮物ばっかり作っている。わーっと具を用意したらあとは落とし蓋をして放っておいてその間にもう一品作るも良し、ビール飲みながら一休みするもよし。失敗しないし、次の日食べても美味しいし、ていうか一晩置いたほうが美味しいし、煮物最高。だけどルームメイトに説明するのが難しい。「何作ってるの?」って言われるといつも「Japanese weird stuff(日本の変な料理)」って答えてる。

こないだルームメイトや友達が数人うちに集まったからみんなでごはん食べようかということになったのだが、いつもながら欧米人が作るものは洒落ている。フランス人のニコはエビのセビーチェみたいなものとか、牛肉と野菜をスパイシーに炒めたものにしてもハーブが利いて美味しい。メキシコ人のちゃんぴは定番のワカモレ。彼の作るワカモレは世界一。ハーブとライム、青唐辛子などでマリネしたBBQ数種と、一緒にグリルで焼いたトルティーヤと削りたてのチーズ。よくこういうのがサササっと作れるなあと感心する。いつか、お酒の席だったか「どうしてちいは寿司作ってくれないの」と言われたことがある。去年パーティで作ったやんと言うと、パーティのためじゃなくてぼくたちのために作って欲しいだって笑。彼らにとっては日本は遠い遠い国であり、日本食なんかお口に合わないんじゃないかと思ってビビっているだけなの。寿司や餃子はカナダ人にも馴染みがあるみたいだけど、とにかく人に何か作ってあげるというのはすごく勇気が要る。料理というよりは自分の味覚に自信が無い。

そういえばお料理好き人の聖地、Granville island(市場)って未だに行ったこと無いんだよね。全然遠くないのに、なかなか機会がなくて。せっかくだから買い物だけじゃなくてビールも飲みたいし、日本から友達が遊びに来る時一緒に行こうかな。去年は誰も来てくれなかったけど、今年はすでに何人か来てくれる予定があってすごく楽しみ。どこに連れて行こうかな。


紫蘇がなかなか売ってないので日本から栽培キットを買ってきた。はやく育てー。

2013/06/24

Cinema Review: This Is The End


This Is The End (2013) Official Site imdb 予告編

6月17日、バンクーバー戻ってきて初のScotiabank Theatreにて鑑賞。溜まったポイントで無料でした。いえーい。なんと日本でも公開決定らしいが本当に大丈夫か?!突然訪れた世界の終わりの日を描いた作品で、地震とかTSUNAMIとか言ってたし。地震後の爆発や火災、混乱など、やっぱりあの瞬間日本にいた自分としては思い出さずにいられず、少し複雑な心境になりました。彼らにとっては映画なんだろうけど、映画の中みたいな出来事を実際体験してしまったという事の重みを改めて実感したよ。

【あらすじ】ハリウッドで成功した親友、セスを訪ねるジェイ。LAの豪邸で一通りマリファナ遊びをしたあと、アカデミー賞の司会もしたスター、ジェームズ・フランコのペントハウスで行われるパーティに出かけることに。「俺の友達にも紹介したいし」と言ったくせにジェイをほったらかしにするセス。セレブ連中のノリにちっとも馴染めず、煙草ばかり吸っているジェイ。ついに我慢できなくなり、セスをコンビニに連れ出す。「俺もう帰りたいんだけど…」と話していると突如大地震が起こり、人々が宇宙から降り注ぐ光に吸い込まれていく。あちこちで爆発が起こり、電柱は倒れ車は衝突、ハリウッドサインの真下の市街は一瞬にして壊滅状態だ。命からがら炎の海を走り抜けパーティに戻った二人は、庭に空いた巨大な穴に友人や有名人たちが落ちて行くのを目撃してしまう。とにかく外に出るのは危険そうだ。生き残ったムサい男6人で籠城するが、家の中にあるのは酒とチョコバー、シリアルにドラッグ。いつまで生きられるかわからない。ジェイはこれは聖書に書かれているアポカリプス=世界の終わりだと確信する。だとしたら救済はあるのか?世界の終わりの後には何があるのか!

ぎゃーーーー!

