2015/09/09

Something about summer

なにげに初めてPNEに行ってきた。バンクーバー唯一の遊園地で、夏期限定オープン。最終日に滑り込み。


The Fair at PNE (毎年8月下旬から9月始めまでオープン)
2901 E Hastings Street
Vancouver, BC




まさに『アドベンチャーランドへようこそ』の世界だ!





ニコ彼女のナディーン(あんなに嫌いだったのに最近けっこう仲良い)、
ニコ、クレマン
ちひろ、シャルル
恋人のセビくんはバイトのため欠席

映画では射的や輪投げは細工がしてあって絶対に景品が取れないという設定だったが、ここはけっこう誰でも取れるらしく巨大なぬいぐるみを背負って歩いてる人も多かった。一番豪華な賞品はiPadで、これもけっこうゲットしてる人を見かけた。


この、不安定なはしごを昇るチャレンジに男子たちがものすごくムキになっていた。ほとんどのゲームは一回5ドルで、まあ普通に高い上に勝ったところでもらえるのはヌイグルミだし、あんま射的とか得意じゃないわたしは全く興味が湧かなかったけど、お祭りっていうのはそういう問題じゃねえと言ってあっという間に一人100ドルくらい使っちゃったうちのルームメイトたちはきっと正しい。

数え切れないほどの食べ物の屋台も出ている。ポップコーンにコーンドッグ、綿菓子にアイスクリーム、レモネード。どの店もレトロな装飾がかわいい。




↑これはチーズケーキやショートケーキを揚げたもの屋。さすがにカナダ人も引いていた。

BBQ Rib選手権的な、有名店のリブ食べ比べができる企画があったのでわれらはそこのリブを食べた。お酒が飲めるスペースも二カ所あった。当然ビールいっとくでしょ。

アトラクションはけっこう本格的なのだがとにかく高い。14歳以上の入園料$16(オンライン割引$13)に加えて、乗り物チケットが一枚$1.50。ジェットコースター類は7枚消費。乗り物乗り放題が$42.75(オンライン割引$39.75)。けっこうお金かかるねー。まあ観光地っすからね。みんな飲酒していたので回転系は気分が悪くなり、ジェットコースター(英語ではRoller Coastersだよ)系に専念。


今日で最後の遊園地。若い子が目だつバイトちゃんたちも、この日がお仕事最終日。翌日9月8日は新学期の始まりで、ああ本当に夏が終わるんだなあという雰囲気が、レトロな風景とあいまってどこかせつない。

暗くなってから、わたしのことを好きだと言うルームメイトと二人で高いところでクルクル回るのに乗った。思いのほかこわくて目をつぶった。この夏の半分は彼でできている。


肌寒くなったのでみんなでおうちに帰ってBBQ。BBQも今年はもう最後かなあ。

暑くなってから二ヶ月以上も仕事ができなかったのでまるまる遊んで暮らした。ビザのことで悩みすぎていつも上の空だったけど、宝物の瞬間もたくさんあったように思う。日本でもカナダでも、夏は人を狂わせる。神がかったモーメント。あれはなんだったんだろう。真夏の雨のように、18、9が蒸発して、もう戻らない。

バンクーバーでは近年でも珍しいほどの乾いた夏で、厳しい節水義務が出た。噴水は止まり、芝生は枯れた。

今年のテーマソングはこれ。


Charli XCX - Boom Clap
(あっ、リリースは去年だ、、、)




























夏が終わってもカナダにいられますように。来年の夏もまたカナダにいられますように。

2015/09/05

BCPNPで永住権を取る③ノミネート後にレイオフされた

この記事は2015年に書いた個人的な体験談です。その後永住権のルールは大幅に変わりました。最新の情報を移民局の公式ホームページで確認してください。https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship.html


