2013/11/18

Love Letter to John Waters



ジョン・ウォーターズはわたしの宗教だ。いつから、どうして、彼の虜になってしまったのだろうと考えてみた。きっかけはかの有名な犬のウンコ食いシーンやロブスターレイプシーン、ではなく、彼がスポーツが大嫌いだと堂々宣言しているのを見つけた時だったように思う。
今日までぼくは頑迷なスポーツ嫌いを自認している。スポーツの話題が持ち出されれただけでも頭に血が昇る。「バーズの調子は?」無知なタクシー運転手がボルチモア・オリオールズの話題で和もうと話しかけて来ようもんなら、「スポーツは嫌いだ」と言い放って会話はおしまい。ぼくが男だからって、なんでスポーツの話をしたいと一人決めする?そんなのタクシー運転手の背中を叩いて、「ファスビンダーの最新作見たかい?もう最高だったじゃないか!」って言うようなもんだろう。友達がなにげなくスポーツ・イベントへの関心を漏らそうものなら、すぐに友情を考え直す。だってつまるところ、スポーツなんか大学の学問水準を下げ、騒々しく押しつけがましいテレビの「ビッグ・ゲーム」で休日の貴重な家族の団欒を 台無しにするだけのものじゃないか。すべてのスポーツは蔑まれるべき存在だ。
 こんな調子で延々とスポーツが嫌いな理由が列挙されている『悪趣味映画作法』のこの部分は何百回読み返しても涙が出る。運動を嫌いでもいいんだ。何かを好きであることが人の勝手であるのと同様に、何かを嫌いであることに他人の承認など必要ない。学校という閉鎖的な世界はこんな当然の事実を、意図的に、システマティックに殺す。報酬なしに校庭を十周走ったり、転がった玉を追いかけて喜んでいる犬人間に対して劣等感を持つ必要なんかない。かび臭い更衣室や跳び箱の裏でしくしく泣いていたひとりぼっちのわたしに手を差し伸べてくれたのがこのアメリカのカルト映画監督だったのだ。本業はたぶん映画監督。エッセイスト、スタンダップコメディアン、殺人事件研究家、お喋りの才能と犯罪への偏愛が高じて刑務所で授業を持った「先生」でもある。

現在刊行されている最新の著作Role Modelsにこれに非常によく似たエピソードを見つけてうれしくなった。
テネシー・ウィリアムズは幼少期の心の友だった。(中略) 『One Arm』を読み終わってわかったことは、教師たちがうそぶく「社会のルール」とやらに耳を貸す必要など全く無いということだった。 自分が関わりたくない連中に溶け込めないことなんか恐れなくていいんだ。テネシー・ウィリアムズには別の世界が見えていた。うんざりするほど陰気で退屈な「右ならえ」の世界―ぼくが所属しなさいと強要されてきた世界―の一部なんかになりたくない、特別な人々だけで構成された別の世界。
ジョン・ウォーターズは8ミリカメラを手に取り、この「特別な人々だけで構成された別の世界」を映画にして見せた。知らない人がこの記事の冒頭を読んだら何だと思ったであろう、女装したデブが本物の犬の糞を食べてニッコリ笑うラストシーンが印象的な『ピンク・フラミンゴ』が代表作。どの作品も一般的な映画の価値を一切欠いているにもかかわらず、特定の観客層に向けて抗いがたい電波を発し続けている。「ぼくのファン層は主に、自身のマイノリティーグループにも馴染めないマイノリティーの人たちさ」と彼は言う。「たとえばゲイなのにゲイコミュニティからはぐれてしまう人とか(これは彼自身のこと)、黒人の友達とうまくやっていけない黒人とかね。」

かくいう監督自身は、先に映画を観た人間がガッカリしてしまうほどマトモな人間である。唇の上に細く整えたヒゲと上質なスーツがトレードマーク。カソリックの上流家庭で大切に育てられ、NYUニューヨーク大学に在籍したこともある(ただしマリファナ所持で逮捕、一瞬で放校)。ショウビジネスでやっていきたいという志と、それに伴う才能は幼少期からはっきりしていた。アメリカ郊外の田舎町に生まれながらエキセントリックな仲間を見つけ、一緒に映画を作り「悪趣味の帝王」の称号を欲しいままにする。とはいえ、それは本人も自負する「趣味の良い悪趣味」だ。剃刀のような感性を持ちながら基本的に人間が好きなようで、尖ったジョークに温かさを隠しきれない。だから、彼はいつでも人気者だ。彼がどうして疎外感を感じているのか、何故わたしたちの心を揺さぶることができるのか、正直わたしにはわからない。誰かの孤独は、きっと本人にしかわからないのだ。

彼がドリームランダーズと呼ばれる仲間たちと共に故郷ボルチモアで撮りつづけた変人だらけのユートピアは、何らかの理由で疎外された人間の心に一筋の光をもたらしてきた。ジョン・ウォーターズを中心にたしかに存在した、まぶしい夢の世界。ゲロやウンコや暴力を90分間見せられて尚、ウットリしてしまう。

『ピンク・フラミンゴ』(1972)の現場。
後列左からメアリー・ヴィヴィアン・ピアース、ダニー・ミルズ、ジョン・ウォーターズ、デイヴィッド・ロカリー
前列左からディヴァイン、ミンク・ストール、イディス・マッセイ
 