【感想】
セス・ローゲン、ジョナ・ヒル、ダニー・マクブライド、クレイグ・ロビンソン、ジェームズ・フランコ…それにマイケル・セラやクリストファー・ミンツ=プラッセまで、現代のアメコメ俳優が全員本人役で出演と来たら観ないわけにはいかない。劇中ではジェイ・バルチェルは一般人扱いなのだが、彼だって大スターだ。いいなと思う映画に必ず顔を出している役者たちで、彼らの顔を見ると「これはきっと面白い映画に違いない」と一気に作品への信頼度が高まる。ジェームズ・フランコのパーティで運命を共にすることになる豪華カメオ陣も全員名前=役名で出演しているのでエンドロールがおかしなことになっていた。こういう作品は先にimdbを見ないほうが面白いね。

Freaks and GeeksのMartin Starrも出てたらしい!気づかなかった
まだまだ気づいてないカメオ出演いっぱいいそう

本人役の出演者たちが『スモーキング・ハイ』『127時間』『マネーボール』『スパイダーマン』など自分たちの出演作についてセルフ・パロディしてみたり、ガチで役者論を語ってみたり、すっかりスターになったコメディ畑の俳優たちの同窓会感覚が楽しい。ジェームズ・フランコの家に飾られたFreaks and Geeksのヘタウマな肖像画にはグっときてしまった。彼が自ら描いたんだそう。あの頃はまだ無名だったセス・ローゲン、ジェームズ・フランコ、ジェイソン・シーゲルが今もこうして一緒に仕事できてるなんて素敵。でも本人'役'はあくまで役だから、映画の中でのキャラクターはフィクションなんだって。たとえばジェームズ・フランコは私生活では酒もマリファナも一切やらないし、やはりマリファナをやらないジョナ・ヒルは信仰のために神を冒涜する台詞を言うのが苦痛だったと語っている。女をはべらかし、山盛りのコカインでハイになりリアーナの尻を掴むマイケル・セラは実際には映画業界で一番いいヤツと言われているんだとか(ホッ)。かと思えばジェームズ・フランコは自身のセクシャリティやスキャンダルをネタにしてみたり(彼にゲイ疑惑があったなんて知らなかった!)どこまでフィクションでどこまでノンフィクションなのかわからないところがニクい。ちなみにジェームズ・フランコが劇中で使用しているバックパックは『127時間』で実際に使っていたものだそう。

密室の中で追い込まれていく男たちが何を始めたかというと、なんと『Pinapple Express2』の撮影!ビデオカメラはやはり『127時間』の撮影の小道具を使いまわしたらしい。本当に、どこまで映画馬鹿なんだか。映画が好き!このメンバーで映画をやるのが好き!という気持ちがいちいち伝わってきてうれしくなる。楽しそうすぎ。資金不足の監督を助けるため、メインキャストたちはギャラの大幅値下げを申し出たという。下積み時代を共にし、その後それぞれの目でハリウッドを見てきた旧い仲間たちが改めて「映画とは何か?演じるとは何か?」と議論するシーンは必見。モテないボンクラを演じ続けているのですっかり忘れてしまっていたが、彼らはいまやバリバリに成功したセレブ俳優なのだ。


野郎だらけの密室劇に華を添えるのはエマ・ワトソン。せっかく出演してくれたのにそれ以上でも以下でもない扱いに笑った。観る前からわかってたけど案の定、これは男の恋愛映画だ。アッー!この一派による一連のコメディ作品で繰り返されてきたホモセクシャル的な友情というテーマを隠さずにぶちまけている。視覚的にも男根モチーフや、射精を連想させる描写が随所に見られた。ジェームズ・フランコが「ジェームズ・フランコ」「セス・ローゲン」と描かれたでっかなドローイングを相合傘のように飾っていたり、「このペントハウスは僕の一部さ」セス「じゃあ俺今お前の中にいるんだね☆おじゃましまーす」といったやりとりに絶句するジェイ。親友が自分の知らない別の世界を持っていた事に、まるで恋人のようにショックを受け嫉妬に狂う。監督脚本を手がけたのはわたしのオールタイムベストのうちの一本である『Superbad スーパーバッド 童貞ウォーズ』(07)のコンビ。その時は女の子のキャラクターも立っていたんだけど、This Is The Endはかなり露骨にホモホモしてるのでダメな人はダメかも。


ちなみに『スーパーバッド 童貞ウォーズ』の主人公二人のモデルでもあるセスとエヴァンはバンクーバー出身。昔わたしが住んでいたすぐ近所、ケリスデールの高校に通っていたらしい。二人のレーベル名Point Grey Picturesはまんま、出身校近くのエリアPoint Greyから。本当は Dick and Balls Productions=ちんこ金玉プロダクションにしようかと思ったけどシリアスな映画作るときに困るからやめたんだって笑