前回までのお話はこちら→

BCPNPで永住権を取るの巻①ノミネートまで
BCPNPで永住権を取るの巻②Flag Pole



2015年4月、半年間という異例の早さで州審査をパスし、ほぼ確実とされていた永住権が仕事のレイオフっつーか事実上の解雇によりキャンセルの危機。ガッデメッ!!!わたしが応募したBCPNP Entry level and semi skilled worker programはスポンサー企業に依存したプログラムなので、所属している会社を離れると原則無効となるのです。応募時点で既に9ヶ月以上連続フルタイム勤務していることが条件で、申請中はもちろんのこと最終的にPRカードが出るまでは絶対に仕事を辞められないという約束。なのに、ああそれなのに6月にバイト先の店舗が売却されて店長含む全メンバーがあっさりクビになりました。フランチャイズの一店舗が別オーナーに切り替わっただけで会社自体はまだあるので、単純に別店舗に転勤させてよっと言ったのに、確実にめんどくさがってるだけの新しいディストリクトマネージャーが「もう人たくさんいるからいらない」って、こんなん許されていいの?!特にわたしはPNPに提出した無期限の雇用契約書があるんでクビにできないはずなんですけど、、、ビザの都合上転職はできないので誰か辞めて空きが出るまでバケーション扱いにしてくださいと言っても取り合ってもらえず、一方的に退職金出されておしまい。2年間真面目に働いたのにこんな理不尽があるかい。訴訟とかしたら勝てそう。でももうそんな気力もない…こんなときに移民カウンセラーがいたらなあ…トホホ。手続きは90パーセント終了してあとはだらだらバイトして待てばついに永住権取得、という最終段階での出来事。9ヶ月フルタイムのスケジュールを確保するために週6で働いたことも、去年の夏缶詰で勉強したことも、気が遠くなるような量の書類作成も、申請料も待ち時間も全部水の泡に?!しかも制度変わってもう飲食店じゃ新規ビザとれないよ?!っと超パニクったけど、とりあえずPNPオフィスに事の顛末を正直に報告。PNPのスタッフさんはめっちゃ優しいです。最近Robson x Seymoreに移転したオフィスを直接訪ねても相談にのってくれるし、電話でもいいし、メールもすぐ答えてくれる。

大昔の写真。同じ店なのに急にメンバー総入れ替えで
常連さんたちビックリしただろうな…

PNPからの指示は「2ヶ月以内に、ほぼ同じ職種でかつオリジナルの条件を満たす新しい雇用主を見つければ問題なし。再度書類審査が必要だがLMIA(LMO)は免除、審査通れば新しいワークパーミットのサポートレター出します」とのこと。即ノミネートキャンセルにはならないということで一安心。まあわたしが悪いんじゃないし、これくらいは配慮してくれてもいいよね。解雇(離職)の際に雇用主から発行されるRecord of Employmentという、契約解除の理由や雇用期間、お給料の状況などを書いた紙を提出するようにも言われました。

さて、職探し。一番簡単なのはバイトしていた店で新しいオーナーのもとで働くことだけど、新しいオーナーは移民で、身内しか雇わないと言う。もう最悪最悪最悪。ていうか実は前の店長も外国人で自分の国の人しか雇わなくて、思いっきり差別されて本当に悔しかったんだよなあ。同僚のカナダ人はみんな辞めて(辞めさせられて)、専属契約があるわたしだけが残った。シフトを減らされたり、給料が上がらなかったり、全部の仕事を押し付けられたり、外国語でからかわれたり。カナダ人に差別されたことなんか今まで一度もなかったのに、どうやら本当にエグい差別をするのはマイノリティのほうみたいです。「同胞」意識がすごく強くて排他的なのだ。カナダの移民法が最近急に厳しくなったのはこのせい。アルバータ州かなんかのマクドナルドのオーナーが外国人のビザをスポンサーしまくって、彼らのシフトを確保するためにカナダ人を追い出した事件がきっかけだった。逆にカナダ人が「うちはカナダ人しか雇いません」とか言ったらたぶん猛烈に叩かれると思うんだけど、外国人は平気でこういう差別をやっちゃう。たとえば寿司屋で日本人の寿司職人を優先的に雇用するのとかはまあアリかなと思うんですが、そうじゃなくてただのファストフードだからね。移民が一人いて、そのうち昇進して、同じ国の家族や友達だけ雇うからあっという間に企業を丸ごと乗っ取っちゃうケースも。日本もどんどん移民招こうとか言ってる人もいるらしいけど、これが現実ですわ。