『ピンク・フラミンゴ』の有名なビジュアル。
永遠のミューズ、ディヴァイン
 
エッグ・レディことイディス・マッセイ。
こんなに魅力的な女性はこの世に二人と居ない(もうあの世だけど。)

この雰囲気はとにかく映画を観てもらわないことには伝わらないわけだが、彼がやたらとこだわる街ボルチモアはトンデモ人間の宝庫らしい。『笑ってコラえて』で特集してくんないかな…。映画に出てくるイカれたキャストや、共鳴して集まったスタッフ陣=ドリームランダーズは全てジモティ。彼らは全くの素人どころか、それ以下―見ての通りドラッグやアルコールの依存症や知恵遅れ一歩手前ばかりなのだが、現場には酒もドラッグもマリファナさえも持ち込み禁止、アドリブは一切無しで台本通り綿密なリハーサルを行うなど映画製作に関してはなかなかストイックである(シラフであの芝居ができるなんてすごい)。こんな出来損ないの人間たちを死ぬほど真剣にさせてしまうんだからやはり映画には魔力があるし、また彼らを統率するジョン・ウォーターズのカリスマ性はまさしくカルト・リーダーと呼ぶにふさわしいだろう。映画の製作秘話はさきに挙げた『悪趣味映画作法』に詳しいが、田舎の変態少年少女が非行と映画製作に明け暮れ、やがてそのムーブメントがロスやNYに波及する狂騒が生き生きと描かれていて、60~70年代ごろの躍動感も相まって大変ときめく。ジョン・ウォーターズと愉快な仲間たちは本当に昔から親友だったんだなというエピソードも細かく記されている。これを青春と呼ばずに何と呼ぼうか。個人的には、というかファンは皆そう言うだろうが元祖ドリームランダーズが揃っていた『ポリエステル』くらいまでの初期の作品がオススメ。同じメンツが「またお前か!」という具合に顔を出していて和む。しかしいかんせんロクでもない人たちなのでドラッグ、AIDS、糖尿病などでとっくにみんな死んでしまった。健在のジョン・ウォーターズ本人やミンク・ストール、パット・モーランら皆ディヴァインと同じ墓地に墓を購入済みというから泣ける。場所はもちろんボルチモア。「友達とは家族の改善版である」と彼は言う。

ファンが残したキスマークだらけのディヴァインの墓。
お供え物は造花にメイクブラシ、アイライナー!

御年67歳のJW先生、2004年の『ダーティ・シェイム』以来映画は撮っていないものの、相変わらず執筆活動や講演会巡業など忙しくしている様子。死ぬ前に(彼がね)どうしても一度本物の神様に会ってみたいと願ってしまうのは信者として当然の事かもしれないが、なんと来月その夢が叶うことになった。彼は熱狂的なクリスマスオタクとしても知られていて、毎年12月になると各地でクリスマスショーを開いているのだ。ずっと気になっていてどうしても勇気が出なかったけど、このたび追い風に乗ってニューヨークまでひとっ飛びすることにしました。いえーい!どうせなら聖地巡礼を兼ねてボルチモアがいいなと思ったんだけど治安が死ぬほど悪いらしい(本当に殺される可能性アリ)。meet and greetというチケットを押さえてもらったので直接ご本人に挨拶したり、サインをもらったりできるそう。どうしようー考えただけで手が震える…!わたしこんなに幸せでいいのかしら?点と線が繋がって、ラッキーはっぴー100連発だった今年一年の集大成。かましてきますわ!

ニューヨークへ行きたいかー!おー!



【参考文献】
  • ジョン・ウォーターズ著, 柳下毅一郎訳『悪趣味映画作法』, 青土社, 1997
  • John Waters, Role Models, Farrar Straus & Giroux, 2011 (2013年11月現在 日本語版未訳。柳下さん訳してくださらないかしらん)   ほか
【参考URL】

JW師匠はずっと昔からブレずに同じことを言い続けているのではっきりしたソースがもはや不明。身分を隠してボルチモアからサンフランシスコまでヒッチハイクした21日間の旅行記Car Sickが来年にも発売予定とのこと。

2013/11/03

Halloween 2013

去年は憧れのセーラームンに扮したわたしですが、今年のハロウィンは…


これ!
て、クリスマスやないかーい!今年もアニメ系のコスプレをeBayで注文していたのですがいっこうに届かず、パーティ前日に買い物に奔走することになってしまった。広いカナダではネットショッピングしても配送にすごく時間がかかるし、配送中のトラブルで結局届かないという事も割とよくある。ま、a part of the risksかな。業者も慣れているのでアッサリresend(再送)かrefund(返金)してくれます。時間に余裕を持ったお買い物を…しくしく。BBクリームとかよくネットで買うの。なくなる前にオーダーしなきゃとわかってるのになかなかズボラなもんでね。