【参考URL】海外の雑誌記事はwebで全文読めるのがすごい。太っ腹。それでもわたしは本で買いますが、日本で買うと高いもんね。

2013/05/28

SIN取得とMSP加入、タックスリターン

ワークビザは手に入ったけど、SIN (Social Insurance Number=社会保険番号)を取るのをすっかり忘れていた。正確にいうと忘れてはいなかったけど遊び呆けていた。そろそろ仕事しなきゃなーということで雨の中、ダウンタウンのSinclair Centreというモールに入っているService Canada Centreへー。Waterfront駅の近くです。

Sinclair Centre
604-687-7803
757 Hastings St. West Vancouver BC
 
わたくし何を隠そう海外のスーパーやモールの匂いフェチなんですがこのSinclair Centreはもう抜群にイイ匂いがします。重厚な造りの古いモールです。

この案内表示について行くのだ
 
SIN申請はカナダで働くのに絶対必要な手続きです。ワーホリの人とか、着いてまずしなくちゃいけない事のひとつ。窓口で申請すると即日で番号は発行されますが、カードは約2週間以内に郵送されてくるよ。まあカードがなくても番号あればとりあえず働けるのかな。知りません。
How can I request my SIN information? 
申請書に記入して~とか書いてあるけどわたし何も書かなかった。たしか一回目の時もそうだった気がする。パスポートとビザだけ持って窓口行くと「呼ばれるまで座って待ってて」と言われ、ブースが空くと奥に通されます。パスポート見ながら係の人がカタカタと入力してくれる。その間にプライバシーポリシーの書類(なんと日本語版あり)を読んでおいてと言われる。そしてなぜか両親の名前を聞かれます。そういえば前もそうだった。うち母子家庭なので父はいませんと言っても「名前はわかる?」と言われ、遠い記憶を手繰り寄せ生物学上の父の名前を記入する羽目に。ちーん。これさあ、両親が複数回結婚してる場合はどうなるんだろうね。まあとりあえず質問はこのくらいでSINは発行されました。超簡単。ワーホリビザと同時に失効された以前の番号と同じ番号らしい。手続きは無料で、空いていたので5分もかからなかったんじゃないかな。SINナンバーは超重要な個人情報なんで雇用主以外の人に無闇に教えちゃダメですよ!

さて、SINも出たので今回のステイではカナダの国保、MSP(Medical Services Plan)に加入してみようかと思っています。外国人でも学生ビザ、ワークビザ保持者なら入れるらしい。ワーホリ組も一応入れるみたいなんですがちょっと条件が厳しいみたい。毎月の保険料は前年度の所得に基づいて決まるんだけどわたしは貧乏人なのでもしかしたらゼロになるっぽい。いえーい。加入してしまえば基本的に医療費はタダらしい。ただし手続きに3ヶ月もかかるのでその間はクレジットカードの付帯保険でなんとか繋ぎます。住民票を抜いてしまっていたので国保に加入できず完全無保険状態だった一時帰国の4ヶ月間から考えると海外にいる今のほうが全然心強い。ちなみにワーホリの時に入っていた保険はカナダの民間保険Bridges Internationalの、2番目に安いプランでした。やたら安いのでどうかと思ったけど何もないよりマシか。手続きは簡単で、オフィスには日本語の話せるスタッフがいることがあります。日本の海外旅行保険が一番安心なんだけどとにかく高すぎて手が届かなかった。わたしは身体が丈夫だしスポーツなんか絶対しないので、つい保険はケチりたくなります。どの保険でも歯科治療の分は保障外、オプションになるので注意。先日帰国したときになけなしのお金をはたいて定期健診してきた。日ごろからものすごく気を遣っている甲斐あり虫歯ゼロで歯石もほとんどついてませんでした。歯は大事。

ちなみに前年度の所得をどうやって算出したかというと、確定申告用のフォームT4を参考にしました。毎年2月頃にこの書類が届くのですがわたしは既に日本にいたので雇用主がエアメールで送ってくれました。払いすぎた税金を返してもらおうにも、確定申告なんか日本でもやったことないのにできるのかしら…。わたしは一般常識と数学にめっぽう弱いのです。一応書類に目を通したところ全くわけがわからなかったので潔く業者さんインカムタックスリターンお助け隊に丸投げ。明朗会計で日本語メールサポートも丁寧です。3月半ばに書類を送ってちょうど今日、還付金の小切手が届きました。2ヶ月強。めんどくさいから別に申告しなくてもいいかなーとちょっと思ったんだけど、わたしのような安月給ワーホリメーカーでもウン百ドル戻ってきたんで絶対やったほうがいいです。まあすでに本帰国してしまってる人がカナダドルの小切手もらっても手数料引かれて減っちゃうんですが。。。