何もかも納得いかないけど前の仕事にしがみついてたら前に進めないから、新しい仕事を探すことに。2年前は履歴書も見せず面接もなしで完全にコネでワーク出してもらったので、真っ当なシューカツほんと久しぶりです。履歴書刷ってドサ回り。もともとファストフード枠でPNP申請してしまったので似たような給料の似たようなポジション縛り。一番最初にワーホリで来たときよりは幾分か英語も上達したし、カナダでの職歴もあったのでけっこうスムーズでした。が、しかし、永住権申請の話を出すと途端にめんどくさがられ、書類は一切出さないだとか、明日からでも働き始められないなら無理だとか、そもそも会社がPNPの条件に合わないなど言われ大苦戦。2ヶ月の期限ギリッギリで拾ってもらえたのは結局またコネのおかげでした。ホッ。元ルームメイトやらその仲間たちが働いてるところを紹介してもらった。昔シェアハウスによく遊びにきてたドイツ人のトムくんはいつのまにか出世しまくって本社勤務になっていた。やっぱりこんな面倒な書類作成はコネでもないとやってもらえないか…。前にもどこかに書いたけど、こちらは日本以上にコネ社会です。コネって言うとなんかズルいみたいだから人望と呼ぼうか。わたしゃ3年前エージェントもホストファミリーもなしで完全単身でカナダに来て、ゼロから自分で人脈を築いてきたっぺよ!しかも英語全然喋れなかったのに英語しか喋ってこなかったっぺよ。しばらく住んでればまあ知り合いは増えるものなので、とにかく「困ってます!」と積極的に発信していくとけっこう助けてもらえるものなのです。意外とみんなおせっかい。

8月の始めに店長と顔合わせがあって即採用されたはいいが、トロント本社にいるトムくんから書類もらえるまでになんと一ヶ月もかかった。たいした内容じゃないのに…。電話やメールで何回催促しても全然レスポンスがないからなんかもうこの話流れちゃったのかな?みたいな雰囲気もあって、一応保険で別の面接にも行って、やっぱり断られて、不安で不安で頭おかしくなりそうだった。何度もお店を訪れてやっと直属の上司と会うことができ、8月31日22時頃全部書類が揃って速攻PNPにメール。翌朝メールを開いたらなんともう返事が来てました。早ッ!!「新しい会社もPNPの基準を満たしているようなのでサポートレターを添付します。これを持って国境へGO」だって。わいわいわーい!なのでFlag Pole二回目。ついに働き始められるぞー!

と、信じてたあの頃は幸せでした。

(…次回へ続く)

2015/08/06

Amazon.jpが安い

3年前に日本の実家を去った時は荷物が多かったのと、ワーホリビザが切れるまでの一年間日本語で思考することは一切やめようと思い、まさか余生をカナダで過ごすとは思わなかったのでほとんど本を持って来なかった。これは完全な誤算で、ブックオフ バンクーバー店が2012年6月に閉店してからというもののわたしは日本の書籍に死ぬほど飢えていた。VPLバンクーバー公立図書館にはけっこう和書があるのだが、読書の愉しみの70パーセントは自分の本棚に本を並べて眺める時間でできていると思うのでどうしても所有したい。しかし本は重いので日本から取り寄せたらめちゃくちゃ高いんだろうな…と調べもせずに何年も諦めていた。転送サービスなんかも少しチェックしたんだが案の定のお値段だったので、そっ閉じ。電子書籍は品揃えが悲惨だし。

…て、Amazon.jpの海外配送がこんなに安いなんてどうして誰も教えてくれなかったんだ!



(詳細こちら Amazon ヘルプ)
日本のアカウントがそのまま使えるので住所を追加するだけ、簡単。しかも信じがたいくらい早い。なんと最短二日ほどで届く。Amazon.caで買い物するとカナダ国内でもだいたい一週間以上かかるのになんで日本からの段ボールが数日で届くのか全くわけがわからない。

ただし配送対象商品は全てっというわけにはいかない。わたしは本しか注文したことないのですが、本・DVDのほとんどと、一部のキッチン用品なんかも海外配送してくれるみたいです。これとか。なんだー割烹着は売ってないのか、欲しいのに。

星野 押し寿司器 おにぎり型 3個取り
星野工業
売り上げランキング: 388,387


一部マーケットプレイス商品やアダルト商品については海外配送対象外。ずーーーっと欲しかったDVD、劇場版テレクラキャノンボール2013は今度トランジットでバンクーバーに寄るお友達に持って来てもらうことになっている。