ハロウィン直前というか当日のハロウィン屋はもう品薄ガラガラでかなり焦りました。既にクリスマス商品が並び始めたValue Villageで「そうだ、ハロウィンにクリスマスというのはなかなか斬新かもしれない」とひらめき、4ドルのサンタ帽と3ドルのusedかつらを購入。そこからダウンタウンのセクシー衣装屋に移動し、店頭に並ぶ前のサンタワンピを倉庫から出してもらい購入…これがものすごい低クオリティな代物で39ドルもした。トホホ。まあコスプレ衣装なんてこんなもんか。XSサイズがあっただけよしとしましょう。

ハロウィン本番の10月31日は木曜日だったのでその前の週末にパーティする人が多かったみたい。わたしたち一行は行きつけの寿司屋で11月1日金曜日、遅めのハロウィンパーティ。この寿司屋がおかしくって、お客さんも店員も日本人が全然いなくてラテン系の人たちのたまり場になってるの。この日も友達のサルサバンドが演奏してみんな尻振りまくってました。やっぱりダンスではあの人たちにはとてもかなわない。付け焼刃じゃ身につけられない、血液中に溶け込んだリズム。クルクル回されたり、回したり、目が回っちゃう。そもそも二人一組で踊るのに慣れないし…あーダンス上手になりたいな。海外ではダンスは英語と並ぶ必須科目。

ニコに肩を抱かれてめちゃくちゃテレているわたし
(左手に妙な力が入っている笑)

シェアハウス大家のニコくんはオペラ座の怪人的な衣装をお友達に作ってもらったらしい。イケメンすぎて目が潰れるかと思った。「寒いよー」と言ったら「おいで」と言ってマントの中に入れてくれた…ああ、わたしの王子様!結婚して!相変わらずじれったい攻防が続いている不器用なわたしたち。とりあえず君は俺を好きだと早く認めろー!

ダウンタウンの人気クラブのハロウィンとかではないので来てる人のコスチュームも少々ユルめだったんだけど、アットホームでいいパーティでした。かわいいなと思ったのはスキーの仮装の人や、スタートレックのカップル。一緒に写真撮ってもらえばよかった。

寿司屋閉店後はうちに移動して朝8時くらいまで踊り狂い、一旦仮眠してお昼すぎに目が覚めたらもうみんな踊り狂っていた。昨日のパーティから流れてきた友人らがまだウヨウヨいる。外人の体力と、週末を楽しんでやろうという気合いは本当にすごい。

今この歌が流行っていて、エンドレスリピートで絶唱、合唱。

                         Lorde/ Royals

月始めで新しいルームメイトが2人来たのでハウスミーティング。いったんムジカ(ミュージック)はストップ。スペイン語は大学で第二外国語基礎を取っただけだけど、案外覚えているもので簡単な会話なら理解できる。ニコやほとんどの友達が話すフランス語を勉強したいけどまだ英語もままならないのに欲張っちゃダメよね。

サマー、ちひろ、ちゃんぴの三きょうだい

パジャマで会議出席。ルームメイト7人(今は居候が一人いるので8人)揃う機会はなかなかない。議題は自己紹介と、電気代を節約しようだとか掃除は分担しようだとかゴミの分別とかそういう事。ニコは「シェアハウスはコミュニティ」という事を強調していた。ちょっと最近ルームメイトに恵まれなくてバラバラになっていたので仕切りなおしということで。


暖炉に火を入れてパーティ再開。あ、あつい…。マンションなんかでもだいたい暖炉ついてるの見るとカナダらしいなーと思う。トータルで一年半くらいこっちに住んでることになるけど、「カナダらしい」ことに慣れすぎず、小さいことに驚く自分でありたい。さて今年もあっという間にお誕生日、クリスマス、お正月のパーティコンボがやって来るぞー!思う存分暴れるぞー!

2013/09/23

Girls Season2: I just wanna feel it all

物語の核心部分に触れないよう心がけていますが、若干のネタバレが不可避な事は容赦ください。
(シーズン1のレビューはこちら) 


ひどく疲れて乗り過ごし、見知らぬ駅で目が覚めた。持っていたクラッチバッグが見あたらない。当てもなくフラフラと歩き着いた海岸で誰かの幸せのおすそ分けのウェディングケーキを頬張る…。シーズン1のラストはたしかにさらなる波乱を予感させるものだったが、その続きはあまりに痛々しいものだった。20代の女の子たちが自分勝手な理屈を朗々と唱え、暴れ、傷つき傷つけあい、笑っちゃうのにチクリと胸を刺すような前シーズンとはだいぶトーンが異なっている。10のエピソードを通して自分の友達のように親しんだ登場人物全員がつまずいて転び、血を流したまま泣き叫んでいるさまを見るのはあまりに辛い。文字通り肉体的に傷つくメンバーもいる。後半、ハンナが壊れていく様子はかなり憂鬱でほとんど『ブラック・スワン』を連想させるくらいだった。日常の小さな痛みは病んだこころを十分に罰していく。