このように税金や保険や携帯電話のプランなど、込み入った話になるとまだまだ英語のみの手続きは不安で日系業者に頼ることがあります。バンクーバーは日本人多いから信頼できる会社が多い。何といっても日本人は丁寧なので、助かります。今回はカナダ2回目なんで楽ちんで、これで一通り手続き終わったはず。あと日本の運転免許更新年なのでこれを機に国際免許に切り替えちゃおうかと思ってます。期限ギリギリにしよう。今思うと英語全然わからないのに(今もわからないけど)、全部イチから手続きして銀行口座なんかもあえて通訳なしのところで開いて、去年のわたし我ながらスゴイ。最初の一週間ホステル予約しただけで家も現地着いてから探したしねー。知り合いいなかったから黙々とググって一人でやるしかなかった。日本でママに任せっぱなしだった、やったことない事をいきなり全部カナダでやった。人間その気になればけっこう何でもできるものです。そしてわたしのようなズボラな人間は本当に困らないと「その気」にはならないものです。度胸と運とパソコンさえあれば地球上どこでも生きていけるのでしょう。


おまけ。バスの料金箱は割とよく壊れています。この場合運賃はタダ。ラッキー。

2013/05/23

LMO&ワークビザ取得への道 後編

この記事は2013年に書いた個人的な体験談です。その後就労ビザのルールは大幅に変わりました。最新の情報を移民局の公式ホームページで確認してください。https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship.html

(前編はこちら)

ワークビザをもらうため、LMOとその他大量の書類、そしてパスポートを持ってアメリカに行ってきました。日本出発を3日遅らせればカナダ入国のついでに空港でもらえたはずで、こんな小旅行をしなくて済んだのですが、いつ書類が出るか全然予測できなかったのでしょうがないね。。。楽しかったから結果オーライ。シェアハウスの大家で、未来の旦那(だと勝手にわたしが思っている)ニコくんが過密スケジュールを調整して車を出してくれました。ありがとー愛してるー!え、彼氏?彼氏はまた別の人だよ。笑













島国ジャポン出身なので車で外国に入るっていうのが不思議な感じ。飛行機の時と同じように入国審査を受けます。ので、当然パスポートが必要だし、鞄や車の中にあやしいものを持っていないか確認してから出かけないとダメだよ。隣の列の人はなんと袋いっぱいのミカンを没収されてました笑。(食べ物、飲み物、タバコ・酒は要注意) うちらはそれ見て爆笑してたんだけどオフィサーは誰も笑ってなかった。こわい。


車のまま入国できる人もいますが、わたしたち、というかわたしは車を停めてオフィスで手続きが必要でした。簡単なインタビューとI-94W(米国査証免除プログラム申請書。日本語ほか各国語版あり)を記入、指紋と写真を撮られ、手数料6ドルをUSドルかクレジットカードで支払ってウェルカムto USA。ニコはカナダ人なので特に手続きは必要なく放っておかれてた。このプロセス、比較的空いていたほうだと思うけどそれでもやっぱり1時間半くらいはかかったかな。週末なんかは当然混むみたいです。

I-94W。中途半端な有効期限。
8月までにまたアメリカ行きたくなったら今度はスムーズだ。

ネットの情報なんかを見ても「なんでアメリカ来たの?」って聞かれたら「ビザ取りに来た」って正直に言えばいいんだとわたしは思うんだけど、ビザ取り先輩のルームメイト(フランス人)は「言うと面倒になるから観光だって言い張れ」って言うから結局そうした。このままUターンして再び入国する時にビザを発行してもらうこともできるんだけど、お腹すいたしせっかくなので少し観光することに。国境から程近いベリンガムというところで高速を降りてみる。ベリンガム、リンデン…聞いたことのある街だ。

なんかロクな写真ないな

市街地で駐車するにも二人ともUSドルを全然持ってなかったので銀行へー。となりに並んでた人にランチにオススメのお店を教えてもらう。とか、まるでわたしが自分で行動したような口ぶりだけど本当は全部ニコがやってくれた。4ヶ月の東京ステイでわたしの英語力は著しく低下していて、国境での審査も何言ってるか半分くらいしかわかんなかった。。。ニコが隣で英語から英語に通訳してくれてなかったらやばかったかもなー。