配送一件ごとに500円かかるので、注文はなるべくまとめて。月に一万円くらいは贅沢してもいいよね?最近買った本のリストはこちら。


第一便(配送済み)
木嶋佳苗『礼賛』
少年アヤ『少年アヤちゃん焦心日記』
山崎まどか『オリーブ少女ライフ』
鈴木涼美『身体を売ったらサヨウナラ』
雨宮まみ『女子をこじらせて』
清岡智比古『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』
久松 健一『暗記本位 仏検対応5・4・3級フランス語動詞活用表』

第二便(出荷済み、配送待ち)
山崎 まどか、長谷川 町蔵『ヤング・アダルトU.S.A. 』
少年アヤ『尼のような子』
北原みのり『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』
長谷川町蔵『聴くシネマ×観るロック』
ライムスター宇田丸『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル “神回”傑作選 Vol.1 』


STUDIO VOICEは海外配送対象外だった。10代の頃一番影響を受けた雑誌の復刊号なので手に入らず残念。あとは最新のサブカル本が中心。ミーハーで悪かったわね。婚活殺人の木嶋佳苗が異様に気になる今日このごろ。殺人犯の自伝でも『絶歌』は別にってかんじ。『アラサーちゃん』『アル中ワンダーランド』『奥田民生になりたいボーイ出会う男すべて狂わせるガール』などはギリギリで選考漏れ。

挫折しまくっているフランス語の参考書は、やはり日本語のものが理解しやすい。言葉の性質でいったらむしろ英語→フランス語のほうが勉強しやすい気がするんだけど、英語の参考書は白黒刷りで構成も単調で本当に退屈なのだ。工夫がないんだよね。あれ読了できる人いんのかな。ただし辞書だけは英仏辞書のほうが使いやすい。



実家の本棚に持っている本はもう取り返すことはできないかもしれないけど、心のどこかで「持っている」と思ってしまってどうしても買い直すことができない。絶版を必死に古本屋やオークションで探したものとかサイン本だけでもいつかまた会えるといいが…。大学で専攻していた政治学の本たちは英語版があれば少しずつ集めて読み直していこうと思う。ハンナ・アーレントやベンヤミン、スラヴォイ・ジジェク。そういえば小説ってほとんど読まなくなったなあ。マンガはもともとそんなに興味がない。手塚治虫と赤塚不二夫と根本敬だけあればよい。ダニエル・クロウズも!唐突に安野モヨコ『ハッピーマニア』も。

お互いのことを知り尽くしたつもりのボーイフレンドだって、日本のサブカル趣味は知らない。この先英語やフランス語で説明する事もきっと出来ないと思う。同じように彼にもわたしが知り得ない世界を持っているんだろうか。

英語だけ話して生きて行こうと決めてから長い間日本語アレルギーがひどかったけど、今は日本語でしか表現できない日本の世界はそのまま大切にしたいとやっと思えるようになった。違う言語や文化を完璧に翻訳することなんかきっと無理だ。だから言語を勉強して原語のまま理解していくしかない。

2015/07/24

死ぬほど健康になりたい

去年くらいから急に酒に弱くなった。いつものこととは言えひどい二日酔いで寝込む事も多く、さすがにキツくなって時々は飲酒を休むことにした。さて、喉が乾くけどお酒以外に何を飲んだらわからない。甘いものが苦手なのでジュースや炭酸飲料はだめだし、レモンを絞った水も味気ないし、ていうかアルコールが入っていないとなると何を飲んでも惨めな気持ちになる。超高いけど面白いものを置いているオーガニックスーパーのWhole Foodsに駆け込んで酒の代替品を探すことにした。with健康オタクの恋人セビくん。


最近海外ドラマとかでたまに耳にするコンブチャとやらをゲット。これ1本355mlで4ドルくらいする!名前に反し、こやつら昆布茶とは全然関係なく、その正体は昭和50年代に流行ったあの紅茶キノコなんだそうだ。身体にいいということでジンジャーやクランベリー風味に味付けされて今セレブに大人気(笑)らしい。栓を開けるとプシュっと微炭酸。独特の酸味がある。ん?!懐かしい感覚がする!と思ったら発酵のため1パーセント以下のアルコール分が含まれているそうだ。呑まない日はこれをお水で割って飲むことにする。


そしてデトックスついでに、なんと!!!聞いて驚くなかれ、ヨガを習い始めた。ありえねーありえねー。スポーツ嫌いオリンピック代表のこのわたしがよ。いまだに自分でも信じられない。元ルームメイトのニコール姐が最近働きはじめたスタジオのお試し2週間通い放題を購入したので、モトを取ってやろうと毎日欠かさず通っている。