シーズン1はライター志望のフリーター、ハンナが実家から仕送りを打ち切られる場面から始まるが、シーズン2の冒頭ではしっかり者のマーニーが突然職を失う。長年の交際後別れた彼にすぐ新しい彼女ができたと聞き、親友のハンナとは大喧嘩し同居解消、今度は失業、さらに…。悪いことはいっぺんにやって来るものだ。NYでサバイブするために背に腹は変えられずホステス(日本でいう水商売とは少し違うが、まあ遠からず)の仕事を始めるが、プライドの高い彼女には耐えられない屈辱である。これにはハンナも「そりゃ私はカフェのバイトで日に40ドルしか稼がないけど、少なくともクリーンなお金だからね」と冷ややかな視線。「私ホステスなのよ。来年の私っていったい何してるんだろう。来週の私は何してるんだろう?もうどうしたいのか自分でもわからない。時々ね、『お前の人生はこうあるべきだ、今日すべき事はこれだ』って誰かが命令してくれたらいいのにって願うのよ」---ついこないだまで「私は(ハンナと違って)自分のやりたい事が明確にわかってる人間といるのが好きなの」と言っていたあのマーニーの台詞とはとても思えない。毎日まるでパーティに行くみたいなドレスを完璧に着こなし、確固たる信念を持って前だけを向いていたのに、急に歌手を目指し始めたり変な男と寝て勝手に傷ついたり元カレの職場に押しかけるイタい子になってしまった。「あんたに彼氏がいなくて私に彼氏がいる、結局それが気に食わなくてずっと機嫌が悪いんでしょ?単純な話じゃない」ハンナは正しい。それまで恋人の途切れなかった女の子が破局をきっかけにバランスを失うというのは割とよく聞く話。

ハンナの元彼で今はゲイのイライジャに
「少年少女合唱団(ビッチver.) 」と評されたコスプレ制服

一方ライター志望のハンナはweb媒体や電子書籍の仕事が少しずつ入るようになり、夢に向かって一歩駒を進める。今までの悪事や身勝手は仕事のネタのため、身体を張ってトラブルに突っ込んで行くのは後に続く誰かを救う使命感のため、というのは言い訳にも聞こえるが、物書きとしては正しい態度だろう。「私ったら利他的で、みんなの面倒を見て…」というのはいくらなんでも言いすぎだが、シーズン2では周りのせいで相対的に多少マトモに見える。ひょっとしたら彼女がクレイジーなのは異性関係においてだけなのかもしれない。アダムがずばり言い当てるように、彼女は自分自身を愛しすぎているのに他人からの愛され方がわからないのだ。異性に対する無遠慮な言動は甘えから来るものなのに、甘えるべきポイントではちっとも甘えられない。今となっては彼女が一緒にいるべき人間は誰なのかは明確なのだが、なぜかぐるぐる遠回りしている(これもネタ作りの一環か)。気まぐれなセフレだったはずがいつのまにか恋仲に、そして泥沼腐れ縁になるアダムの気持ちはシーズン2で明らかになる。ハンナの友人で、アダムにとってはただの顔見知りであるレイと二人きりで遠出することになってしまう第6話はお互いの好きな女の子の話でムキになるボーイズトークがかわいらしい。GirlsをとりまくBoysもまた、恋にキャリアに悩み悪戦苦闘している。中でもレイは深刻な状況で、職はあるもののなんと実質ホームレス状態であることが発覚し、一回りも年下の恋人ショシャナに「向上心がなさすぎる」とフラれそうな危機だ。レイの親友でマーニーの元カレのチャーリーはアプリの開発で成功しプチブルジョワに(失業直後のマーニーにはこれが堪える)。アダムは…無職のまま。Boysのキャリア問題はシーズン3でもっと大きなイシューになってくると睨んでいるのだが、なんとチャーリー役のクリストファー・アボットはシリーズ降板を発表した。がーん。

さらばチャーリー

シーズン2の途中で忽然と姿を消してしまったジェッサは次シーズンで戻ってくるようだ。彼女なしのGirlsなんてありえない。 ハンナの自分勝手はみっともないが何故かジェッサの自分勝手は最高にクールで、周囲の人間は大いに振り回されながらも夢中になってしまう。

「待ち合わせに早く来る人って大嫌い。すごく失礼」

ジェッサ演じるジェマイマ・カークは私生活でもレナ・ダナム(ハンナ)の親友で、TwitterやInstagramを見る限りどうやら彼女自身がジェッサというキャラクターのモデルになっているようだ。彼女はレナが手がけた長編映画Tiny Furniture (レビュー書きかけ未完、、、そのうち公開します)でもジェッサとほぼ同じキャラクターを演じているが、そちらでは一見カリスマ的な彼女の脆い部分を早い段階から色濃く見せている。誰よりも器用に見えて、本当は誰よりも不器用な人。ハンナの前でだけ涙を見せたり帰省に同行させるなど一目置いている様子だったのに、ある日「またね」と手紙を残したまま風のように消えてしまう。あることを理由に心身ともにボロボロになったハンナは彼女の留守番電話に向かって「この大ばか者、いったいどこに消えちゃったのよ!今頃世界のどこかでアソコにピアスでも開けてるんじゃない?何にせよ、あんたの幸せ願ってるわよ!愛してる!」と叫ぶ。「あんたがいなかったら私誰に話しかければいいの?拒食症みたいなマーニー?Fucking ショシャナ?ストーカーのアダム?」とも。これにはなんだかわたしが傷ついてしまった。ハンナは留守電になるのをわかっていてジェッサに電話したのだろう。彼女が今、たった一言素直に「つらい」と打ち明けられる人間は友達の中にはいない。女の子が4人集まったからって年中服を交換してパーティに出かけたり一緒にカップケーキを食べたりする必要はないが、では友達を友達たらしめている要素とは何だろう。ハンナとマーニーが悲惨な状況を言い出せず、互いに今にも泣き出しそうな表情で「絶好調よ」「ワクワクしちゃう」と電話で話す場面は本当にせつない。ここへきてシーズン1のアダムの台詞を思い出す。It's a bummer, but people do outgrow each other. (悲しいことに人と人はいつのまにか離れてしまうものなんだ。) outgrowというのは成長して服のサイズが合わなくなるというような意味で、ここでは一方の人間がもう一方を置いて成長しすぎてしまうか、または双方が違ったベクトルで成長してしまいもう合わなくなってしまうということを言っている。シーズン2最終話のタイトルはTogetherなので、これはてっきりハンナとマーニーが再びtogertherという意味だと思ったのだが予想が外れてしまった。