(360) 647-5593
 1107 Railroad Avenue, Bellingham, WA 98225
年中無休 11:00-23:00
 
機嫌が悪いわけではないぞ
むしろかなり良い

素直にオススメに従いBoundary Bay Breweryへ。お店の中に醸造タンクがあり、季節の地ビールなんかも飲めるダイナーです。テイスティングセットみたいなのもあった。お食事のメニューはバーガーとかピザとかナチョスとかそんなの。けっこう美味しい。ここで店員とニコに勧められるがままに飲みまくり、ちょっと酔っ払ってしまった。一緒に住んでいるくせに彼の前だと何故か緊張して縮こまってしまうので、帰って来てからちゃんと話すのは初めてだったような気がする。東京での出来事や、共通の友達の噂話や、恋愛の話、家族の話…。て、サクっとランチのはずがあっという間に夕方じゃん!酔っ払い状態で国境越えはヤバイので酔い覚ましにモールを散歩。

右下にいるのがニコくん
(360) 671-5654
One Bellis Fair Parkway, Bellingham, WA 98226
営業時間: 月曜~土曜10:00-21:00, 日曜 11:00-18:00

衣料品店が大半なのだが東京でモードの最先端に触れていたわたしからするとどこも非常にショボイ。しかし連れてきてもらったので何か買わなければいけない雰囲気になりVictoria's Secretでパンティを5枚購入。ニコはスニーカーやらNeweraやら大人買いしてた。

そうこうしているうちにすっかり夜になっちゃったのでそろそろ本題を済ませておうちに帰ろうということに。再び国境で車を停めてオフィスでビザをもらいます。空いてたので待ち時間なし、すぐ書類を提出してインタビュー。と言ってもどっか部屋に連れてかれて面接とかじゃなくてカウンターでちょっと話すだけ。しかしなんと!「てか、酒臭くね?飲んだ?」と聞かれた…!!なにこの人、犬なみに嗅覚よい。嘘ついてもバレると思うので「ハイ、すんません」と0.01秒で認める。「ビザの手続きするのに酒飲んで来るって、賢明とは言えないよね」とオフィサーの表情が曇る。最悪や!「とにかく座って待ってろ」と言われ、酒で身を滅ぼすってこういうことかーとベンチで猛省。10分ほど待つと「では申請料150ドルをあっちで払って」と言われる。事前にネットで支払ったレシートがあるのに「それは返金するから」と、また払う羽目に。「本当にオンラインの分返金してくれんだろうな」と詰め寄ったら「知らんけどとにかく今ここでお金払わないならビザあげないから」の一点張りなので渋々支払う。オンライン決済対象のものとそうでないものがあり、郵送やネット申請でなくオフィスに直接出向く場合は基本的にその場で支払いになるらしい。どっかに書いてあったのかもしれないけど見落としたのかも。
【6/24 追記】二重支払いした分は、メールでリクエストしてから3週間ほどでクレジットカードに返金されました。

そしてついにビザげっと!!!!透かしの入ったペラペラの紙に顔写真を貼ったもので、パスポートにホッチキスしてある。1年間有効の場合が多いと思うけど、今回会社との契約書には2年間有効と書いてあったのでちゃんと2年出ているかその場で内容をよく確認。


ついにここまで来た。去年の夏ごろビザのスポンサーの話をもらって、震えるほどうれしかったこと。どんなに辛くてもビザのためと思って決して諦めなかったこと。それなのに最後の最後で信じていたオーナーに裏切られ、死んでしまいたいくらい落ち込んだこと。帰国の前日友達が集まってくれて、腫れた瞼を冷やしながら無理に笑ったこと。その時、もう二度と会えないかもしれないと少しだけ思ったこと。出発の朝、何度も何度も振り返ったカナダの家。夢が覚めたような東京での暮らし。新しい生活、新しい友達。突然舞い込んだ、別の企業からのジョブオファー。全部乗り越えてわたしは今、またカナダにいます。少しの遠回りは無駄なんかじゃない。プリンターの熱を帯びたままの出来立てビザをヒラヒラさせて見せると、ニコが少しのためらいもなく抱きしめてくれた。普段から体温が高い人。ずっと会いたかった、なつかしい温度。

さて。こっからだぞ!始まったばかりのストーリー。こわくなんかない。