2014/10/15

Here comes Girls 祝!Girls日本で放映決定

大好きなドラマ、Girlsがついに日本のスターチャンネルで放映開始!わーんうれしいなあ!初回は10月15日。見逃した人もケーブルテレビに入っていない人も期間限定で11月7日までBRILLIANT CINEMA CLUBにて会員登録すると第三話までの吹き替え版が無料で見られちゃいます。みんなでハマろうぜー!友情、音楽、ファッション、○○系女子的カテゴライズなど、ありがちな女子ドラマキーワーズが登場しますが、そういうのが苦手な人にも、もちろん男性にも「刺さる」素晴らしい作品です。こんな時代に20代を生きるのって、なかなかしんどい。

ちひろうさぎによるGirlsレビューはこちら→シーズン1 シーズン2

Girlsをつくったのはシーズン1開始当時弱冠25歳だったレナ・ダナム(本当はリーナ・ダナムと発音する)。NY出身、大学ではクリエイティブ・ライティングを学び、短編映画などを撮っていたところコメディ界の大物ジャド・アパトウに見出され、アメリカ大手ケーブルテレビ局HBOの連続ドラマ枠を獲得。自ら監督脚本主演をこなし一躍時代の人となった。


この大役を任された頃に書き始めたという彼女の初めてのエッセイ本、Not That Kind of Girlが9月30日に発売されました。もちろんゲットだぜ!


一部をNewYork Timesのサイトで読むことができます こちら
70年代風の装丁がかわいい。'A young woman tells you what she's "leaned"'=とある若い女子がこれまで「学んだ」こと教えます(このかぎカッコが大事)、という副題の通り、レナが自らの経験を基に同世代の女の子たちに生きるヒントを与えるというコンセプト。まだ少ししか読んでないけど、レナは思った以上にハンナ(『Girls』)なんだなあ。シーズン2に出てくるOCD(強迫性障害)との付き合いや、男の子に大切にしてもらえなかった惨めな気持ち、元カレがゲイになった話や、インターンでセクハラを受けたこと。ハンナが創作した短編の「メル友が死んだ話」も実話。シーズン2の「わたしがみんなの代わりに身体張って失敗してあげる」っていうのはレナ自身の宣言だったみたい。


自らの太っちょボディのことも。Girls開始当初からさんざん「デブだ」「デブなのになんで脱ぐんだ」と言われてきたけど、別にそんなに太ってるとは思わないし、人間裸になるのは当たり前のことだとわたしは思う。ただ「メディアに登場するにふさわしい裸体」の基準と違うというだけでアメリカ人が過剰反応してるのね(ちなみにヨーロッパでは軒並み『リアルでイイネ』という評価らしい)。それからもちろん仕事の話も。ハリウッドで女性が成功することの難しさ。なんとかして有名になれた理由を見つけようとする人たち(「プロデューサーと寝た」「親のコネ」などなど)。ここまで書いてわかるように、レナ・ダナムはフェミニズム論争の格好の的なのだ。シーズン1第3話でジェッサを激怒させるListen Ladiesや、Not That Kind of Girlの序章で「この本の元ネタ」と紹介されるHaving it All。女性が声をあげることはそれ自体特別な意味を帯びる。女性が女性に「指南」するのはどうにもウザイが、レナはそれを百も承知の上で「本を書くことで誰かが共感してくれたら自分がひとりじゃないって思える、そういう個人的な試みでもあるかな」と言う。この本でもGirlsでも、レナはかっこ悪い自分を隠さない。欠けたところを補って理想の自分に近づくのって、疲れちゃう。実際は誰もがもがき、苦しみ、恥をかき、それをどうにか消化して生きるしかない。今までのどんなドラマとも違う等身大のアンチ・サクセスストーリー、ぜひ多くの人に見てもらいたいです(広報部か)。

4 comments:

Anonymous said...

今日、VC図書館の近く歩いていませんでしたか?
青い髪が印象的だったのですが。
2人で歩いていたような。。

chihirousagi said...

週末はパーティ→二日酔いでダウン→パーティ→二日酔いでダウンの繰り返しでダウンタウンにはいませんでしたー。ドッペルゲンガー??

Anonymous said...

あり?めちゃ似てました。。。
失礼しました;;

今日からESLです。撃沈でした.

Unknown said...

Girlsわたしは三話程みましたが、はまれなかった。。。リアルすぎで痛々しくってドラマに非現実を求めている私には合わなかったのかしら。でも主人公の子はとってもチャーミングでなんとなく私に似ています(体型だけ笑
本も出しているのですねー、ちょっと読んでみようかな。情報ありがとございます!