締め切り当日の原稿用紙に記されているのはたった一センテンスだけ。その書き出しはこうだ。
A friendship between college girls is grinder and more dramatic than any romance....(女子大生の友情はどんなロマンスよりも壮大でドラマティックだ)。ハンナはこの続きに何を書こうとしていたのだろうか。

2013/08/17

ブラジリアンワックスに挑戦してみた

夏だ!海だ!暑いので家の中でも水着か下着のような格好でウロウロしているのだが、なにしろハミ毛が気になる。。。。適当にハサミで切ったり剃刀で剃ったりするとチクチクして非常に不快なので、もう頭にきて全部毟ってしまうことにした。waxingは欧米ではとてもポピュラーな脱毛法で(と言うが実際やってる友達見たことない笑)、温めてハチミツ状になった蝋を皮膚に直接塗布し、そこに専用の紙を当てて一気にムダ毛を抜いてしまうという世にも恐ろしいもの。密林地帯にガムテープを貼って思いっきり剥がすのと同じ要領なので当然ながら痛い。しばらくするとまた生えてきちゃうんだけど、次に生えてくる毛はすっかり元気を失って柔らかいのでチクチクする心配はなく、一ヶ月半おきくらい定期的に施術を受けるとだんだん毛が薄くなってくるとのこと。(本当かなぁ。。。)腕や脚や背中、顔も脱毛できるんだけど一般的にワックスといえばブラジリアンワックス、つまり陰毛の脱毛を連想する人が多いと思う。リオのカーニバルとか、ブラジル人はちっちゃい水着が好きだなー!というイメージからそう呼ばれているらしい。アジア人の剛毛でも対応してくれるのかかなり不安だが、ここで草を分けるのがchihirousagi先輩の使命であろう。

 
 Stripped Wax Bar Yaletown店
(604) 681-8660
1226 Hamilton Street Vancouver, BC
 
 
Vancouver、 waxingでググるといくつか有名どころが出てくるのだがここが一番安かった。bikiniといってハミ毛危険地帯、いわゆるVゾーンを軽くトリミングするコースが25ドル。安い!Brazilianでもlanding strip (=滑走路。笑)といってセンターに細く毛を残すスタイルもあるのだが今回わたしが挑戦したのはBrazilian/ nude といって完全にパイパンにしてしまうスタイルである。パイパンが何の事かわからない人はお父さんに聞いてみよう。お値段は38ドル。事前にメールで予約しておいた。相変わらず英語で電話するのが苦手なわたし。17時20分と微妙な時間を指定されたのでバイトの後大急ぎで帰宅しシャワーを浴びてダウンタウンに逆戻り。スキニージーンズで一日働いた後そのまま陰部の脱毛に行くのはマナー違反であろう。事前リサーチで得た情報を基に一応ロキソニンを飲んで出かける。気休めだと思うけどね。

受付で名前を言うと、名前と電話番号と「今までにワックス脱毛したことあるか」「妊娠しているか(一応聞いているだけであって、妊婦でも余裕でワックス可能らしい)」など簡単な問診表を書かされる。通された個室は病院のように明るく清潔。やはり病院のように硬いベッドの上に薄い紙が敷いてあり、下着を脱いで待つように言われる。婦人科のようにワンピースで行くとよいよ。初めてだと伝えてあるのにロクに説明もなくサッサと施術開始。さんざんググって勉強してきたので全然いいんですけどね。リラックス系の音楽を流したりしそうなものだがここはノリノリ系。は、早い、早いとは聞いていたけど確かに早い。すべてが素早い。いろんなサロンのwebサイトを見たけどどこも割と早さを強調していた。多分変に身構えると余計に痛いので意図的にスピーディにしているのだろう。熱いくらいの温度のワックスを塗布してベリッ!「ハイ、イチニノサン」とかは無しでいきなりベリッ!麻酔なしで陰毛を毟られるのはそりゃ痛いよ!!!!思わずうわああああん!アハハ!と叫んでしまった。特に下腹部?へそに近い面の部分がめちゃくちゃ痛い。ケツ毛は全然痛くない。デリケートな部分の、キワのキワまで思いっきり開いて抜かりなく処置してくれる(ああ、嫁入り前の娘がまたこんな事書いて…)。ワックスでとりきれない部分は毛抜きで一本一本抜いてくれているっぽいのだが恐ろしいのでひたすら天井を見ていた。まな板の鯉状態で裏返されたり、脚を上げたり。痛いけどあっという間に一丁あがり、ものの15分。「しばらくは腫れたりするのはごく普通の反応です。一応アフタークリームとかも売ってるんでよかったら。そんじゃーねー」と早口で告げられレジでお会計。ものすごく親切というわけではないけれど特に問題もなかったので10ドルチップして、その時あまりに股間が熱かったのでビビってアフタークリーム16ドルも購入し総額は65ドルくらい。なんかもう疲れたのでまっすぐ帰って休むことにしました。出来上がりをおそるおそる鏡で見てみると、おおー、つるんつるん!すごい!若干炎症してますがまあこれくらいは仕方ないだろう。今日は熱いお風呂や激しい運動は禁止(しないけど)。そのほか注意事項としては、