なぜ毎日ヨガに行くヒマがあるかというと、実は先月バイト先の店が買収され従業員全員リストラされたのだ…。がーん。仕事大嫌いなんで別にいいんだけど、今持っているビザがその会社でしか働けないものなので全然よくない。それに伴ってほぼ確定とされていた永住権も危うい状況に。7月に入ってからずっと無職でやることがないので、たまに親友ヘイディ子(無職)と海に行く以外はずっと家で酒を飲んで寝ていた。今思うと軽く鬱ってたのかもしれない、、、いやただ自由を謳歌していただけですけど。そんなわたしを見かねた恋人に促され少し運動でもすることにしたのであった。


身体を動かすのもいやだったけど、ヨガのスピったところが本当にいやでついていけるか不安だった。でも実際やってみると、ヨガの先生は思ったより声が小さいのでスピ部分は何言ってんのかよくわかんないし、一度クラスが始まったら逃げられない状況でひたすら自分の身体と向き合うのはなかなか面白い。そして何がよいって、わたしが体育について最も嫌いだった「どうしてこんなこともできないのか」という残酷な前提が一切ないのがよい。いろんな年齢の生徒さんがいて、それぞれ違った身体の歴史を持っていて、自分にできそうな範囲でやってみましょうというオプションが常に与えられる。

クラスの時間割は日替わりで、都合のよい時間にフラリと行ってもいいし好きなクラスや先生を狙って行ってもよい。ニコール姐の専門はアシュタンガで、主に上級クラスを教えてるのでなかなかタイミングが合わず6日目にしてようやく顔をあわせた。性格がキツくてみんなとは喧嘩になることが多かったけど、わたしにはいつでも優しいお姉ちゃん。いきなり帰国させられることになりまたカナダに戻って来れるかわからないという時には大切なものを貸してくれた。「あげるんじゃないからね。必ず帰ってきて返してよね」という言葉にどれだけ勇気づけられたことか。一緒に住んでいた頃はヘビースモーカーで大酒飲みだった彼女もそういえば、リストラされたのをきっかけに急に健康やヨガに走ったんだよなあ。

薄明かりの中でリラックスしたヨガをする先生が多いのと対照的に、ニコールのクラスは電気つけっぱなしのがっつり運動系だった。声もやたらデカイ笑。でも最後に彼女がしてくれたおはなしはすごく胸に響いて泣きたくなった。日本ではダイエット目的でヨガをする人が多いようなイメージがあるのですが、こちらでは精神セラピー的な役割をだいぶ重視しているようです。ヨガの教えではウンタラカンタラという講釈系ではなく、もともと自分が持っているパワーを引き出してくれるかんじ。一週間続けたら、いろいろあるけどまあなんとかなるじゃろ、なんてったってわたしだし、という気持ちを取り戻す事が出来ました。なんとかするために身体を動かすことも、再びできるようになりました。


それにしても運動するとものすごくお腹が空く。運動したことないから知らなかったよ。考えてみたら普段はビールでお腹が膨れるので食事をほとんど採らなかった。食事は酒のツマミでしかなかった。ヨガ直後は不思議と身体にいいものが食べたくなるので自然食レストランのテイクアウト、のメニューを読みながら自炊。バケツでトスした大量のサラダにたんぱく質一品とゆで卵の献立が定番化している。デザートに今が旬のさくらんぼ、ブルーベリー、数種のナッツ。今までの3倍くらい食べてるのでもしかしたら太るかもしれない。ヨガやって太るってなんやねん。別にいいけどさ。あときちんとご飯を食べるのってものすごくお金がかかる。健康になるのにはお金がかかる。

ソバのサラダとスーパーで買ったサーモン
玄米のサラダと彼ママの彼が釣ったサーモン

ヨガをやる人にはベジタリアンも多いけど、わたしはお肉大好き。運動の後こそ肉、肉。

赤身のレアステーキと栄養たっぷりのアルファルファ

アスリートのごとく鶏胸肉サラダ
好物のカボチャの種を乗せて。

健康であることって本当にいいことなんだろうか。わたしは不健康な自分のほうが自分らしくて好きな気がする。「このわたしが運動とかwww健康とかwwww」とセルフパロディをひととおり楽しんだら、また元の生活に戻ることだろう。