施術直前
  • 激しい運動や日焼け禁止
  • カフェイン、お酒は我慢
  • 温かいシャワーで清潔にするとともに、優しくマッサージして皮膚を柔らかくしておく。ボディクリームを塗らない
  • ある程度毛の長さが必要
施術直後
  • タイトな下着やボトムスを避けて楽にする
  • 熱いお風呂、激しい運動、日焼けは禁止
  • 刺激の強いクリームやローションを避ける

と、まあ常識的な事ばかりですね。1日~2日経って赤みが引いたら埋没毛を防ぐためにスクラブを使うといいらしい。この埋没毛というのはどうやらワックス脱毛最大の弱点で、新しく生えてくる毛が皮膚を突き破れず毛穴に詰まりニキビのようになってしまう状態の事。昔ワキ毛を毛抜きで抜いていたときにたまになったな、これ。高校生の時に永久脱毛したので今はたまーーに剃るくらいですが。ワキ脱毛、めちゃくちゃ痛かった。もしかしたらワックスより痛かったかも。しかし、いいかげん人類進化してムダ毛は退化して欲しいものです、本当。

2013/07/26

A fleeting summer romance

 

 
 
 

 
 

 

 
いつも遊びに連れて行ってくれているニコが二ヶ月間絶対安静なのでビーチやハイキング、そしてクラブ活動もお預け。もっぱら家で遊んでいる。毎日いろんな人がお見舞いに来て、これはこれで楽しい。看病のためニコママがフランスから飛んできて滞在中。寮母のようにルームメイトみんなの世話をしてくれている。ニコママわたしの事をすごく気に入ってくれているみたい。嫁に行きたい…!いつかモンサンミッシェル近くのおうちを訪ねる約束をした。フランスとメキシコは次に旅行する国の有力候補だ。

ラジオ局は相変わらず同じ10曲くらいを一日中繰り返して流している。今年の夏のヒット曲は少し気に入るのもあるので去年よりマシか。でもいまだに、去年100万回聞いたcall me maybeとかもかかる。。。

決して好きではないが比較的好きな今年のサマーアンセム↓

 
 

まだまだ夏はこれから、楽しみなことが盛りだくさん。指折り数えてわくわく待ってる時間が一番幸せなのかもしれない。

2013/07/11

All adventurous women do. バンクーバーで婦人科に行くの巻

【2022年8月追記】こちらの記事は古くなってもよく読まれていたので改訂版を書きました。読んでね!

周期は安定しているのに、なぜか肝心な時に限ってちょこっとズレて生理になるわたし。夏の遊びの予定が立てづらくなるので生理をずらす薬をもらいに病院へ。ついでに性感染症の検査も受けてみよう。おかげさまで健康優良児なので海外で医者にかかるのは初めてだった。ちょっと緊張。

※※※2014年に閉鎖されたようです※※※
同じサービスを受けられるクリニックを検索
Pine Free Community Health Clinic
604-736-2391
1985 W 4th Avenue (W 4th x Maple st.)
診療時間: 月、金 9:00-17:00
火水木 9:00-18:30
土 12:30-16:30
*毎月1週目の水曜は12:00-15:30休診


基本的にどの医療機関でもBC州の公的医療保険MSPがあれば妊娠出産含め無料なんですが(歯科治療や薬代除く)、まだ保険証が届きそうに無いのでフリークリニックというところに行ってみた。カナダの病院は科目が分かれていなくて、どんな症状でもとりあえずwalk in clinicという診療所に行き、必要な場合専門医を紹介してもらうという仕組みらしい。ここは特に若者を対象とした性感染症や避妊の相談に力を入れている診療所で、24歳以下なら無料で診察を受けることができます。(最寄のフリークリニックを探すにはこちら)しかしわたしは25歳。。。ぐぬぬ。もう若者じゃないのか。若者じゃなくてもMSPを持たない人のみ月曜から金曜の午前9時からお昼の12時半まで診てくれます。国籍とかビザとかは関係ないみたい。太っ腹。病院はどこも写真つきIDと、保険対象外の処置などで支払いがある場合は現金が必要です。

医療費無料というだけあってここに限らずどこの病院もめちゃくちゃ混むと聞いているので気合を入れて8時50分に突撃したらまだ鍵開いてなかった。9時ちょうどに入ったのがわたしの他に3人ほど、みんな若い女性でした。受付でまず年齢を聞かれて、care card(保険証)はまだないと伝え、問診表を記入。日本と同じ要領で既往症とか今飲んでる薬とかについて書くんだけど英語が難しくて何のことだか全然わからん。とくに健康上の問題はないので全部ノー、ノーと答える。そうとう待つと思ってひまつぶしアイテムを持ってきていたのだが10分ほどで診察室に通された。

まずは担当の女医さんと軽くお話。生理をずらす薬とか、うまく英語で言えるかなと思ったけどなんとか伝わったらしい。生理はperiod、遅らせるはそのままdelay。日本で薬をもらった時のように一回だけ生理を先伸ばししたいだけなのに、ここの先生が言うには経口避妊用ピルを使って周期をずらすのが一般的とのこと。毎日飲んでやめると生理が来るので、来て欲しくない期間飲み続ければよい。あれ?日本で飲んでたのもひょっとしてこれの事だったのか?あんまり避妊効果には興味ないのだが(どっちにしろ避妊具を使うので)、まあ効くなら何でもいいや。血圧だけ計ってすぐ処方箋を出してくれた。アッサリすぎて拍子抜け。さすが欧米はススんでいる。そういえば「薬を飲む」はtake medicine、take pillsと言うのだが少し緊張していたので途中何度かdrinkと言ってしまった。恥ずかし。

次に性感染症の検査。採血だけかと思ったら内診もあった。異常なくてもハタチ超えたら婦人科受診したほうがいいよなーとは思いつつ結局機会を得ずじまいだったのでよかった。淋病、クラミジア、トリコモナスなどの結果が一週間後、HIVや子宮頸がん、C型肝炎などの結果が一ヶ月後に出るとのこと。異常があった場合のみ電話で知らせるって、なんかこわい。ひええええ。わたしに限って大丈夫だとは思うが罹る可能性は誰にでもあるからねえ。
外国人のわたしが保険なしで予約なし飛び込み初診、3ヶ月分の処方箋を出してもらい内診と血液検査。さてこれでお会計おいくら?
はい、ゼロ円です。24歳以下が~とか書いてあったので25歳だと少しお金かかったりするのかなと思い一応キャッシュで100ドル用意していたのだが必要なかった。ちなみに普通のクリニックで保険なしだともちろん処方箋料などかかるらしいです。公共機関バンザイ。クリニック内にはいたるところに無料配布のコンドームが置いてあり、個人やカップルのカウンセリングも無料でやってるんだって(予約制)。カップルっていうのは当然異性間のカップルに限らずいろんなセクシャリティの人を受け入れてる。カナダ、ススんでるなー。実は日本でも無料検査の事は調べていたのだが、あるにはあっても時間や場所が限られていて行きづらい。自費で受けるとけっこうお金がかかって、あれじゃ若い子もしくは若くない子が行くわけないよね。それに検査を受けるのはなんとなく恥ずかしい事、うしろめたい事みたいな風潮もあるし。受けないほうが恥ずかしくてうしろめたいのに!ここにデータを挙げて詳しくリポートしようとは思わないけど、無責任なセックスをしてる人が多すぎるのは感じる。友達に説教したこともあったっけ。日本の性教育遅れてまっせ。

さて、少なくとも3時間と見積もっていたのに1時間で病院を脱出すると、今度は処方箋を持ってチャイナタウンのcostcoに入っている薬局へ。薬の値段は薬局によって違うので注意。さっきの女医さんが多分ここが一番安いと教えてくれた。ちなみにShopper'sが一番高いらしい。London Drugsはまあまあだって。処方に30分ほどかかった。costcoメンバーじゃないので買い物できずヒマ。歩きつかれたのでボーっと座っているとやはり暇していたオバチャンに話しかけられ一時間ほど盛り上がる。親戚が日本人と結婚したとかで日本に詳しい人だった。


薬剤師さんから軽く問診と、薬の説明を受ける。まあ日本と一緒だね。全部聞き取れなくても詳しい文書をもらうので大丈夫です。処方されたのはALYSENA21という薬で一日一錠、一ヶ月に21錠飲み続けるというもの。3箱3ヶ月分で税込み約28ドル。日本やカナダでの相場はわからないが、やけに安い気がする。生理痛や貧血、肌荒れも改善される場合があるらしいので期待。副作用あったらすぐやめる。説明書読んだら煙草を吸う人はこの薬飲めないみたい。そういえばピルは血栓ができやすくなる可能性があると聞いた。

病気も怪我もしないのが一番だけど、カナダで病院に行くというイベントには興味があったのでいい経験になりました。そして今まで考えたことも無かったピル…なんか都会の、インデペンデントでソフィスティケイテッドな大人の女になった気分。新しいことを始めるのはいつだってウキウキする。

2013/07/02

虫刺されとの戦い

今年は雨季明けの遅かったバンクーバーですが、7月に入ると同時に快晴の日が続いており、気温も一気に上昇。先週まで着ていたフリースのパジャマは地下の物置きに押し込めて日本から持ってきたユニクロのステテコが活躍してます。夜8時過ぎまで日差しギラギラなので仕事終わってからでも十分日光浴に間に合う。庭の芝生に寝転び、ビールとiPodをお供に雲を眺めていると、いつまでも飽きない。そのうちルームメイトが帰ってきたり友達が訪れたりして結局パーティになっちゃうの。

 
しかし暑くなったと同時にひどい虫刺されに悩まされてます。そういえば去年もだった。熱を持ってぱんぱんに腫れ上がってかゆくてかゆくてたまらない。しかもその後がっつりシミになって、しかも時々思い出したようにプクーと晴れてきて痒さがぶりかえすこともある。だって一年前の虫刺されだよ?手ごわすぎる。家の周り林なので蚊がいても不思議じゃないんだけど、こんなひどいの蚊じゃない気もする。庭でやられたのかもしれないし、部屋になにかいるのかも。よく考えると寝る前は何もなかったのに朝痒くて目が覚めることがある。しかし3日に一度は寝具を洗濯し、乾燥機にかけ、枕や掛け布団はほぼ毎日干しているわたしに限ってダニやベッドバグ(南京虫)なんてことあるかなあ。一応ベッドを裏返して隅々まで掃除。目に見えない敵こわいよう。
 
上のほうにあるシミが去年の。
下のが今年の。アップデートされた

写真だとわかりづらいが手の甲全体が腫れて動かしづらい
 
 慌てて対策をググる。まずはこの痒みをやっつけて、次に予防だ。あまりの痒さに判断力が鈍り、けっこう無駄遣いしてしまった。ネットで調べてステロイド入りの薬が効くという事はわかっていたのに肝心のステロイドを英語で何て言うのか忘れてしまったのだ。最初から店員さんに聞けばよかったのに「あ、これこれ」とうろ覚えで買ったら違った、というのが2回もあった。
 
 
個人的に贔屓にしているチェーン、Rexall(London DrugsやShopper'sより若干安い気がする。気のせいかもしれない)にて。左下に写ってるAfter Biteというのはこっちでいうムヒみたいなものでどこにでも置いてあるけど全然効かなかった。匂いがキツくて効きそうなのに。。。次に買ったBenadrylは無臭の軟膏で、そこそこかゆみは収まった気がする。普通の蚊に刺されならこれでもいいのかもしれないが今回の凶悪虫刺されには歯が立たない。それでやっと見つけたのがステロイド入りのこちら、CORTATE。思ったより安い。
 
 
どうやらhydrocortisoneというのがステロイドの一種らしい。薬のことは詳しく知らないが、あまりバンバン使っていいものではないと常識的にわかる。値段は一緒で多分成分もほぼ同じなのだが、creamとointmentという2種類があった。調べてみるとcreamとは油:水が5:5のもので、ointmentとは油:水が8:2のものの事らしい。別にどっちでもええがなと思いながらcreamのほうを購入。ちなみに「痒い」のことは英語でitchyという。イッチィってなんとなく痒そうな語感。蚊に刺されはmosquito bites, 虫刺され一般はinsect bites。 
 
痒み止めの次は新たな虫刺されを作らないための予防策だ。虫除けスプレーは持ってるんだけど、これをお風呂上りにブシューと浴びるのはさすがに気が引ける。ベープみたいなのも売ってるけど、昔からあれを焚きながら深呼吸するのいやだなあと思っていた。蚊取り線香やその他お香は火事になりそうでこわい。またまたググってみたところどうやらシトロネラというハーブを虫が嫌うらしい。アロマ屋に行って聞いてみると、なんとシトロネラはすでにカナダでは発売禁止になっていて手に入らないとのこと。もうすぐ新しい虫除けブレンドが入荷するので急がないならそれを待ってみたらと言われ、数日後出直してみた。
 
604-568-3045
948  Robson st
 
 
Zap Awayという虫除けライン。スプレーや石鹸やボディクリームもあったけど、わたしはエッセンシャルオイルを購入。今月末までキャンペーンで、5ml $13.95が半額の$7だった。アロマディフューザーを持っていないのでとりあえず加湿器のお水に垂らして使ってみる。レモングラスとラベンダーのブレンドで、いいにおーい!アロマ、ハマりそうかも。ここのお店は全体的に良心的なお値段な気がする。ディフューザーもすごい高いのかと思ったら50ドル代だったので買っちゃうかも。
 

と言ってるそばから肩に虫刺されがーーーー!かいかいかいかいかい。。。もういやだ。It drives me crazy! よく見たらこれは蕁麻疹のような気もする。もともとアレルギー体質なのだ。まだまだ戦いは続きそう。

冷やし中華始めました

今年の夏は、もしかしたらあまり遊びに行けないかもしれない。というのもブログにもよく登場している、例のニコ君が先日クリフジャンピングで頭を強く打ち救急車で運ばれずっと入院しているのだ。がーん。ジャンピングの名所でもない、適当な崖から浅瀬に飛び降りるというこの遊びをわたしたちは去年の夏ほぼ毎週末繰り返していた(日記参照)。今年初めての遠征の日、わたしはバイトで行けずふてくされて帰って来たところ報せを受けた。正直、こんな日がいつか来るのではと思ってたのよね。幸い命には別状はなく後遺症の心配もないらしいけど、ハッキリ言って死んでもおかしくない事故。わたしも去年本格的に溺れたしね。。。一同、反省しつつ今後は安全な夏のレジャーを模索することでしょう。